ルーマニアの航空会社であるTAROMのプロペラ機のATR 72-600に搭乗しましたので、お伝えします。
ブカレスト・アンリコアンダ空港出発
独特な形をしたターミナルでありますが、国際線はもっと新しくモダンなアンリコアンダ空港であります。
今回はブカレスト発ベオグラード行きであります。沖止めであり、バスで飛行機に向かいます。
バスは連接バスであり、日本では珍しいですが、海外に行くと当たり前であり、ホノルルとかでも走っています。連結部に結構立つ人もいてビックリであります。
本日搭乗するATR72-600が見えてきました。TAROMのデザインはルフトハンザのデザインに似ており、どっちが先だったかは忘れてしまいました。
ATR72-600機内
後ろからの搭乗であり、今回はエコノミー最前列席の3Aであります。ビジネスとの仕切りはカーテンのみであり、シートピッチも最前列でも変わりませんでした。ビジネスクラスの搭乗客はいなかったので、気軽ではありました。
分厚い機内誌がシートポケットに入っています。と言えっても昨日のフライトでも見たものと同じであります。
機内誌で一番時間をかけてみてしまうのが、フライトネットワークであります。欧州だけのキャリアであることがわかりますが、隣接する国ギリシャ、トルコ、モルドバ、セルビア、ハンガリーに直行便があるのが特徴的かもしれません。
ATR 72-600のセーフティカードであります。シンプルなセーフティカードであります。日本でもATR機は乗れる機会はありますが、欧州に来るとかなり乗る機会があります。トキエアが就航するとさらに乗る機会が増えるのではないかと思います。
ワインでドナウ川に乾杯
消え物の機内販売に積極的なのはLCCもフルサービスも変わらない欧州であります。ワインも白、赤、ロゼがあり、サイズも375mlと185mlもそれぞれあると言うのは何とも贅沢であります。
ブカレストとベオグラードの間は1時間ちょっとでありますが、375mlを選択。10ユーロであり、冷静に考えると1,400円ほどもするワインであります。
ルーマニアのワイナリーのラチェルタのロゼワインを飲みます。辛口のロゼであり、すぐに便が空いてしまいました。
ベオグラードが近づいてくるとドナウ川が見えてきます。蛇行しており、その両岸に街があったりするドナウ川であります。ベオグラードもドナウ川沿いにあります。何とも言えない景色であります。
ベオグラード・ニコラ・テスラ空港に到着
約1時間でベオグラード・ニコラ・テスラ空港に着陸であります。前回はずいぶんに前に日帰りというか、長時間の乗り継ぎ時間の合間に訪れた街であります。
前回の着陸時は濃霧で何も見えませんでしたが、自分の搭乗している飛行機の影がくっきり見えるくらいの晴天での着陸でした。
ATRは後ろからの乗り降りなので、最後の降機客となりました。天井が低く、大きい人だと頭をぶつけそうであります。シートはレザーですが、結構ボロボロでした。
TAROMのマークがインパクトのある翼であります。そして同機の場合は機内持ち込みとしてスーツケースとかも良いのですが、座席の上には収納できないため、降りた時にピックアップをしないといけません。忘れでバスに乗ってしまうと大変なことになります。
前回来た時は旧ソ連の空港と言う感じでしたが、今回は新しいターミナルに改築中であります。建物はものすごくモダンでありますが、キリル文字が旧東側の国を感じさせます。
バス乗り場に行くとバスが発車しそうなので急ぎましたが、発車してしまい残念と思うと駐車場を循環しているバスでした。この後すぐに市内に行くバスが到着します。現金150セルビア・ディナールでも乗車できますが、ユーロを出すとおつりがセルビア・ディナールで戻ってくると言う便利な感じでした。
最後に
日本での乗る機会が少ないプロペラ機であり、さらにATRはもっと乗る機会が少ないと言えますが、ヨーロッパに来ると乗る機会が多いと言えます。
今回はブカレストからベオグラードまでであり、ドナウ川が良く見える景色でありました。険しい山脈が見えたり、ずっと平原であったり、海岸線を飛んだりとバリエーションが沢山あるヨーロッパ内のフライトの一つでもありました。