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最速達グリーン車乗車記 とき311号新潟行き

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大宮駅以外停車しない最速達のとき号に乗車しましたので、お伝えします。

最速達の311号

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 現在、最速達のとき311号は東京駅を9:12に出発し、唯一の停車駅の大宮駅を9:34に出発終点の新潟駅には10:48に到着する所要時間は96分と上越新幹線では最速達となっています。ちなみに上りでの最速達は312号であり、停車駅は下り311号と同じく大宮駅のみとなっています。

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大宮=新潟間の実際の距離は269.5kmであり、東海道の新横浜=名古屋(335.2km)や東北の大宮=仙台(294.1km)と比較してもノンストップで走る区間は決して長くないものの、路線に占めるノンストップとしては日本随一とも言えます。

2013年3月までは東京と新潟間は本当にノンストップの「とき」も運行されていたものの、大宮駅が新宿や東京西部地区への東北・新潟・北陸からのアクセスが優れているため、ノンストップをやめて大宮停車となっています。

以前、東京=新潟ノンストップに乗車した際は飛行機のようにトイレ以外は誰も席を立たない飛行機の感覚でありました。

現在は大宮駅に停車しても96分と以前よりも所要は短くなっているようです。

乗車記

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E2系1000番台は東北新幹線が盛岡から八戸まで延伸される際に速達化を目的に製造された車両であり、長野オリンピックのために製造されたE2系をブラッシュアップされた車両です。9号車にはロゴが大きく張られていますが、東北新幹線の沿線の県を象徴しており、令和となってもリンゴの県に向かって進むようなイメージのままとなっています。

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 E2系1000番台は10両編成とE7系が12両編成に比較すると座席数が少ないため、需給バランスが崩れると一気に売り切れとなってしまいます。

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 そうは言ってもグリーン車は聖域なのか隣席は終点・新潟(乗ってくるとしても大宮しかありませんでしたが)までいませんでした。 

 新幹線のグリーン車は飛行機の上級クラスと異なり、車両と新古であまり違いはありませんが、N700Sと比較するとクラシックに感じてしまいます。

 今回は東京駅を出発してから第1上野トンネルに進入し、  上野駅を通過、第2上野トンネルを出て、王子駅あたりまでの動画です。

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 130km/h運転化されてから心持早く大宮駅に到着です。大宮駅西口は以前はソニックシティだけがそびえ立っていましたが、今はマンションやオフィスビルが出来ていますが、国道17号線より西側は普通に住宅地であります。

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 大宮停車後は終点新潟まで0km/hになることはなく、240km/h運転となります。高崎もあっという間に通過し、北陸新幹線との分岐も高速通過し、榛名トンネルにあっという間に入ります。

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 ここからは長大トンネルと一瞬の明かり区間が長岡まで続きます。上毛高原の通過は気づかずに大清水トンネルを通過し、越後湯沢通過となります。 

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越後湯沢通過後はちょっと長めに地上の景色が見えます。ガーラ湯沢付近を通過すると再びトンネルとなります。結構な勾配の山が迫っており、雨が降ると気になりそうな地形であります。再びトンネルに入ります。

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 次の明かり区間はおいしい日本酒ができそうな田んぼが続く地帯であります。天気がいいと一瞬ではありますが、原風景的な景色が楽しめます。

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 そして、浦佐駅を通過します。以前は大和町でしたが現在は六日町と合併して南魚沼市となっています。政治的な影響が多い駅ですが、今回は高速通過してしまいました。

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 浦佐駅を通過して間もなく、上越線と信越線の合流地点の宮内駅の後にある南長岡駅貨物駅付近を通過していきます。どちらかと言えば鈍行の停車駅が多い上越新幹線の中で大宮からノンストップで長岡まで来るとかなり早さを感じます。

のぞみで浜松通過、はやぶさで福島通過では当たり前ですが、上越新幹線ではそうではないです。

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 長岡駅を通過します。この後入れに行くと燕三条あたりまで進んでいるのは240km/hとは言えはスピードが出せるあたりという感じがします。

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 燕三条付近となります。ここ2年で社名が世界的に有名になってしまった暖房器具メーカーの建物が見えます。

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新緑の水田、そして、古民家風の家々、その背景には岩室山というトンネルがない長岡=新潟間の特権とも言える景色であります。下越地域を代表するような水田地帯が続きます。

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柳都とも言われた新潟も高層ビルが多くなっており、海近くの地盤でどれだけ杭を深く打ち込んでいるのか気になります。

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新潟駅到着です。新潟駅のホームは在来線と新幹線が隣り合わせになっているホームがあり、酒田方面への乗り継ぎが良くなっています。

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そのため、このホームに到着した新幹線は両方の扉が開きます。

浜松町到着後のモノレールにも似ています。この日は新潟でJなアイドルのライブがあったためか、異常に乗客が多く、羽越線特急のホームから降りた方が早いくらいでした。

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万代口はいよいよ工事が本格化しており、万代口の新潟駅の建物が解体中でした。立体交差事業は駅南側から進んでいるようですが、やはり万代口の方が新潟の顔とも言え、早く新しい姿を見てみたいところです。

本当は古町あたりをパトロールしたかったのですが、この後は違うミッションがあり、再び改札へと戻りました。

最後に

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 上越新幹線での東京と新潟間の最速達新幹線は200系時代から日本最高速として知名度が広がりつつも、速度は譲りつつも、現在までダイヤとして生き残っています。

ほとんどがトンネルの上越新幹線であり、過去には携帯も通じませんでしたが、今はそれもなくなっています。

印象的なのはトンネルのない区間の長岡=燕三条=新潟区間の高架から見る田園風景であり、新潟らしい景色が続きます。 

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