JALのマイルでの国際線アップグレードが拡大しそうなので記事にしてみました。
JALとカンタスとの共同事業
カンタス航空のサイトのプレスリリースが出ていました。
内容としては2021年7月頃に共同事業を開始すると言うものであり、JL便とQF便相互の共同運航を拡大し、さらに日本とオーストラリア間で新ルートを立ち上げる見込みとのことです。
JAL側から見るとオーストラリアとニュージーランドの15路線のカンタス運航の路線でコードシェアが拡大するようでもあります。
コードシェア便でもJAL便名であれば、FOPはJAL扱いとなりことから、オーストラリアとニュージーランド間は比較的距離があるため、現状以上にマイル修行においても期待ができるかもしれません。
そして、マイレージサービスのメリットが強化されることに言及しており、一つとしてはJMBの上級会員のメリットであるボーナスマイル(マイルアップボーナス)がカンタス便搭乗時でも積算されることとなりそうです。
これまでアメリカン、ブリティッシュエアウェイズ、イベリア航空では既に実施しており、100%ぐらいは設定してほしいところです。
そして、もう一つの言及がアップグレードもあった点であります。
現在のJAL国際線アップグレード特典では、JAL便が運航するJAL便名のみアップグレードであります。ANAではスターアライアンスアップグレード特典と言うものがあり、自社便以外のアップグレードができるのとは対照的です。(UGできるクラスが限られるため、実際にはほとんど使ったことがありませんが)
また、ANAと共同事業を実施しているユナイテッド航空について、ANA上級会員に配布されるアップグレードポイントを利用してユナイテッド運航のフライトをアップグレードもでき、こうしたことが出来るようになるかもしれません。
JALのマイルでカンタス運航便のアップグレードできるとなると選択肢も増えそうです。特にFOPの計算が1.5倍のオセアニア区間だけあり、興味は高いところであります。
こういうプレスリリースは同日同時間に両社がともに開示するものですが、執筆時点ではカンタスのみとなっていました。
カンタス航空のビジネスクラス
カンタス航空のビジネスクラスについてまとめてみました。日本線に良く運用されているA330やB787-9ではシートはスタッガード配列となっています。シートピッチは73~86インチであり、シート幅23インチであり、フルフラットになるスイートタイプであります。
実現すればJMBマイル修行の楽しみが増えそうで期待してしまいます。
また、実際どういう運用になるのかわかりませんが、アップグレードできる便名が増えるとなれば、これまでよりもアップグレード成功率が上がる可能性もあり、早く具体的な内容を見てみたいところです。
最後に
JALとカンタスの共同事業と言う大きな話でありますが、国際線に乗れない状況が続くと現実感がなく感じてしまいます。さらに四季が逆転している日本とオーストラリアではなかなか簡単に行き来できるようになるのか疑問でもあります。
早くJALマイルでQF便のビジネスクラスにアップグレードできる時代が来て欲しいところであります。