ANAの羽田空港の国内線ラウンジのリニューアルはいつになるのか考えてみました。
ANA羽田空港国内線ラウンジの概要
2021年時点でANAの羽田空港国内線(第2ターミナル)のラウンジは3か所となります。
ANAラウンジは2か所あり、本館北と言われる保安検査場Cの近くにある場所と本館南と言われる保安検査場AとBの間にある場所の二か所となります。
そして、ダイヤモンド会員が利用できるANAスイートラウンジはANAラウンジ本館北の上階(4階)に存在します。トリップアドバイザーの口コミによると4階に上がるエスカレーターにのるとランクの上を感じると言うコメントがありました。これがなぜ検索上位に来るのが不思議ですが、飛行機にあまりに乗っていないとそんなものかもしれません。
リニューアルはいつか
個人的には2008年からダイヤモンド会員を維持していますが、羽田のANAラウンジを利用した記憶がほとんどなく、国際線や伊丹などはかなり以前にお初を利用した記憶はありますが、結構時間が経っているのではないかと感じてしまいます。
実際、アイボリー色のレザーシートなどはかなり味が出ており、豪華ではあるものの、逆にここ数年で新設、または改装された伊丹、福岡、新千歳、那覇空港と比較すると広さは断トツですが、それ以外はそろそろ、リニューアルをしないと素人目にも感じてしまいます。
目には見えませんが、横に併設されている国際線のラウンジが隈研吾氏監修で、使われないままあるのを考えると何とも微妙であります。
使われていない国際線ラウンジの活用は?
ANAでは2020年3月末から国際線路線を大幅に拡大して、それに備えて国内線専用ターミナルであった第二ターミナルを国際線と兼用とし、そのために大掛かりな増築を実施(所有者は日本空港ビルデングでありますが)したものの、開業の一週間後には初めての緊急事態宣言という何とも悲運でありました。
その後、国際線はそれまでの国際線ターミナルである第三ターミナルに寄せてしまい、第二ターミナルはずっと閉鎖されており、活躍したのはドラマ半沢直樹ぐらいであります。
そんな第二ターミナルの国際線ゾーンにはANA専門のラウンジだけで3つあります。一つは国際線出発専門のANAラウンジ、そして、ファーストクラス・ダイヤモンド会員向けのANAスイートラウンジ、そして、羽田では新登場な国際線到着利用客専門のアライバルラウンジとなります。
アライバルラウンジでは、足湯まで設備として用意され、おもてなしJAPANの象徴なようなところでしたが、使われずに枯れてしまいそうな勢いです。
前述した改装中は、ANAラウンジはアライバルラウンジ、ANAスイートラウンジは国際線のスイートラウンジを国内線スイートラウンジで用いると言うのも手かもしれません。
導線を考えるとADO便などの北海道方面や離れ児島のバスラウンジまでアクセス距離は伸びるものの、国内線ラウンジを改装中の利用は良いかもしれません。
ある意味、コロナ禍の間にスムースに改装出来つつ、豪華な国際線のラウンジを利用できるとなると利用者の拡大もできそうです。
JALは国内線と国際線のターミナルは分かれており、導線を造ること自体厳しいため、苦肉の策ですが、実現性は高いとも言えます。
でも、国内線ラウンジの改装へのコストに対して、首を縦に振るか存在が誰かというのが問題となりそうです。
最後に
国際線機材を国内線に本格的に投入したり、機内食を冷凍でネット販売したり、非航空利用をプレミアムポイントのアシストにしたりと、厳しい台所でありつつも、それが現実ではないような企画を続々と出しているANAの次なる施策はラウンジかもしれません。
休眠している国際線ラウンジの活用は設備効率にもなりそうですし、スムースな国内線ラウンジのリニューアルにも一役買うかもしれません。