最新型機のエアバスA350-1000について、まとめてみました。
A350-1000について
A350-1000はエアバスの最新世代のエアバスA350XWBファミリーにおいて、胴体を長くして、乗客を多く搭乗できるようにした仕様であり、最近は良く搭乗できるエアバスA350-900型機の拡張版と言えます。ボーイングが787-8型機の胴体をストレッチした787-9型機やさらに、胴体を延長した787-10型機がカウンターパートと言えます。
性能
エアバスA350-1000型機は900型機よりも胴体を6.8m伸ばし、乗客数を350~412名としており、ボーイングの燃費の良い、ボーイング787-10型機を凌駕し、乗客数ではーイング777-300ER型機をライバルとしても考えられています。エンジン推力はA350-900よりも11%以上向上させており、航続距離は8,000マイルを越えます。
導入実績
カタール航空が最初に導入し、キャセイパシフィック航空が2018年9月より香港=ワシントン・ダレス空港をノンストップで就航する予定となっています。また、日本の航空会社では、JALが同機の導入を決定しており、日本の空にエアバスが多くなる日が近づいています。
最新のエアバスA350-1000にいち早く乗るには
カタール航空は既に導入していますが、日本からの場合、ドーハまで行き、そこからの乗り換えのため、トータルの距離は長くなり、運賃は高くなります。キャセイパシフィック航空の場合、香港=ワシントン・ダレス空港就航後は香港経由で搭乗することが可能であり、キャセイパシフィック航空を利用するのがベストと言えます。
発券地はどこが良いか
日本人としては日本発の運賃が一番安いのが良いのですが、検索するとそうした結果はなく、プレミアムエコノミーでは北京発香港経由のワシントン往復が一番安いようです。
プレミアムエコノミー 北京=ワシントン・ダレス往復
旅程
旅程は下記の通りです。
香港とワシントン間はエアバスA350-1000型機、香港と北京はエアバスA330-300とボーイング777-300ER型機と全旅程で、いずれもワイドボディ機仕様となります。
運賃・予約クラス
運賃は日本円で約176,384円となります。予約クラスはJALマイレージバンクでは70%加算となります。
積算マイル・FOPポイント
積算マイルとFOPポイントは下記の通りです。
フライト | 区間マイル | 積算マイル | FOP | ||
10月7日 | PEK | HKG | 1,234 | 864 | 864 |
10月7日 | HKG | IAD | 8,153 | 5,707 | 5,707 |
10月12日 | IAD | HKG | 8,153 | 5,707 | 5,707 |
10月13日 | HKG | PEK | 1,234 | 864 | 864 |
合計 | 18,774 | 13,142 | 13,142 |
積算マイルは13,142マイルであり、FOPは13,142となります。FOP単価は13.42円です。
キャセイパシフィック航空のA350のプレミアムエコノミーの仕様
キャセイパシフィック航空のA350のプレミアムエコノミーは同社の他のプレミアムエコノミーの他の機材と違うのは通常38インチであるところが40インチとシートピッチが2インチ(5cm)ほど広くなっているのが特徴です。シート幅は変わりませんが、シートピッチが少しでも広いのは良いことであり、長距離フライトでは特にメリットが有ると思います。38インチの壁を破り、40インチにしたのはキャセイパシフィック航空の英断であり、今後のプレミアムエコノミーに変革をもたらすかもしれません。
最後に
近年の最新型の航空機の登場により、航続距離や燃費、機内での居住性の改善などこれまでの飛行機の常識では、計り知れないサービスの提供が着々と進んでおり、こうした情報に敏感になり、お得に快適な旅行をすることが、旅行好きにとってはメリットが有ると言えます。