シンガポール航空のパリ発のビジネスクラスのバンコク往復が安いためまとめてみました。人気都市同士の往復のため、マイル修行と旅行を兼ねたプランもできそうです。
シンガポール航空の欧州就航先
シンガポール航空の欧州の就航先は多く、西はバルセロナから東はモスクワ、南はイスタンブールまで就航しています。特に欧州大都市、パリ、ロンドン、フランクフルト、チューリッヒなどでは同社最大の旅客機であるエアバスA380でも運航されており、ビジネスクラスの座席数も相当数あると言えます。パリ発が安いのがはこれが理由かは不明です。
以前はアテネにも就航していましたが、グループのスクートに移管したりしています。スクートはアテネを経由し、ベルリンにも就航しています。
いつ開港するかわからないブランデンブルグ空港が開港の暁にはSQ便か就航するかもしれません。
ちなみに、カイロには現在就航していませんが、就航しているイスタンブールかドバイまではコードシェアのエジプト航空を経由して、利用することができます。
ビジネスクラス パリ=バンコク往復
旅程
今回は夏休みの8月後半の週末にパリからバンコクに移動し、翌月のシルバーウィークにバンコクからパリに移動するルートで想定してみました。
バンコク=シンガポール間は近距離タイプの機材(B777-200,A330-300)であり、リクライニングタイプでありますが、十分な座席と言えます。座席はこんな感じです。
そして、長距離区間は同社のクイーンともいうべきA380-800であります。11月2日まではA380であり、パリの場合は同社の呼び名で言う388Sであります。この機材は4クラス制(スイート、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミー)であります。
しかし、最新型の同社でいう388Rではないため、新しいシートではありませんが、ビジネスとしては満足ができると言えます。レザーシートは経年感が良くも悪くも出るため、第一印象は良くないかもしれませんが、降機の際はサービスでフォローされ満足できるかもしれません。
運賃・予約クラス
運賃と予約クラスは下記のとおりです。
運賃 約210,442円
予約クラス 全区間Dクラス
(AMC125% 搭乗ポイント400ポイント付与)
プレミアムポイント合計 20,458PP
PP単価 10.29円/PP
カイロ発券と比較すると見劣りするものの、カイロまでのアクセスを考えることが不要です。日欧間、日タイ間のアクセスが必要となります。
しかし、いずれも直行便が多く、比較的運賃の高い欧州はマイルで、アジアはSQのプレミアムエコノミーなど活用するのも良いと言えます。
スターアライアンスの弱いシャルル・ド・ゴール空港を逆手に利用
パリ・シャルルドゴール空港はエールフランスの本拠地であり、スカイチームの乗り継ぎは便利であります。
スターアライアンスは日本からはANA、台北からはエバー航空と長距離便のアクセスは良いですが、欧州各地に行こうとした場合、パリでの乗り継ぎの他に欧州のスターアライアンスのハブ空港を利用するため、二度乗り継ぎが必要となります。
たいていは一度の乗り継ぎのウィーン、ブリュッセル、ミュンヘン、チューリッヒ、そしてフランクフルトを考えると思います。
そのためかパリの需要は高いものの、乗り継ぎ需要が弱いのか、スターアライアンスのパリ便は安いようです。
飛行機から鉄道に話を変えると、パリは世界でも有数の高速鉄道が乗り入れる路線でもあります。自国のTGVのほか、イギリス行きのユーロスター、ベルギー・オランダ行きのタリスが直通で乗り入れています。
そして、これらの乗り入れ先でドイツのICEに乗り換えれば、ドイツ方面にも行けます。
また、シャルル・ド・ゴール空港にもTGVは乗り入れており、目的地によっては空港からワンストップで目的地に行くことも可能です。
鉄道は飛行機と違い、都心からすぐアクセスでき、荷物検査なども軽いため、楽でかつ、運賃が安いのも魅力的です。
マイル修行では、全区間で飛行機を利用しがちですが、敢えて地上移動を活用するのも手段の一つであります。
もちろん、飛行機重視でLCC利用やプレミアムポイント目的で複数空港を巡りながら、時間をかけて利用するのもそれはそれで楽しいですが。
最後に
シンガポール航空ビジネスクラス、パリ、バンコクというフレーズだけでも気になりますが、さらにPP単価が10円と安さは驚きです。このルートを利用して夏のバカンスは欧州に行きたくなってしまいました。