先日、モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港にあるエア・カナダ「メープルリーフ・ラウンジ」を利用しましたので、お伝えします。
基本情報
基本情報は以下の通りです。
■オープン時間: 明記はありませんが、国際線発着時間に対応しているようです。
■広さ1,022㎡、座席数259
■サービス内容:トイレ、シャワールーム、ビジネスサポート環境、新聞・雑誌、食事、バーカウンターなど
ラウンジ入室基準
①エアカナダ・ビジネスクラス利用者
②アルチチュード スーパーエリート100K、エリート75K、エリート50K会員
③スターアライアンス ゴールド会員
④エア・カナダ メープルリーフ・クラブ会員
⑤アメリカン・エキスプレスのAeroplanPlusリザーブ、プラチナ、法人向けプラチナカードのいずれかのホルダー
⑥TD/CIBC Visa Infinite、Infinite PrivilegeおよびSmall Businessカードのホルダー
⑦ラチチュード運賃またはフレックス運賃をaircanada.comにて予約し、事前に同サイトにてメープルリーフ・ラウンジの利用券を購入したエア・カナダ利用者
※同行者に関しては、スターアライアンスゴールド会員(AC*G含む)は1名無料、その他資格者及びスターアライアンスゴールド会員の同行者が2名以降の場合は1名につき、午前11時までが15CAD/USD,午前11時以降が25CAD/USDが必要(⑥に関しては、aircanada.comにて事前購入が必要)
場所
国際線ターミナル52番搭乗口付近にあります。このほか、モントリオール空港には、国内線用とアメリカ行き用のラウンジがあります。
地図(エア・カナダサイトより引用)
毒吐レポート
ラウンジ入口
ラウンジ全景
2016年12月にリニューアルオープンし、カナダやケベック州をモチーフとしたデザインとなっています。壁一面の窓から飛行機を眺めることもできます。受付は出発階にあり、ラウンジはそこから上階に階段がエレベータにて上がります。
奥行きはかなりあり、最大250人が着席できるということです。
デザイン・インテリア
エア・カナダがかなり力を入れてリニューアルしただけあり、開放的でスタイリッシュな空間となっています。同社では顧客体験価値を高めるためラウンジの改装に力を入れているそうですが、まさにその通りです。北米の空港ラウンジと言うと休憩所のイメージがありましたが、このラウンジはそうしたイメージを払拭させてくれます。
ファシリティ
個室ブース


写真の通り、個室ブースが4つぐらいあり。飛行機を見ながら、リラックスできます。
電源
各座席にほぼ1つ配置されています。コンセントのほかUSBポートもあります。
複合機・設置PC


デル製の複合機とパソコンが設置されています。パソコンは個室ではなく、オープンスペースに設置されています。
トイレ・シャワールーム
いずれもラウンジ内にあります。シャワーは受付で鍵を借りて利用します。シャワールームは2室あり、清潔感が漂っています。シャワールームにはトイレもあります。シャンプー、ボディソープはディスペンサータイプです。シャワーはホースタイプとレインタイプが設置されています。短時間の利用なので必要性があるか疑問ですが、壁掛けタオルウォーマーもあります。過去に利用したラウンジのシャワールームとしては最も良いシャワールームです。
食事・ドリンク
食事は充実しています。生野菜だけでなく調理したサラダやフルーツがあるほか、肉類などのホットミールもあります。また、ホットミールはホーロー製の容器に入れられておかれるのがオシャレです。


また、即席コーナーでは、パニーニとアジアン・ヌードル(夕方は焼きビーフンでした)をすぐに調理してくれます。日本のように呼び出し機はありませんが、飲み物など取り分けているとちょうどよく出来上がりました。
アルコールを含めたドリンクはオシャレなバーカウンターでオーダーできるほか、セルフでも4種類ビアサーバーから選択できるほか、ワインも複数種類選べます。


コーヒーについてはLAVAZZAのコーヒーをエスプレッソマシンで味わうことができます。
食レポ
その場で調理していただいた焼きビーフンが思いのほかおいしく、ワインが進んでしまいました。北米のラウンジの食事と言うとあまりおいしくないというイメージですが、このラウンジは全く違い、シンガポールや香港のラウンジよりもおいしいです。


食べた後の食器はスタッフの方が頻繁に回収してくれます。
勝手に星評価
毎回、独断と偏見で恐縮ですが、勝手に星評価します。
設備の充実度 |
★★★★★★★★★★ |
清潔度 |
★★★★★★★★★★ |
広さ・寛ぎ度 |
★★★★★★★★★☆ |
ラウンジ内の雰囲気 |
★★★★★★★★★★ |
係員の対応 |
★★★★★★★★★★ |
フードの充実度 |
★★★★★★★★★★ |
ドリンクの充実度 |
★★★★★★★★★☆ |
独自性 |
★★★★★★★★★★ |
エア・カナダにはファーストクラスの設定がないため、ANAやシンガポール航空のようにファーストクラス専用のラウンジというものが存在せず、同ラウンジの利用者は多く、賑わいがあり、静寂を求める人には落ち着かないかもしれませんが、開放的でスタイリッシュな空間は雰囲気がとてもよいです。旅行スタイルに合わせて様々な椅子・ソファが用意されているほか、食事やドリンクも充実しており、非常に満足が高いラウンジと言えます。100点満点でいうと97.5点です。
最後に
以前、バンクーバーとカルガリーとトロントの同社ラウンジを利用した経験より、今回訪問する前は正直あまり期待していなかったのですが、予想を裏切られるほど良いラウンジに驚きました。オープンでスタイリッシュな印象があり、これから旅立つワクワク感を盛り上げてくれます。2018年6月より東京とモントリオールの直行便も就航しますので、一度出かけてみてはいかがでしょうか。