世界最長フライトであるシンガポール航空のSQ22/21便の運航機材であるA350-900ULRのプレミアムエコノミーがずいぶん安いので、まとめてみました。
往復2万プレミアムポイントで10万円ちょっと
シンガポール発券のシンガポール航空のプレミアムエコノミーのニューアーク往復については、ノンストップの単純往復(2レグ)と使いやすいルートでもあります。
来年のゴールデンウィークをニューヨークで過ごす旅程で、往路は4月28日の終わりに出発し、5月5日の朝にニューアークを出発し、5月6日の夕方にチャンギ空港に到着する旅程です。旅程としてはちょっと長いですが、ワーケーションやリモートアクセスを駆使すると合間に仕事を入れても事足りそうです。
往路復路共に飛行時間は18時間超とプレミアムエコノミーとは言え、ちょっときつめではありますが、それさえ過ぎればドル箱プレミアムポイント路線でもあります。
運賃は約118,327円であり、予約クラスはRクラス(ANA:PPでは100%+400PP)であり、プレミアムポイントは19,870PPとなります。
PP単価は5.96円/PPと驚異的な単価となります。
ANAマイルでのアップグレード
ANAマイルではスターアライアンスアップグレード特典と言うものがあり、ANAマイルでスターアライアンス便のアップグレード(ビジネスからファースト、エコノミーからビジネス)が可能です。
シンガポール航空も一応可能であり、エコノミー/プレミアムエコノミーからビジネスクラスへのアップグレードは下記のとおりです。
予約クラスとしてはプレミアムエコノミーの設定があるかないがクラスが異なります。
ある場合はS/T/P/Lクラス
ない場合はY/B/Eクラス
となります。以前のSQの場合は、機材がどうのこうの記載されていましたが、新コロ以降はそうも言っていられなくなったのか何も記載されなくなってしまいました。
しかし、前述の最安プレミアムエコノミークラスはRクラスであり、アップグレード対象外となります。
アップグレード対象のプレミアムエコノミーはいくらか
それでは、アップグレードができるプレミアムエコノミー(SQ22/21はエコノミークラスの設定はないため、プレミアムエコノミーでアップグレードできるクラスを求めることとなりますが)を検索してみました。下記のとおりです。
運賃は約171,389円であり、予約クラスはLクラス(ANA:PPでは100%+400PP)であり、プレミアムポイントは19,870PPとなります。
Rクラスと積算するプレミアムポイントは同じため、単価的には8.63円/PPと悪くなるものの、世間一般としてはまだまだ良い単価と言えます。
ちなみに片道のアップグレードに必要なANAマイルは距離も超ロングなので38,000マイルと結構必要となります。
ANAマイルからSQビジネス上げの成功率がどうかわかりませんが、ニューノーマルではSQの敵はZOOMやWebExであり、ANAマイルとは大同団結する可能性もあります。
クレジットカードを大量発行して、軍資マイルを稼いでおくとかが必要そうです。ただし、アップグレードされてしまえば、通常の大陸間フライトの倍近い時間をビジネスクラスで過ごすことができるため、一生ものの経験となりそうです。
最後に
シンガポール航空のSQ22/21便は2020年代にはうまく船出をしたように見えましたが、新コロにより、それが再び頓挫しているようであり、シンガポールからのダイレクト発券でもかなり運賃は落ちているようです。
しかも、アップグレードができる運賃でもPP単価は8円台であり、なかなか貴重な存在かもしれません。
シンガポールとニューヨークを結ぶフライトというのは就航するたびに禍(前回はリーマン)に見舞われ、地球の気の流れか何かに影響があり、それを阻止しようとする見えざる手によって邪魔されているのかもしれません。