ANAプレミアムクラスアップグレード料金を路線別に整理してみました。知らないと損をすることもあります。
プレミアムクラスアップグレード料金
ANAではプレミアムクラスの空席対策として、普通席からプレミアムクラスへのアップグレード制度があります。
普通席からは割引運賃でもマイルを利用した特典航空券でもアップグレード可能であり、特典航空券以外の有償運賃でアップグレードした場合はマイルの積算率がアップ(+50%)します。
方法としては、事前(ANAwebサイト)または当日に空港カウンターでアップグレードができます。事前は2日前の午前0時から手続きが可能です。幹線ではすぐに埋まってしまうので、2日前の午前0時に画面と睨めっこしても手続きをした方が良いです。
注意点としては当日アップグレードの場合は、事前と比較して1,000円高くなるのでできればwebサイトで前日まで手続した方が良いです。
アップグレード料金一覧(～2022年10月29日搭乗分)
料金別の路線一覧は以下のとおりです。カッコは当日料金です。
14,000円(15,000円)
札幌 福岡 佐賀 沖縄 宮古 石垣
大阪(伊丹・関西・神戸) 名古屋 福岡 沖縄
仙台
幹線が占めています。以前は8,000円だったものが一気に値上げして現在に至ります。
名古屋=札幌は距離の割にかなり高い印象があります。
10,000円(11,000円)
大阪 広島 岩国 松山 大分 熊本 長崎 宮崎 鹿児島
沖縄 宮古 石垣
沖縄 宮古 石垣
沖縄 宮古
羽田発着では大阪と福岡(佐賀含む)以外の九州路線が入っています。名古屋については札幌が14,000円にもかかわらず、沖縄が10,000円となっています。
7,000円(8,000円)
稚内 紋別 中標津 釧路 函館 名古屋 岡山 山口宇部
鳥取 米子 萩・石見 徳島 高松 高知
函館 青森 秋田 仙台 福岡
女満別 旭川 函館
静岡 岡山 広島
新潟 静岡 広島 岩国 高松 松山 熊本 長崎
7,000円の路線は沖縄発着がポイントであります。期間は限定されるものの新潟や静岡は羽田や名古屋に匹敵する距離にもかかわらず、アップグレード料金は7,000円と割安であります。頻繁に往復するのは厳しいところではありますが。
注意点としてはANAグループ便でもジェット機でない運航があり、その場合はプレミアムクラスの設定がありません。
また、エアドゥやソラシドエアが運航のコードシェア便の場合は、プレミアムクラスの設定がありません。
5,000円(6,000円)
大館能代 秋田 庄内 仙台 新潟 富山 小松 能登 八丈島
福島 新潟 萩・石見 大分 熊本 長崎 宮崎 鹿児島
秋田 仙台 新潟 松山 福岡 熊本 長崎 宮崎 鹿児島
青森 秋田 仙台 福島 新潟 富山 小松
小松
羽田以外のほとんどの路線はプロペラ機かコードシェア便が多いので一応設定だけがあると言った感じであります。
ただし、運航日が限られますが、札幌=富山、札幌=小松は距離のわりに安く抑えられています。
3,000円(4,000円)
松山 高知
利尻 稚内 女満別 根室中標津 釧路 函館
対馬 五島福江 宮崎
宮古 石垣
3,000円の路線は沖縄=石垣、宮古は有名であります。東京と大阪ぐらいの距離はあるものの3,000円であり、割安であります。
また、季節便の札幌=利尻便はジェット機で運航されるため、プレミアムクラスの設定があったりします。
最後に
ANAのプレミアムクラスのアップグレード料金は距離に比例しているように見えますが、利用者が多い幹線ではかなり高く設定しています。
需要が高いので、アップグレード料金を高くしても利用者が後を絶たないということかもしれません。
幹線と非幹線で食事メニューや座席のグレードは違うものの、格差ができた当初は食事など力を入れいた感じはありましたが、現在はあまり差がないようにも感じます。
そう考えると、距離は長いもののアップグレード料金が割安な区間もあります。時期によりますが、時間があれば(例:札幌=名古屋を札幌=静岡にして)地上交通を活用してみるのも良いかもしれません。
