シンガポール航空のあるルートでのプレミアムポイントの貯まり方が、ANAプレミアムポイント2倍特別対応と思うくらいでしたので、まとめてみました。
シンガポール航空・プレミアムエコノミー 東京経由ムンバイ=ロサンゼルス往復
東京でストップオーバーできるルートであり、激安なインド発券で最も距離が稼げる西端のムンバイ発券となります。
連休前にムンバイから日本、そしてシルバーウィークにロサンゼルス、その翌週に日本からインドと比較的とりやすい旅程です。
フライトは6区間あり、結構飛行機に乗った感が強いルートとも言えます。
運賃は約185,815円であり、予約クラスはオールPクラスであり、100%加算+400PPとなります。プレミアムポイントは24,822PPであり、PP単価は7.49円/PPとなります。
単価7円台とオールニッポンのPYのムンバイ発券と比較しても遜色はないレベルと言えます。
直行便にすると
シンガポール航空では超長距離路線を次々と就航しています。アジアの赤道ど真ん中のシンガポール航空は欧米特に北米から遠いため、不利とされてきており、直行便がそれを解決するとして、北米主要都市と直行便をここ数年で構築しています。
ニューアーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルがそれであり、日本領海付近を通過するルートであり、同社の成田経由のロサンゼルス行き並みのフライト距離となります。
そうした中で、前述のロサンゼルス行きを成田経由からシンガポール直行便に変更すると下記のとおりとなります。機材はA350-900ULRとなり、フライト数が減る分飛行時間がながく、プレミアムエコノミーでは苦行となるかもしれません。
運賃は約102,335円となり、プレミアムポイントあまり変わらず、24,012PPとなります。そして、驚くべきはPP単価となります。PP単価は4.26円/PPとなります。こんな単価は2020年1月~6月末までANAが対応しているプレミアムポイント2倍積算級となります。
この単価はANAのエコノミーでも遭遇するのが難しく、スターアライアンス提携のシンガポール航空でこのような単価が発生するのは脅威と言えます。
半分成田経由、半分直行便の場合は
直行便が驚異的な単価であるものの旅程をスプリットできないため、使いづらいということで半分を直行便に半分を成田経由便にして旅程を一回スプリットしてみました。
そうすると下記のとおりです。
運賃 約151,219円
プレミアムポイント 24,417PP
PP単価 6.19円/PP
となります。単価的にはマイル修行に合格点ながらも直行便のアンダー5を見てしまうとかすれてしまいます。それでも日本でストップオーバーメリットは高いため、活用の余地はありそうです。
最後に
インド発券のシンガポール航空はビジネスも安く、スターアライアンスとしてはエアインディアがあるにもかかわらず、プレミアムエコノミーで単価を安くするのは不思議と言えます。
地理的に北米行きを考えるとチャンギ空港経由でそこから超長距離便を使えば、ムンバイ・デリー直行便よりも魅力的であるから、運賃を下げて定着を狙っているのかもしれません。
しかし、PP単価4円台とはプレミアムポイント2倍対応と比較しても遜色なく、格安にダイヤモンド会員やSFC会員になりたい人は良いルートかもしれません。