ANAのビジネスクラスとファーストクラスの特典航空券の空きを比較してみました。
ホノルル線ビジネスクラスとファーストクラス全線の座席数
特典枠を除き、日本発の1日あたりのホノルル線のビジネスクラスの座席数と、ファーストクラス全線の座席数を比較してみました。
ホノルル線
ホノルル線は成田が1日2往復、羽田1往復運航されており、機材はボーイング787-9型機です。ビジネスクラスの座席数は40席タイプと48席タイプがあり、平均すると44席です。44席×3便となり、合計132席となります。
ファーストクラス全線
ANAのファーストクラスが東京(羽田・成田)毎日、就航されている路線は下記の通りです。
ロンドン1往復
フランクフルト2往復
ロサンゼルス3往復
サンフランシスコ1往復
シカゴ2便
ヒューストン1往復
ワシントン1往復
ニューヨーク2往復
合計13往復運航されています。機材はすべてボーイング777-300ER型機です。ファーストクラスの座席数は8席となり、合計104席となります。座席数はハワイビジネスクラスと匹敵します。
7月から10月の特典航空券空席状況
7月から10月までの期間の特典航空券の空席状況を最優先されるダイヤモンド会員で比較してみました。
ホノルル・ビジネスクラス
羽田・成田発着のビジネスクラスの空き状況は下記の通りです。
成田発
7/9, 7/15, 7/17
羽田発
7/15, 7/16
すべて成田着
空席待ち
羽田着
すべて空席待ち
直近でのみ空席しかないのはキャンセル待ちや有償での購入状況で空きが多いためのようであり、空席待ちを入れていかないとなかなか特典航空券は獲得できない状況にあります。
ファーストクラス
羽田・成田発着のファーストクラスの空き状況は下記の通りです。
羽田・成田発
10/11(ヒューストン行)
羽田・成田着
7/17(ヒューストン発), 7/20(ニューヨーク発)
7/23(ヒューストン発), 7/24(ヒューストン発)
7/30(シカゴ発), 7/31(シカゴ発)
8/7(シカゴ発), 8/8(ヒューストン発)
8/12(シカゴ発), 8/13(ヒューストン発)
8/20(ヒューストン発), 8/21(ヒューストン発), 8/23(ヒューストン発)
9/3(シカゴ発), 9/4(ヒューストン発)
10/1(シカゴ発)
10/21(ヒューストン発), 10/28(ヒューストン発), 10/31(ヒューストン発)
上記以外は空席待ちであり、日本発はヒューストン行きが1日空いているのみです。一方で、海外発はヒューストン便の空きが多く、次いでシカゴ便の空きが多くなっています。
特典航空券に必要なマイル数
ANAの特典航空券は往復での発券が必要ですが、往路と復路でクラスが異なる場合、各クラスのシーズンにより、必要なマイル数を半分にしてクラスごとに合算するため、1区間当たりのマイル数を比較してみました。マイル数は下記の通りです。
1フライトあたり | ビジネス | ファースト | ||
---|---|---|---|---|
レギュラー | ハイ | レギュラー | ハイ | |
ハワイ | 32,500 | 34,000 | - | - |
北米 | 42,500 | 45,000 | 75,000 | 82,500 |
欧州 | 45,000 | 47,500 | 82,500 | 90,000 |
※7月から10月末のうち、ハイシーズンは欧米が7/26~8/20、ハワイが7/27~8/20であり、それ以外はレギュラーシーズンです。また、ホノルル線は2019年春よりファーストクラスが設定されますが、今回は2018年7-10月の比較のため、空白としています。
マイル数を比較すると圧倒的にファーストクラスが高く、人気路線、且つマイル数が少なくて済むハワイのビジネスクラスの予約が取りにくいのがわかります。
レアチケットを獲得するには
異なるクラスを組み合わせる
どうしても、ファーストクラスに搭乗したい、ハワイにビジネスクラスで行きたい場合は、ファースト+ビジネス、ファースト+エコノミー、ビジネス+エコノミーで組み合わせるのが良いと思います。優雅なファーストとエコノミーを組み合わせるのは何ともという感じもありますが、北米であれば、行きは偏西風で飛行時間が少し短くなり、帰りは逆に飛行時間が長くなり、空きの多い、復路をファーストクラスにすればファーストクラスに長く搭乗することも可能です。
地道に検索をつづける
キャンセルや特典枠開放は度々あり、毎朝早く起きて、検索してみるのもよいかもしれません。多忙なスケジュールの人は厳しいかもしれませんが、自分で予定を立てやすい人は特典航空券発券ギリギリまで待つというのも方法かもしれません。
最後に
特典航空券においては、ハワイ・ビジネスクラスもファーストクラスも獲得するのは厳しいですが、ハワイ・ビジネスクラスの方が難易度は高く、来年就航のA380-800の登場に期待するところであります。また、往路と復路でクラスを混在させれば、ファーストクラスも可能であり、粘り強く調べることがマイラーの基本かもしれません。