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ライフタイムマイル90万到達 世界最長フライト ザ・ベスト10【スターアライアンス】をまとめてみました

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Sq350

ANAのミリオンマイラープログラムであるライフタイムマイルが90万マイルを超え、100万マイル到達を加速させようとした場合、直行便で飛行距離の長いフライトか効率的であるため、ベスト10をまとめてみました。

ミリオン

The King Of 世界最長フライト

現状、世界で最もノンストップで飛行するフライトはワンワールドのカタール航空のドーハ=オークランド間であり、機材はボーイング777-200LRを使用し、9,032マイルですが、2018年の10月より、シンガポール航空がシンガポール=ニューアーク間においてノンストップフライトを就航予定であり、その距離は9,534マイルとなります。このルートは前人未到ではなく、シンガポール航空は約15年前まで実現していたものの、経営上の判断で廃止していましたが、技術革新により再び就航します。機材はエアバス社のA350-900ULRという、長距離フライトにチューニングした機材であり、ビジネスクラスとプレミアムエコノミーの2クラスの運用となっています。

スターアライアンス長距離フライト・ザ・ベスト10

フライトマップ

スターアライアンスの長距離フライトベスト10は下記の通りです。

第1位 シンガポール航空SQ22/21便 シンガポール=ニューアーク

先述の通り、全世界の航空会社の中で最も飛行時間の長いフライトであり、時間は最長で18時間を越えます。フライトマイルは9,534マイルと日本からの長距離便が5-6千マイルとであるのに比較すると、フライト時間が長いのが伺えます。最高得点の9,999マイルではありませんが、偉業には間違いありません。

第2位 ユナイテッド航空UA37便 ロサンゼルス=シンガポール

2017年10月末から就航し、シンガポールとロサンゼルスとの間を往復しています。機材はボーイング787-9型機と超長距離型機でないものの、重量対策により、実現していると思われます。マイル数としては8,770マイルであり、1位とは大きな差がありますが、エコノミークラスの設定もあり、早く、安くという需要にも応えられるようにしています。

第3位 ユナイテッド航空UA101便 ヒューストン=シドニー

こちらもユナイテッド航空であり、飛行距離は8,596マイルであり、機材はボーイング787-9型機であり、通常のボーイング787-9型機とは違い、ユナイテッドチューニングが施されていると思われます。

第4位 ユナイテッド航空 UA1便 サンフランシスコ=シンガポール

ユナイテッド航空のトップナンバーを冠したフライトであり、歴史と伝統のあるフライトをボーイング787-9型機でノンストップを実現しています。マイル数は8,446マイルであり、ユナイテッド航空では、3番目に長いフライトであります。

第4位 シンガポール航空 SQ31便 サンフランシスコ=シンガポール

ユナイテッド航空1便と同じくの第4位のシンガポール航空SQ31便は同社では基幹路線でもあり、ユナイテッド航空とは対照的にエアバスA350-900を就航させています。シンガポール航空の方がサービスにも定評があり、ビジネスクラスでの選択率は高いようです。

第6位 エア・カナダ AC37便 バンクーバー=メルボルン

エア・カナダはグループを含めて世界5大陸に就航している航空会社であり、国際線のネットワークは強力であり、ノンストップのフライトも多く、同社では最長距離の8,192マイルのフライトです。こうしたフライトを実現しているのはボーイング787シリーズに機材を更新することにより実現しており、自国だけでなく、人口の多い、アメリカ・メキシコの需要も取り込むことが伺えます。

第7位 ニュージーランド航空 NZ27便 シカゴ=オークランド

南半球のニュージーランドから北半球の北アメリカ大陸の中心部までノンストップで飛行するフライト(8,184マイル)です。同社の基幹路線は連邦国の宗主国であるイギリスへのフライトですが、こちらは、ロサンゼルスに一度、立ち寄り、ロンドンに向かうフライトとなっており、ロサンゼルスでの燃料補給を前提に考えられており、同社のフラッグシップ機材であるボーイング777-300ERが設定されています。ニュージーランドからシカゴへの需要も時を経るとともに重要は増加しているようであり、ノンストップライトの就航が実現されているようです。

第8位 ユナイテッド航空 UA179便 ニューアーク=香港

2001年3月から就航しているフライト(8,065マイル)であり、成田空港がユナイテッド航空のハブ空港であった時代を変えるフライトともいえ、米国系の航空会社の成田離れが始まった時代と言えます。これは、日本の経済状況(失われた10年)と飛行機の技術革新が影響するところであり、日本の10倍近くの人口を抱え、GDPでは日本を抜いてしまった国の需要を考えると当然の流れとも言えます。

第9位 南アフリカ航空 SA203便 ニューヨーク(JFK)=ヨハネスブルグ

南アフリカというとメルカトル図法の地図を見ると遠く感じますが、日本からは直行便で8,000マイル、北米東海岸からは7,000マイル弱と地図で見るよりも近く、同フライトでは7,969マイルとなっており、現在では古い機材にあたるエアバスA340-600で就航しています。途中テクニカルランディングがないため、黄熱病などのワクチン接種の必要もなく、便利なフライトと言えます。

第10位 エバー航空 BR 51便 ヒューストン=台北

エバー航空は台湾では第2位の航空会社ですが、北米路線の充実や安全性、サービスの良さで定評があり、着実に成長している航空会社でもあり、最長路線は台北とヒューストンは7,939マイルです。北米路線は同社のフラッグシップ機材であるボーイング777-300ERで運航されており、ビジネスクラスはスターアライアンスの中でも最大級のスペースを確保しており、5スターエアラインのタイトルを得ています。

日本の航空会社のロングフライト

以上、スターアライアンスの長距離ベスト10ルートをまとめてみましたが、日本航空会社はありません。日本の航空会社の最長距離フライトはどこか確認してみました。

ANA NH179/180便 成田=メキシコシティ

ANA

日本の航空会社では現在、ノンストップで就航しているフライトでは、ANAの成田=メキシコ便がノンストップでは最長距離であり、マイル数は7,003マイルとなります。スターアライアンス上位10社と比較すると物足りない感じもしますが、日本の地理的な位置が現在の世界的な経済的流れにメリットがあるとも言えます。シンガポールは金融センターにおいては東京と比較しても優れていますが、距離としては世界の金融センターとの距離は離れており、東京はそうした意味置いてメリットはありますが、飛行機の機材の技術革新により。それがなくなった場合にどうなるか、懸念もあります。

最後に

ノンストップの長時間のフライトが技術革新により、21世紀に入り、北米を結ぶ路線を中心に拡大していますが、これは、産業の構造変化が驚異的な速度で進展している証でもあり、経済の繁栄がリンクしていると思います。個人的には、100万ライフタイムマイル達成には、こうしたノンストップフライトを利用した方が、手っ取り早いと感じつつも、日本発のフライトがほとんどないのが寂しいところであります。

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