アルバニアの首都であるティラナの中心部にあるティラナ・マリオットに滞在しましたので、お伝えします。
ロケーション
同ホテルはエアー・アルバニア・スタジアムと一体の複合施設であり、同街では再開発活発な地域にあります。スタジアム入り口方面は大きな広場が設けられており、大人数が殺到しても対処できるようなスペースとなっています。
空港からのアクセスバスは同ホテルから1.4kmほど離れた場所にあります。歩いても20分ぐらいであり、わかりやすいルートなので、ティラナ観光をできるアクセスであります。
ホテルの隣接する位置にはそこそこなショッピングセンターがあり、長期滞在でも着替えに困ることはないでしょう。同ショッピングセンターの地下には酒屋もあります。G様表示では24時間と言うことでありますが、結構高級な店舗でした。24時間営業しているかは不思議であります。
周辺含めて同ホテルはライトアップされており、インスタ映えの場所であります。ただ、マリオットとしては地上設備はコンパクトであります。
ビル構造
一応、車寄せもあり、MICE対応なホテルでもあります。現代のタワーなホテルなので、地上は最小限な感じでもあります。
さてさて、チェックインをしてルームに向かいます。カードキーは近年の時流なのか木製のカードキーであります。ソウルと国内で遭遇していますが、それほどの効果があるか不明ですが、紛失対策では効果があるかもしれません。
エレベーターは各駅停車であり、高層階と低層階で別エレベーターは設置されていません。ホテルではこうしたところが多く、タワーマンションでもこうした配置は多いと言えます。
ただ、利用者が少なかったのか、意外にもスムーズでした。東横インとかで13階建てとかだと激混みですが、そうしたことはありませんでした。
エレベーターホールはタワーなのか意外と狭い空間であります。ただ、このフロアの客室数を考えると狭くてもストレスはないと言えます。
隣の部屋との間隔も狭いですが、プライバシーは確保されているようであります。隣人のノイズや廊下を歩いているノイズは皆無でありました。こうしたところもチタン会員ならではといえます。
20Fのフロアレイアウトです。6室があり、スイートが2室と想定されます。タワーの制限された広さの中で通路などを極力少なくしたレイアウトであります。
エグゼクティブ・スイート
そして、エグゼクティブ・スイートにアクセスであります。2面採光のリビングからスタートします。新しいホテルだけあり、清潔でモダンな設備であります。世界中どこでも共通している感じではありますが、新しさは正義であります。
とにかく広く、窓が大きいので明るいルームであります。天空とは言いませんが、明るく遮るものがない世界であります。
リビングのアメニティを見てみます。この辺りはマリオット系ではスタンダードと言えます。
冷蔵庫のものはミニバー課金はないようでしたが、特に飲みたいものもなかったので手をつけませんでしたが、ソフトドンリクのみでした。アルコールはクラブラウンジに誘うと言うところでしょうか。
続いて、ベッドルームであります。こちらの方がエントランスから遠く、落ち着くので個人的にはベースキャンプでした。最近のマリオットらしい豪華なデザインであります。何か新しいことを考えるならばティラナに来てもいいかと感じてしまうほどの寛ぎの場所であります。
ベッドルームを反対側からみてみます。スイートルームはやはり広くて快適であります。殿様になった気分が味わえます。
ベッドサイドもおしゃれに収められており、寝ぼけていても手が届くのはベストであります。電源についてはヨーロッパ大陸の豚鼻型であります。電源は割と安定していました。
テーブルの足元には収納式の電源もあります。HDMIのポートがあり、モニターと接続が可能であります。
ベッドルームと水回りの間にはウォークインクローゼットがあります。スイートルームだけあり、かなりの広さがあります。
水回りであります。スイートだと、通常は洗面が二つあっても良さそうですが、シングルでした。床はフローリングであり、壁は大理石ばりと豪華であります。
さらに驚いたことにスイートではありますが、バスタブがないというのも特徴的であります。こちらも大理石がふんだんに使用されています。シャワーはレインフォールとハンドタイプであり、ハンドタイプ水流を3つのモードに変えられるタイプでした。
タオルやアメニティは十分なくらいにあります。それでも最近はかなりシンプルであります。マウスウオッシュもあるのでいちいち買い物に行く時間も省けます。
Mマークの入ったガウンもあります。パジャマタイプの室内着はなく、海外だとガウンくらいなのかもしれません。
窓からの景色
2面採光の部屋は明るくそれだけでも良いのですが、20階からの景色は格別であります。窓は事故防止のためか少ししか開きません。
チェックインの際にマウンテンビューと説明していただけあり、この景色が同ホテルでは一番の景色のようであります。周りに高層建築がないため、景色の独占であります。
そして、足元を見ると同ホテルと同一敷地にあるエアー・アルバニア・スタジアムがみえます。ここから試合の観戦もできそうであります。ゴールした瞬間の歓声とかは迫力がありそうであります。
もう一つの側面からの景色も近くに高層建築がないため、抜けた景色であります。写真右手奥に黄色の高層ビルが見えますが、あちらはインターコンチネンタルホテルであります。まだ建設中であり、開業までは時間がかかりそうです。黄色い建物ででAPPIみたいであります。
クラブラウンジ「M CLUB」
クラブラウンジであるエムクラブは4Fにあります。カードキーをかざして解錠してアクセスします。
かなり大きな空間であります。カクテルタイムとなると会員がどっと押し寄せる日本のクラブラウンジとは対照的であります。
スナック類はサラダやチーズやサラミなどシンプルではありますが、生のものが多く、クラブラウンジとしては豪華であります。手前のラディッシュが辛くてお酒と胃には良さそうであります。
ラウンジは本当に広くて利用者もいつまで経っても増えてこないため、本当に静かな空間でありました。もう少し滞在を長くすれば良かったと思うくらいでした。
ワインは赤・白ともに種類が多く、色々と試せてしまうのは良いところでもあります。地元のワインを中心に隣国のワインが多い感じでした。
野菜類が多く、これだけでは夕食とはならないですが、その分お酒が進むのは良いところです。グラスは本格的なものであり、一度に大量に注ぐことができます。
肉類についてはタンドリーチキンバーガーがあり、これは滞在している人がほとんどピックアップしていた人気の品でした。
結局、2時間ぐらい滞在して、ボトルで言うと2瓶ぐらいは飲んでしまいました。この後、部屋飲み用に外に買い出しに行ったのですが、あまり良いものがなく、結局ラウンジで飲んだ分で満足してしまいました。
フィットネス
フィットネスは2階にあります。マリオットやシェラトンのフィットネスはゲスト向けだけでなく、クラブとして地域の会員向けでもあるので、広く設備が充実しています。
カーディオマシンだけでなく、筋トレマシンもきちんとあります。
また、トレーナーやスタッフも充実しており、かわい子ちゃんでした。シャワールームにはサウナもあり、設備的にはかなり充実していました。日本のように水風呂があればサウナも利用したのですが、水風呂はありませんでした。
朝食
朝食はクラブラウンジではなく、1階のTerraという名のダイニングキッチンでいただきます。こちらもかなり広い割に利用者が少ないので、座る場所を探すことなく着席できます。スタッフが多く、サービスが行き届いている感じであり、逆にちょっと監視されている感じさえあります。
アジアのように和食からカレーやそばなどなんでもありではなく、シンプルでありますが、それぞれの食材の質の良さを感じる朝食でした。
最後に
ティラナ中心部にあり、ランドマーク的な建物でもあるティラナ・マリオットは設備は豪華でサービスも充実している割にアルバニアということもあってかお得であり、コスパは最高であります。
この辺りを巡る際は再び訪れてみたいところでもあります。