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ANA ダイヤモンド修行にはプレミアムエコノミーが最適なのか

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プレミアムエコノミー

ANAダイヤモンド修行をするうえ、ANA便に最低50,000プレミアムポイントの獲得が必要であり、ANA便でいかに効率的にプレミアムポイントを獲得するか改めて、考えてみました。

プレミアムエコノミー路線拡大

ANA 789 順次拡大

ANAではボーイング787-9型機の投入を継続しており、それにより、ビジネスクラスではフルフラットのスタッガードシートにより、長距離、短距離かかわらず快適に移動できます。また、プレミアムエコノミーも設置されます。ボーイング767-300ER型機の置き換えが進みアジア路線でも、ボーイング787-9型機を安定的に投入でき、きちんとプレミアムエコノミー運賃を設定が可能となります。

2018年1月18日にリリースした2018年度航空輸送事業計画では、以前一度設定されていた羽田=バンクーバーと羽田=クアラルンプール線にプレミアムエコノミーが復活し、さらに、6月1日以降は成田=クアラルンプール線にもプレミアムエコノミーが設定され、プレミアムエコノミーの選択がしやすくなります。

2018年6月以降のプレミアムエコノミー設定路線(予定)

アジア 羽田 シンガポール 北米 羽田 ニューヨーク
バンコク シカゴ
ジャカルタ ロサンゼルス
クアラルンプール バンクーバー
成田 シンガポール 成田 シアトル
バンコク サンフランシスコ
デリー サンノゼ
ムンバイ ロサンゼルス
クアラルンプール シカゴ
オセアニア 羽田 シドニー ニューヨーク
ヨーロッパ 羽田 ロンドン ワシントン
パリ ヒューストン
フランクフルト メキシコ
ミュンヘン ハワイ 羽田 ホノルル
成田 ブリュッセル 成田 ホノルル
デュッセルドルフ  

プレミアムポイントから見たプレミアムエコノミーの魅力

プレミアムエコノミー食事

プレミアムエコノミーはシートがエコノミーよりも大きくであり、空間が広い、ラウンジ利用可能、エコノミーの食事プラスアルファと言った魅力があるほか、プレミアムポイントとマイルの観点からも魅力があります。

加算率100%とボーナスマイル

エコノミークラスでは、安い運賃ではマイル・プレミアムポイント加算率が30%から50%、フレックスな運賃では70%。一方でプレミアムエコノミーでは28日前購入の予約変更不可で割安な運賃でも100%加算です。プレミアムメンバー、特に、ダイヤモンド会員では、ボーナスマイルがこの100%加算率に115~130%を乗じたマイル数が加算されるため、往復ではキャンペーンでクレカ一枚くらい発行と同等のマイルを獲得できます。

ビジネスクラスへのアップグレード

アップグレードポイント

エコノミー・プレミアムエコノミーからビジネスクラスへのアップグレードはマイルを利用、プレミアムメンバーについてはアップグレードポイントでも可能です。ただし、予約クラスに制限があり、可能なクラス(日本発)はG/E/Y/B/M/Uであり、割安なプレミアムエコノミークラスはEであり、優先順位的にはYよりも高くなっています。また、プレミアムメンバーであれば、さらに優先されます。また、ボーイング787-9型機ではビジネスクラスの座席数も多いため、かなりの確率でビジネスクラスへアップグレードされます。実際、筆者の経験からするとプレミアムエコノミー運賃で購入し、アップグレードできなかったことは一度もありませんでした。

最低滞在日数が短い

現在のところ、プレミアムエコノミーの特別運賃「Super Value Plus」最低滞在日数が1日(土曜日)であり、エコノミークラスでは2~3日と連休を利用するか、海外発券との組み合わせが必要となりますが、「Super Value Plus」1回で完結するため、空いた土日を利用して実行しやすいメリットもあります。 

週末を利用したプレミアムエコノミー路線

ルートマップ

週末を利用したプレミアムエコノミー往復によるプレミアムポイント獲得するのに適した路線は、金曜夜から土曜午前に出発し、月曜早朝6時前までに帰国することが必須となり、4月以降の東京発着路線で考えると以下の路線が考えられます。

バンクーバー

シドニー

ジャカルタ

クアラルンプール

シンガポール

バンコク

バンクーバーは金曜日の夕方に出発し、土曜日に現地を出発すれば、日曜日の夕方に帰国できますが、運賃が高めのため、プレミアムポイント獲得においては効率が低いと言えます。シドニー路線は距離も長く、金曜夜出発し、日曜夜出発すれば月曜早朝に到着でき、期間限定などの特別運賃はもっともプレミアムポイント獲得に効率的ですが、1日1往復のみであり、座席数に限りがあるため、うまく予約が取れればよいと言えますが、やはり、東南アジアの路線で往復するのが定番と言えます。 

東南アジア路線のプレミアムポイント単価

東南アジアの路線の旅程と運賃

そこで、東南アジアでプレミアムエコノミーが設定されている4路線(ジャカルタ、クアラルンプール、シンガポール、バンコク)の区間マイル数と片道あたりのプレミアムポイントと片道あたりの運賃と単価を計算するために、検索してみました。してみました。検索結果は以下の通りです。

ジャカルタ

ジャカルタプレミアムエコノミー運賃

クアラルンプール

クアラルンプール運賃

シンガポール

シンガポールプレミアムエコノミー運賃

バンコク

バンコクプレミアムエコノミー運賃

クアラルンプールは人気なのか、金土日で最安の運賃が出なかったため、現地発月曜日となっています。

プレミアムポイント単価まとめ

検索結果をもとに区間マイルと片道あたりの運賃とプレミアムポイント、そしてPP単価をまとめてみました。

ルート 区間マイル PP 片道金額 PP単価
TYO SIN 3,312 5,368 55,330 10.31
KUL 3,338 5,407 59,475 11.00
CGK 3,612 5,818 74,005 12.72
BKK 2,869 4,703 61,795 13.14

距離的にはジャカルタが一番プレミアムポイントを積算されますが、単価的には、シンガポールが一番よく、クアラルンプールもそれに近い水準です。シンガポールの方が1日4往復あり、市内観光への交通も充実しています。日帰り温泉もあり、おいしい日本食もあるので、束の間でも快適に過ごせます。また、チャンギ空港に引きこもりする場合でも、有料ではありますが、シャワーやフイットネス、仮眠施設もあり、リフレッシュできます。 

東京発着の場合、複数都市と言う選択肢も

シンガポール往復で旅程を組みたいと思っても、復路が安い運賃がない場合は、ギブアップするのではなく、少し割高になりますが、近隣の都市を復路に組み込むということも可能です。上記4都市間は比較的近く、それぞれの都市間はLCCが頻繁に飛んでいるため、LCC片道チケットを購入し、複数都市を移動する方法もあります。また、フルサービスキャリアの以遠権ルートもあり、割安に利用でき、ANAと同じアライアンスであれば、微々たるマイルとプレミアムポイントではありますが獲得もできます。毎回、同じ都市だと飽きてしまいますので、楽しみながらプレミアムポイントを積算していくという意味では単価は落ちますが、いいかもしれません。

最後に

少なくとも2018年はいきなり、プレミアムエコノミーのプレミアムポイント加算率をデグレすることはないと思われるため、ANAのプレミアムメンバーに到達し、ダイヤモンド修行などを継続しようとする場合、国内線の長距離プレミアムクラス利用や50%加算のエコノミーを利用するよりもプレミアムエコノミー運賃を利用した方が、獲得できるマイル・プレミアムポイントが早期に積算されます。

また、ANA便に最低50,000プレミアムポイント基準までのうち、3往復程度までは、前年獲得したアップグレードポイントにより、ビジネスクラス往復できる可能性も高いです。残りの50,000ポイントは次年度のアップグレードポイントのことを考えあと30,000ポイントをANA便にして同様にプレミアムエコノミー運賃を購入して、積算したマイルでアップグレードしていき、残りは海外発券の安いビジネスクラスでプレミアムポイントを積算して10万ポイントを達成するのが快適に低コストでダイヤモンド修行ができると思います。

789機内から

 

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