羽田発アメリカ・ロッキー山脈山麓のコロラド州の州都であるデンバー往復のプレミアムエコノミーが単価が凄いため、まとめてみました。
デンバー往復は太平洋経由か大西洋経由か
デンバーはアメリカでは西側に位置する都市であり、標高が高い都市でもあります。Mile High Cityと呼ばれ、およそ1,600mの高地に位置しています。コロンビアの首都のボゴタ(2,600m)程ではないものの、日本では考えられない高地に大都市があるというのは珍しいかもしれません。
日本からデンバーへの直行便は現在はありませんが、コロナ禍前はユナイテッド航空が東京との間を直行便を飛ばしていました。
そんなこともあり、ユナイテッド航空中心ではあるものの、隠れたスターアライアンスの牙城でもあります。
今回、フィーチャーしたルートは時間の短い太平洋路線ではなく、羽田⇒ウィーン⇒トロント⇒デンバーという路線と地球儀を見て感じられるルートでもあります。
ANA+エアカナダ プレミアムエコノミー往復
今回は2021年1月末から2月にかけての往復となります。運休がなければ実行可能なルートなのですが、こんなご姿勢であり、参考としていただければと思います。
その時期のデンバーは寒く、日によっては雪にも見舞われるかもしれません。ホットワインが欲しくなるかもしれません。
羽田をANAで丑三つ時の2時前に出発し、ウィーンには朝6時に到着します。夜中に出発して、朝6時着なので、ぐっすり眠ると4時間程度に感じられるのも良いルートでありますが、寝つけないと日光を浴びないままであり、疲労感がいきなり積もってしまう旅程でもあります。
ウィーンでは4.5時間の乗り継ぎでエアカナダでトロントに向かいます。フライト時間は9時間超と中欧からは結構距離があります。トロント到着は昼過ぎであり、乗り継ぎ時間は2時間40分あり、ラウンジが利用できればまったりと過ごせますし、そうでないとしても空港内で遅い昼ご飯はいただけそうです。
そして、行きの最終フライトもエアカナダであり、デンバー到着は18:12であり、一応、時差を味方につけて、当日着であり、ホテルまでのチェックインもあまり遅くなることはなさそうです。
復路は2月1日の夕方にデンバーを出発し、トロントには日付が変わる手前に到着します。トロントでは18時間近い乗り継ぎ時間があり、ホテルはレイトチェックアウトでぐっすり眠りたいところであります。
翌日の夕方にトロントからウィーンまで大西洋を横断します。ウィーン到着は朝9時前であり、乗り継ぎ時間は3時間であります。非シェンゲン条約同士の乗り継ぎのため、パスポートコントロールはないので、ラウンジ利用ができればラウンジ直行がベストと言えます。
最後はANA運航便で羽田を目指します。羽田到着は2月4日の朝7時前と出発から3日経過した日程であります。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃
運賃 168,860円
運賃はエクスペディアで出てきた運賃であります。エクスペディアはOTAなので、航空会社直発券とは異なりますが、上記のような複数のキャリアをミックスした運賃で安いものがたまにあるので、魅力的とも言えます。
予約クラス
HND⇔VIE間(実質ANA区間) Nクラス(70%+400PP)
VIE⇔YYZ区間(エアカナダ区間) Nクラス(100%+400PP)
YYZ⇔DEN区間(エアカナダ区間)Qクラス(70%)
ALL NIPPON区間は70%であるものの、AC大西洋区間は100%と善戦しており、遠回りという事もあり、結構なプレミアムポイントが期待できます。
プレミアムポイント
プレミアムポイントは下記のとおりです。
ANA区間 8,778PP
AC区間(大西洋) 9,460PP
AC区間(北米内) 1,841PP
合計 20,079PP
プレミアムポイント単価は8.41円/PPであり、プレミアムエコノミーとしてはまだまだとも言えますが、貯まるプレミアムポイントが2万超であり、貯まるマイルも国内線オンリーでは考えられないので、やはり国際線強しといったところです。
最後に
デンバーはロサンゼルスやサンフランシスコほど西西していませんが、アメリカでは西側に位置し、大西洋を跨いでフライトすると結構なマイル数を稼ぐことができます。
プレミアムエコノミーの陳腐化も進んでいますが、100%積算や400PP積算もあるので、まだまだ単価を下げる力は強く、遠回りをプレミアムエコノミーにすれば効果は大きいという結果となります。
今回はコロナ前の日常でで考えてみましたが、早くそうした日常が来ることを期待するところです。