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プレミアムクラスにも事業構造改革の影響が 新シート中止も着席機会は拡大?

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コロナ禍の中、巨額の赤字が見込まれるANAは事業構造改革を打ち出し、大型機材の早期削減などする予定ですが、その影響がプレミアムクラスにも出ているようで、まとめてみました。

ついに正式化された78M機材

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最近まではシートマップの詳細が表示されなく、予約しないと座席配列がわからなかったボーイング787-8型機の国際線仕様の国内線利用時の78M機材ですが、遂にホームページ上にシートマップが登場しています。

プレミアムクラスのシートは42席となり、国内線では最多の座席数となります。シート形状は国際線のビジネスクレードルと同じであります。

国内線では787-8の国内線仕様のプレミアムクラス12席にも一部設置されていることから乗務員が新たに覚えることが少ないことも想定されます。

同機材は羽田⇔新千歳、福岡、伊丹という大幹線に設定されています。こうした路線はプレミアムクラスと普通席の値差は14,000円あり、かなり高い(儲かる)路線に集中させているようです。

大都市間の利用では、仕事での利用も想定され、多頻度利用の上級会員がアップグレードポイントを利用して利用することも前提にしているのかもしれません。

アップグレードポイントを利用して、JALよりもアッパークラスが確保しやすいことでメリットを出して、囲い込むと言う期待が感じられます。

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一方で、42席と言う座席数は羽田⇔伊丹のような短距離路線では、安定飛行時間は30分程度であり、その間に現在のプレミアムクラスの2オペでの対応は厳しいと想定され、プレミアムクラス対応にさらに2人追加設定すること考えられます。

同機では1-4列目と5-7列目の間に2番目のドア出入口とギャレーがあり、5-7列はそこから配膳等を実施するかもしれません。

人件費が2名増となりそうですが、座席に対する収益率を考えると座席数が増えているため、儲かると踏んだのでしょうか。また、自宅待機で給料を払うよりも空の上で働いてもらった方が将来的には良いと言うことなのでしょう。

機内Wi-Fiも対応

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国際線機材では機内Wi-Fi機能を搭載していながらも、国内線と接続方法が異なるため、機内Wi-Fiは利用できませんでしたが、シートマップのページに利用できることが明記されています。

78Mだけでなく、国際線機材のA320neo(国内線では32P)でもWi-Fiマークがアクティブとなっており、国内線で利用時でも利用可能となっています。

利用できない苦情が多く、改善したのかもしれません。もしくは機材回収をして、国内線への片道切符で、二度と国際線に戻らないまたはしばらくは国内線だけの運用と腹を決めたのかもしれません。

大型機削減で新シート計画も中止か

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事業構造改革では2020年度内に大型機を中心とした機材の退役を35機計画しています。そのうちボーイング777型機は22機以上が今年度中に退役することとなります。

多くはボーイング777-300/300ER型機と言えますが、機齢の高いボーイング777-200/200ER型機も退役することが予想されます。機齢の高い同機には既に新シートに改装された機材もあり、座席をすべて回収して他の機材に再設置するのか、そのコストを費やすのも惜しければ、そのまま退役と言うことも考えられます。

新シートはもともとボーイング777-200/200ER型機とボーイング787-8型機に設定される予定でしたが、772の運用数が減り、78Mの運用が増えるとなると、今敢えて新シートへの置換は進めなくて良いと思うこととなります。

するとここ数年は、座席は古いものの、シートモニター完備、シートピッチ余裕の78Mでカバーしていくことが想定されます。

数年後には新たな低コストの新シートも調達できる可能性もあり、現在の新シートは絶滅亜種としてしばらく飛び続けることとなるかもしれません。

最後に

ついに正式に運用が開始された78M、座席数が多く、着席チャンスが拡大し、シートは従来のプレミアムクラスよりも広々としており、一定の満足感はあると言えます。

一方で、新世代のプレミアムクラスのシートはこのままディスコンとなりそうであり、しばらくは最新型のサービスを提供することはできなさそうでもあります。

厳しい台所事情で、資源を活用してなんとかサービスの質を維持しようとすることの一つかもしれません。 

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