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ZIP AIR 遂に旅客便就航 ソウル発券のFull-Flat運賃を確認してみた

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JALの子会社の国際線LCCのZIP AIRですが、新型コロナの影響で就航が遅れ、貨物便からのスタートとなりましたが、ようやく人が乗れる旅客便が就航することとなりました。そんな中で海外発券のソウル発運賃を調べてみましたのでお伝えします。 

ZIPAIRのビジネスクラス「ZIP Full-Flat」

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ZIP AIRの機材はボーイング787-8であり、全座席は290席とJALやANAの同型機が200席前後と比較するとLCCという感じがします。

国内線のANAの788は340席前後あるので国際線と言う感じはしますが。

そして、同社では18席のみプレミアムなクラスである「ZIP Full-Flat」を設定しています。シートはマイルドヘリンボーン配列であり、座席はフルフラットベッドになるタイプであります。シート配列は2-2-2配列の3列となります。

ANAの国内線のボーイング787-9型機のプレミアムクラスが2-2-2配列で縦3列と18席では同じであり、「ZIP Full-Flat」の空間はそれほどないようです。

また、シートモニターはない一方で、Wi-Fiが装着されているため、退屈になることはなさそうです。

もっとも、成田=ソウル間ではうたた寝をしていると過ぎてしまうくらいなので、ZIP Full-Flatに搭乗したら、横になって寝るのが良いかもしれません。

ソウル線のスケジュール

ソウル線のスケジュールは下記のとおりです。

10月16日~23日(火・金のみ運行)

ZG41  NRT  9:15 ICN 11:50

ZG42  ICN   13:30 NRT 15:55

10月27日~3月26日(火・金のみ運行)

ZG41  NRT 8:40 ICN 11:15

ZG42  ICN 12:40 NRT 15:05

ZIP AIRの2レターコードはZGであります。仁川での折り返し時間は85分とタッチはできそうなスケジュールであります。ZIP AIRでタッチをしても何も報いはありませんが。

ソウル発券の運賃を確認してみました

ソウル発券と言えば日本発券よりも安く、特にプレミアムなクラスではそれが顕著であり、ZIP AIRのソウル発券を確認してみました。

ソウル発券

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旅程的に発券が可能なソウル→成田の片道のスタンダードとFull-Flatを調べてみました。システム上は10/23までしか表示されていないため、10/23で比較してみました。

スタンダード

運賃は日本円で約13,617円となります。

Full-Flat

運賃は約35,685円となります。

ちなみにソウル発券での往復は先の予約が出てこないため、往復での運賃は23日発券では無理となります。また、10月23日にソウル発券東京タッチをしようとしても1日1往復のため、無理となります。

成田発券

f:id:dantra:20201009071627j:plainでは逆の成田発券を比較してみます。

スタンダード

運賃は11,660円となります。ソウル発券のスタンダードと比較すると成田発券の方が安くなります。

Full-Flat

運賃は33,660円となります。こちらも成田発券の方が安くなります。現時点では日本人のビジネス需要しか望めないのか、ソウル発券は高くなっています。

ちなみに成田発券の往復は下記のとおりです。

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運賃はFull-Flatで70,933円となり、片道の組み合わせよりも高くなります。片道での商売であるLCCとはいえ、往復が高くなるのはいかがかなと思いますが、よくわからない日本人向けに設定しているのかもしれません。

ソウル発券のJALやANAのビジネスクラスと比較しても機内食などがオプションとなっている点を考慮すると、Full-Flatはあまり安い印象はありません。

シートとしてはJALやANAよりもスペックは高いため、何とも言えませんが、ライバルはマイルやステータスポイントが貯まることを考えるとちょっと高めかもしれません。

最後に

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現在は有事下とも言え、運賃設定はアグレッシブではないため、単純に比較できませんが、ソウル発券の効果はないと言えます。

また、ソウル発券の他社(JAL,ANA)と比較しても安いとは言い難く、まずは利益を確実に積み上げていくというのが見えます。

厳しい船出と言えますが、企業としては採算をリアルタイムでチェックして、地道に運行を積み重ねていのが、今の時代は王道なのかもしれません。 

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