コロナ禍の今、ステイホームと言われていますが、家族少なめ、またはおひとり様で対策をして旅行すれば感染拡大のリスクは少なく、今の時期でなければ、逆に楽しめない国内旅行を個人的に考えてみました。
コロナ禍の旅行のメリットは
外国人がいないのは最大のメリット
コロナ禍の旅行のメリットとしては、まず、外国人がいないことが一番と言えます。オリンピックを誘致し、美しい日本のために、インバウンド需要で外貨獲得という、経済的な狙いもあり、実際に2019年断面でも相当な外国人観光客が訪れており、民泊と言う言葉も良く耳にしていました。
しかし、今は観光で入国してくる外国人はほぼおらず、日本人より外国人が多かった地域はとても閑散として言えるでしょう。
本来、日本人でも一度は行ってみたいと思っていても、外国人需要が高くて、宿泊費は高い、混雑している場所ほど、今は宿泊費が安く、静かであるが故に映える写真や動画を撮影することもできます。
出張がなくなる交通機関
また、交通機関についても、ビジネスでの需要がリモートワークに奪われてしまったため、平日でも空いているおり、旅行のスケジュールが立てやすくなっています。
そもそも、リモートワークが可能となっているため、旅行の合間に仕事をすると言うことが可能でもあり、いわゆるステイケーションが実現もできます。
平日の交通機関を組み合わせながら、各地を転々と楽しむと言うことも可能になってきています。
交通機関は空いているとなると、密が避けられ、平時では、隣席に見知らぬ人がいて、中間のひじ掛けに当たらないようにとか変に気を遣うことがありましたが、現在は特急列車とかであれば、隣席はカバンを置くスペースにすることが出来たりします。3時間以上の長時間移動ともなれば、平時は苦痛、今は優雅な旅となります。
飛行機はピタッとフリートと言う言葉が過去にあったくらいで、需給調整が効いてしまうので、意外と隣人は多いですが、沖縄を除けば、2時間もかからないフライトであり、そもそも普通席でもストレスもリスクも低いでしょう。
こうしたところにメリットを見いだせる人であれば、絶好のチャンスと言えます。
一方で、飲食店が早く閉まってしまう、ホテルのレストランが休業のため、素泊まりになってしまうデメリットもおり、地のものを満喫したい人にとっては時間の使い方を苦労するかもしれません。
今のうちに行っておきたい、やっておきたい旅行とは
今のうちに行っておきたい、やっておきたい旅行を個人的に考えてみました。
今のうちに行っておきたい場所
今のうちに行っておきたいところは外国人が押しかけていたような場所であります。北から言うと北海道のニセコやルスツあたりであり、既に土地の所有者は外婚人も多い場所でありますが、そうした所有者も来られないうちに、本来の静かな自然の雰囲気を味わうにはいいかもしれません。
富裕層外国人取り込みで豪華なホテルも多数存在しており、ゆったりとした滞在をコスパ良く滞在できるとなると贅沢の極みとも言えます。
そして、移動時間も人が少ないと言うことで、快適に過ごすことが出来ます。
次は、紀伊半島であります。飛行機では10分もかからず横切ってしまいますが、鉄道やバスでぐるりと巡るとなると距離が長く、そもそも本数も少ないため、旅行が立てにくいエリアでもあります。
ローカル路線バス乗り継ぎの旅でも紀伊半島が絡むと失敗が多く、やはり移動にはかなり苦労する場所と言えます。
しかし、ステイケーションができるようになり、ホテルも近年増えているとなるとぐるりと一周すると言うのも現実味が出てきます。
長時間乗車する特急列車も隣席が空いていたり、一車両ほぼ空席となると、時には山側、時には海側という楽しみ方もできてしまうかもしれません。
今のうちにやっておきたい旅行
何となく関心が沸いてきているのが最長片道切符の旅であります。稚内と肥前山口の間、約1.1万キロ(マイル数にすると6,835マイル)と羽田=ワシントン・ダレス間が6,762マイルであり、飛行機であれば15時間で到達できる距離であります。
しかし、この切符は有効期間が50日超あり、毎日乗車していけばその有効期間程はかからないでしょうが、飛行機とは別世界の月日が過ぎていくことになりそうです。
幸い、狭い日本でも定期運航されている路線を持つ空港が約40都道府県あり、週末だけとか、どうしてもステイケーションできない日は一旦戻るとかできそうです。
LCCもありますが、切符以外にお金は使いたくない場合はマイルを利用した特典航空券が有効であります。切符を買うお金でマイルを貯めると言うことも切符に資すると言うことになるかもしれません。
特にANAのトクたびマイルはマイル数が片道最低2,500マイルから可能であり、コロナ禍もあってか、路線が豊富であります。基本的に超繁忙期以外は路線に変化はあるものの毎週、提供されているため、一筆切符の進捗に合わせて、活用できる機会も多いと言えます。
裏が黒い切符になってから30年近く経ちますが、磁気式タイプの切符でなく、手書きでしか発券ができない切符を手にできるのはノスタルジアと冒険と優雅さを感じられると思います。
最後に
コロナ禍も2年目に突入し、1年前とあまり変化がなく、鬱積した日々が続いています。ただし、旅行に関して言うと日本国内ではその需給バランスが崩れているため、静かでゆったりと、そして、コスパ良しが実現できる日々が続いていると言えます。
大勢での飲食や密を回避するなどの対策をして行けば、結構楽しいものとなるかもしれません。
人生の折り返し地点のような時期にコロナ禍に遭遇し、日帰り海外とかやっていた時から少しクールダウンとなっています。
しかし、日本に生まれ出て、いずれは骨として眠る場所である日本を今でしか味わえない経験をしながら、周ってみるのもいいのかなと思っています。
海外に行けるようになると、また、海外色々な所に行きたくなるものなので、まさに今のうちかなと感じています。