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デルタ スカイマイル ステータスマッチ チャレンジでプラチナに挑戦

デルタ航空

デルタ航空のマイレージサービスでは、スターアライアンスやワンワールドの頻繁に飛行機を利用し、上級会員になっている人向けに、鞍替えを目的として、期間限定で、スカイマイルの上級会員を提供する「ステータスマッチ」があり、深堀してみましたので、お伝えします。

スカイマイル・ステータスマッチ・チャレンジ

デルタ スカイマテル

スカイチーム以外の航空連合の上級会員向けに同等の上級会員資格を期間限定で提供し、利用してみてサービスが良ければ、本格的にスカイマイルを利用することで、通常の資格獲得条件よりも低いハードルで、1年以上の上級会員資格が得られる制度です。

日本の航空会社の上級会員とデルタ・スカイマイルの対照表は下記の通りです。特典が厚いのはゴールドメダリオン以上であり、ANAではあれば、プラチナかダイヤモンド、JALであれば、サファイアかプレミア、ダイヤモンドの会員の方がステータスマッチの実施によるメリットがあると思います。

3か月以内の所定の条件をクリアすれば、最大1年半近く上級会員資格をキープ

お試し期間は3か月間ですが、その間に通常のスカイマイルよりも緩い条件を達成すれば、1年以上、上級会員の資格を維持できます。現在、公表されている条件は下記の通りです。

ANA ブロンズ プラチナ ダイヤモンド
JAL クリスタル サファイア プレミア
ダイヤモンド
 
デルタ シルバー ゴールド プラチナ

 2017年7月1日以降にステータスマッチ・チャレンジを実施し、条件をコンプリートすれば、2019年1月31日までステータスが維持できます。現在は一年の計を決める(もう遅いかもしれませんが)時期ですが、今から実施すると1年程度しかステータスのメリットを受けられないため、次年度のチャレンジが判明する時期、2018年春頃まで様子を見て、判断した方が良いと思います。仮に現在と同様のチャレンジが発表された場合、2018年7月以降にチャレンジを実施し、2018年までに必要な条件をコンプリートすれば、2020年1月31日まで、約1年半近いステータスを享受できます。

上級会員資格キープのための条件

お試し期間の3か月間は何もしなくても、スカイチーム便に搭乗すれば、ゴールドメダリオン会員としてラウンジの利用や優先搭乗も可能ですが、その後1年以上資格をキープするためにはスカイチーム便の一定の距離または回数を搭乗する必要があります。以下は資格別の条件は下記の通りです。

上級会員維持条件

MQMとはプレミアムポイントやFLYONポイントに近い存在であり、搭乗する予約クラスと距離に応じて算出されるものであります。一方で、MQSは搭乗回数であり、短距離でも長距離でも1回としてカウントされます。ステータスマッチ・チャレンジでは、通常の上級会員資格と同様に一年以上、資格が得られるにもかかわらずに、それを達成するために必要なハードルが低いため、チャレンジする価値はあると思います。  

ANAダイヤモンド会員がスカイマイルを目指す場合

ANAのダイヤモンド会員がスカイマイルのプラチナメダリオンにステータスマッチされ、1年超のプラチナステータス確保にチャレンジする場合、二つの方法が考えられます。

デルタ・ワンのビジネスクラスを利用し、早期にMQMを獲得する

デルタワン

デルタ航空が日本から就航している北米路線(アトランタ、ポートランドなど)へエコノミーで往復するの手段ではありますが、太平洋横断には時間もかかり、体力も消耗します。デルタ航空は成田をハブとして以遠権を保有しており、上海、マニラ、シンガポールなどに就航しています。特に、東京=マニラ間のビジネスクラスは時期によっては安く、効率的にMQMを獲得できます。また、上海発の東京経由シンガポール往復のデルタ・ワンは割安であり、最安の場合、一度のフライトで13,000以上のMQMを稼ぐことができます。総額20万円以上必要ですが、この2回の旅程で、プラチナステータスの延命が可能となります。優雅なビジネスクラスのフライトにて疲れ知らずで、プラチナチャレンジにコンプリート出来ます。  

 

以遠権フライト

スカイチーム

もうひとつは回数を稼ぐことにより、プラチナメダリオンを延命する方法です。デルタのホームページでは、現在25回必要とあり、この場合、フライト当たりの単価を抑えることが重要であり、比較的運賃が安い、以遠権のフライトの活用や乗り継ぎの多いフライトを利用するのが得策かと思います。スカイチーム以遠権フライトとは自国以外から第三国に到着するフライトであり、以下のスカイチーム・フライトが以遠権フライトとしては割安であります。

KLM クアラルンプール=ジャカルタ(時期によりますが1フライト単価6,000円程度)

KLM シンガポール=デンパサール(時期によりますが1フライト単価8,000円程度) 

アジアにはハブ空港を持つスカイチームエアラインを利用する

仁川やホーチミンやハノイや台北をハブとする大韓航空やベトナム航空やチャイナエアラインを利用し、フライト回数を稼ぐ方法です。この場合、フライト時間が短くフライト回数が多い旅程がポイントとなります。大韓航空の福岡=上海は1フライトあたり7,500円程度であり、土日で往復利用可能です。チャイナエアラインの那覇=高雄は時期にもよりますが、1フライト当たり8,000円程度であり、土日でカバー可能です。ハブを経由することで1回の旅程で4回のMQSが獲得できます。

最低のフライト単価で考えると25回×5,000円であり、125,000円程でプラチナステータスが延命できます。回数を稼ぐ場合、クアラルンプールやシンガポール、福岡、那覇に行く必要があり、ANAやJALの上級会員狙いと兼ねて実施するか、ANAやJALマイルを利用した特典航空券を利用してアクセスすることが考えられます。 

最後に

以上のような方法でゴールドまたはプラチナメダリオンを延命させる場合にも、ゴールドまたはプラチナメダリオンとして活動できるため、ラウンジ利用や優先搭乗ができ、比較的快適に活動ができます。デルタのプラチナメダリオンがどれほど良いサービスなのか不明ですが、ANAとJALのダブルダイヤモンド会員の紫ダイヤとは違った経験ができ、関心が高いステータスマッチプログラムです。次回の条件を見て、検討するのもいいかもしれません。

デルタ

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