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ウィズエアー搭乗記 シャルルロワからブリュッセルへ

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欧州のLCC大手のヴィズエアーでティラナからベルギーのシャルルロワ、そしてブリュッセルに向かってみましたのでお伝えします。

渋滞の激しいティラナ市内

バス以外の公共交通があまりないティラナは車が脚であり、道路の渋滞は激しく市内はノロノロ運転でした。ようやく空港が近くなり、スムーズになるかと思うと反対車線で玉突き事故が起きており、通常30分のところが55分もかかってしまいました。

ただ、WizzAirのボーティングパスは結構優秀で、各通過時間が明記されており、この時間に従えば問題なく搭乗できるものでした。ティラナ空港はインターネットチェックインはできるものの、モバイルチェックインはできず、上の搭乗券をプリントしていくのがベストであります。ホテルのビジネスコーナーでプリントアウトして手荷物検査場に向かいます。有人カウンターは長蛇の列ができている中、便利であります。自分でプリントするのですが、こちらも手数料がチャリンチャリン取られました。

ティラナ空港のエアサイドにはプライオリティパスで利用できるラウンジがあるのですが、何と1月前半まで改装のため休止であり、仕方なく有償のフードコートというかバーで小1時間ほどを過ごすことに。

フードコートと言うかバーといっても、大きなグラスのワインをいただけます。また、背面にはコンセントもあり、充電もあるので有償以外はラウンジと変わらない感じでした。

搭乗

ラウンジが利用できないのは不運でしたが、長居していたバーの目の前にあるG7からシャルルロワ行きが出発するのは歩かなくて運が良かったのかもしれません。

意外にも優先搭乗オプションを支払って搭乗する人が多く、その人たちが優先されていました。

ただ、優先オプションを購入するよりは最前列席を購入して、優先オプションは購入しない方が結局同じような待遇になるのでお得かもしれません。

プリントした搭乗券をスキャンしてOKの場合は紙を半分に割いて搭乗控えにするという原始的なのか合理的なのか不思議な体験でした。

検札後にゲートの前の外で待たされます。目の前に多くのバスが待機しており、バスで移動かのように思わせます。

しかし、そのまま歩いて搭乗であります。最前方と最後方のドアにタラップが設置されており、定時運航には貢献しそうであります。日本でも沖留めの際はぜひやってほしいところであります。

振り返るとターミナルが見えます。Tの文字が電飾欠けしているのかなと思いきや、半分かけたTでした。旧ソ連の影響なのでしょうか。

昨年と今年は新年早々に東欧・南欧(ルーマニア、セルビア、北マケドニア、コソボ、アルバニア)に行きましたが、ティラナが一番活況を呈している街に感じました。

本日のシートは1Fでした。シートはブルーのレザーシートであり、ヘッドレストカバーはありません。どことなく、フリーゲージトレインの2代目を思い出してしまいました。

最前列なのでシートピッチの狭いLCCを感じることなく快適であります。ウィズエアーの場合、優先オプションを課金しないと荷物はリュックサック1個に限られ、しかも、足元に置くしかありませんが、最前列の場合はそれができないのでハットラックに収納できるので結果的に快適というところであります。

1/2の羽田での事故を受けてからか不明ですが、とにかく手荷物の収納は厳しく対応をしていました。

ボロボロの機内誌であります。電子媒体でも閲覧は可能ですが、Wi-Fiはないので事前のダウンロード対応となります。機内誌で一番重要なのは機内販売の注文ページであります。

LCCさながらの快適な旅

誘導路はなく、滑走路の端まで行き、ターンをして離陸であります。iPhoneのカメラも傷がついてしまったのか霧でもないのに、曇ってしまいます。そろそろ替え時かもしれません。離陸はスムーズであり、山脈の間を上昇している感じでした。

ベルトサインが消えると楽しみな機内販売です。最前列なので、最初に注文できるのも良いところであります。ワインは2本頼むと1ユーロ安くなり、ピーナッツがついてくるものであります。塩味キンキンのピーナッツは酒飲みには堪りません。

ワインはコソボ産のシャルドネでした。同じ銘柄で年数の違いが差分でした。CAさん曰く、濃さが違うということでした。そう言えばそんな感じでした。

ワインを飲み終えると既にドイツ上空であり、平野に多くの街が広がっています。低い雲に地上の灯りが反射して不思議な光景でもあります。このあと着陸体制となり、すぐにベルギーであります。

シャルルロワに到着

定刻通りにベルギー・シャルルロワ空港に到着であります。LCCメインの空港だけあり、ターミナルにPTBが見当たりません。こういったところでも低コストを維持しているということが伺えます。

反対側見るとライバルのライアンエアーが駐機しています。E4系の初代塗装に似ています。ライアンとウィズエアーのどちらが良いか微妙ではありますが、ウィズエアーの方がWEBサイトはわかりやすい感じであります。

非シェンゲン国からの入国なので時間がかかるかと思いましたが、降機からターミナルを出るまで5分しかかかりませんでした。平日の夜間ということでビジネス需要の空港では混雑しそうですが、LCCメインの同空港はガラガラでした。とは言え、欧州主要都市からの到着が多く、LCCも活用方法ではかなり便利でもあります。

そして、初めてのBマークの入国スタンプでもありました。

不退転なターミナルの出口であります。昔、サンディエゴからティファナ(メキシコ)に越境する際も似たようなゲートがありました。アメリカに戻るのは大変でしたが。

ブリュッセルに

シャルルロワ空港からベルギーの首都であるブリュッセルまではflibcoという空港バスがあります。空港を出るとブリュッセル南駅までノンストップで走るバスでもあります。運行間隔は20分おきであり、日中の川越線のようであります。

ブリュッセル南駅行きは1番乗り場であります。ここまで飛行機を降りてから6分であり、20:30に到着して21:00のバスに乗れればOKと思っていましたが、20:40発のバスに乗ることができました。

 

チケット購入はすべてネットで完結でき、iPhoneであればWalletに格納できるので、検札は楽々であります。

シャルルロワの夜は寒く氷点下であります。20分もバスを待っているとかなり辛いので前倒しできて良かったところであります。バス停付近にはトイレはありませんが、バスにトイレが付いているので時間的にも便利であります。

バスは定刻通りに出発して5分ほとで高速に入ります。高速に入るとほぼ100km/hで終始走行している感じでした。

バスの乗客自分を含めて3人のみでした。採算が取れるのか不明ですが休日とかは稼ぎどきなのかもしれません。充電ポートもありましたが、個人的にはUSB-C化しているため、使うことができませんでした。

また、バスオリジナルのフリーWi-Fiもありますが、YouTubeを見ていると15分ほどで消化してしまいました。そのあとは楽天モバイルのローミングで十分対応できました。

南駅の手前10分ぐらいまで高速を走り、インターを降りてからはあっという間に南駅であります。時刻表上では55分ですが、47分で到着であります。羽田から新宿までよりは時間はかかりますが、成田よりは圧倒的に近いような距離感でした。

ブリュッセル南駅であります。東京で例えると品川でもなく、池袋でもなく、新宿でもなく、やはり上野駅という感じでしょうか。大きな駅周辺の独特な雰囲気も満載であります。

最後に

LCCということで、安かろう悪かろう、遅れるだろうという感じでしたが、フライトはオンタイムでした。そして、オプションをうまく購入すれば、快適でフルサービスよりも安く済みます。マイルやプレミアムポイントやライフタイムマイルは積算しませんが、圧倒的なコスパと言えます。また、アルバニアからブリュッセルまでダイレクトに行くルートがないので意外と重宝するかもしれません。

変に乗り継ぎをするよりもLCCの方が時間的にコスト的にメリットがある場合もありそうです。

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