JALのビジネスクラス海外発券において、東京で滞在可能な大型案件がありましたので、まとめてみました。
JALのデリー発券
JALのデリー発券はANA同様に北米向けに設定されていますが、オーストラリアも安い運賃が設定されています。ANAではありえませんが中々、面白い運賃といえます。
直行便では6,322マイルですが、東京を経由することで8,747マイル(+38.4%増)も遠くなります。普通は嫌悪したくなり、その効果もあり、運賃が安いといえます。
欧米からのオーストラリアのルートは「カンガルー・ルート」と言われており、インドからのルートでは「カンガルー・カレー・ルート」とも言えそうです。(安直ですいません)
さらに、バンガロールにも就航する予定であり、バンガロール発券にも注目したいところであります。
旅程
デリーとメルボルンを2回の旅程に分けます。
一度デリーに行き、東京に戻ります。翌週メルボルン単純往復をして東京に戻ります。さらに翌週、再びデリーに向かいます。
今回のチケットでは5/26(日)にデリーから東京、5/31(金)に東京からメルボルン、そして復路は6/2(日)となります。最後は6/8(土)にデリーに再び向かいます。
機材はいずれもボーイング787型機。全行程スカイスイートのビジネスクラスとなります。
運賃
運賃は約314,955円
予約クラス 全区間Xクラス(125%)
FLY ON ポイント
FOPはデリー、メルボルンともに搭乗倍率が1.5倍ということで大型案件となります。
FOP合計 34,402FOP
(FOP単価9.29円)
となります。
日本からのデリーまでのルート
デリー発券のため、知り合いのプライベートジェットで連れていってもらう人以外は自分で、日本からデリーまでのチケットが必要となります。
日本からデリーまではLCCの直行便はなく、フルサービスキャリア利用の方が時間的には良さそうです。
日本発有償チケットを購入するのが良いか
ワンワールドのフルサービスキャリアでは、直行便のJAL、クアラルンプール経由のマレーシア航空、コロンボ経由のスリランカ航空が時間とコストでメインとなりそうです。
今回のデリー発券のチケットに合わせる場合、航空会社ごとのエコノミー運賃は下記のとおりとなります。
JAL 12.1万円 S/Vクラス
マレーシア航空 9.1万円 L/Nクラス
スリランカ航空 9.1万円 Lクラス
JALは50%加算(片道当たり400ポイント付与)、マレーシア航空は25/0%加算、スリランカ航空は50%加算となります。スリランカ航空の方が遠回りで安いため、積算するFOP単価は良いと言えますが、直行便のJALの方がすぐに日本に戻る旅程でもあるため、無難といえます。
しかし、FOP単価は20円近くなり、持ち出しをするにはちょっと気が引けるチケットでもあります。
マイルを活用する方法
- そこで、貯まっているマイルがあれば、それをeポイント特典に交換して8万マイル=12万円相当にして、持ち出しをセーブすることも可能です
- 一方で、8万マイルというとベースの特典航空券では、日本とデリーをビジネスで往復できてしまいます。プレミアムエコノミーの場合は同条件で5万マイルとなります。
- 割の悪い有償チケット且つ、狭いエコノミーで我慢するよりは、特典航空券で上級クラスを利用したほうがよさそうです。
日本初片道特典航空券+デリー発券を複数組み合わせて日本に戻る方法も
- また、あまりマイルがない場合でも、JALの場合、片道の特典航空券発行が可能という特徴があります。
- 日本とデリーはプレミアムエコノミーで2.5万マイル、ビジネスで4万マイルがベースとなります。ひとまず、片道でデリーまで行き、オーストラリアまで往復して東京に戻ったころに、デリーから日本に戻る片道のチケットを購入する(DEL→KUL,KUL→TYO)方が安くなるといえます。
- 今回はインド入国は1回で済みそうですが、インドに再入国するまであける時間(アライバルビザは60日以内)やパスポートの残存期間(6か月間)については注意してください。
最後に
JALの日本接続の運賃はANAと違い、まだまだ、面白いルートが多いといえます。こうしたルートを探し、FOP単価が低い大口案件を見つけて、実現可能か精査して、JGCまたはJALダイヤモンド修行をするのも、新たなJGC修行のステップになるかもしれません。