JALのFOPが積算できて、羽田発着のノルウェー・オスロ発券のビジネスクラスが安いため、まとめてみました。
JALマイル修行で安いビジネスクラスは
JALが加盟するワンワールド加盟の航空会社で路線倍率などのアドバンテージがあるJALは別として、JAL以外の航空会社でFLY ONポイントを積算しようとすると海外発券の安いビジネスクラスがターゲットとなります。
一気にFOPを積みあげられ、それでいて日本発券のエコノミーやプレミアムエコノミーよりも単価が良いケースもあります。
こうした中で、ワンワールド加盟で海外発券を活用して日本に発着する航空会社で考えられる航空会社は下記のとおりです。
マレーシア航空
スリランカ航空
カタール航空
いずれも中東からアジアにかけた航空会社でありますが、スリランカ航空はアジアが主体で欧州はロンドン線のみとなっています。
マレーシア航空はオセアニアに就航しているものの欧州線はロンドンのみとなっています。同社は不運が重なり、いま世界を取り巻く危機で、同じ国のLCCの代表格であるエアアジアとの統合という話もあり、ワンワールドに加盟し続けられるかという懸念もあります。
そうした中で、カタール航空はドーハ空港をハブに世界五大陸に就航しており、欧州には日系の航空会社以上に広くそして便数も多く就航しています。
日本には羽田と成田に就航しており、2020年6月には関西空港の就航も再開の見込みです。
スターアライアンスのキャリアと比較すると世界一就航が多く、欧州とアジアの境目にあるターキッシュエアラインと似ていますが、ビジネスクラスのサービスではカタール航空の方が評価は高いようです。
また、ターキッシュエアラインは二つの大陸を跨いでも運賃が安かったりしますが、カタール航空も同様に安いのに加えて、時期によっては日本発券であっても安かったりします。
ビジネスクラス オスロ=羽田往復
今回はチケットが安い北欧都市の中でも一番西に在り、日本から遠いノルウェーのオスロ発券の羽田往復ビジネスとなります。
時期は今年の11月下旬に日本に向かい、12月のクリスマス時期に欧州に向かう旅程となります。羽田行きはドーハでの乗り継ぎ時間が長くちょっと疲れるかもしれませんが、復路は3時間以内と比較的乗り継ぎが良いと言えます。
A350-1000という最新型機材のビジネスクラスを利用
A350-1000はA350シリーズで最も胴体が長い期待であり、長さは73.8mであり、ボーイングのベストセラーである777-300ERの73.9mに迫る長さです。
最大離陸重量は308トンと同シリーズでは唯一300トン越え(B777-300ERは351.5トン)
となっています。
航続距離は14,920kmとなり、B777-300ERの14,594kmよりも上回り、77Wの刺客という存在感があります。
実際に、JALでは現在北米を中心に運用されているボーイング777-300ERの置き換えとしてA350-1000を採用することを決定しています。
ANAがより大きなボーイング777-9に置き換えるのと対照的であり、現在の世界を取り巻く危機が終わった後の市場がどちらに有利となるかは誰もわかりません。
カタール航空はA350-1000のローンチカスタマーであり、世界にいち早く運航しており、羽田路線に就航しています。A350-1000のエンジン音はB777-300ERに迫る存在感であり、21世紀の大型機の主流となりそうです。
運賃・予約クラス・FLY ONポイント
機材の話が長くなりましたが、運賃と予約クラスとFLY ONポイントは下記のとおりです。
運賃 約183,240円
予約クラス Rクラス(JMBでの積算率125%)
FLY ONポイント 20,554FOP
FOP単価 8.92円/FOP
羽田=ドーハ間は5千マイルほどですが、ドーハ=オスロ間は3.1千マイル弱であり、ドーハまで一旦南下する分で距離は稼げることとなり、アッパークラスのため後は掛け算でFOPが大きくなる結果と言えます。
最後に
カタール航空は以前からビジネスクラスの運賃は魅力的でありますが、このご時世もあってか、かなり先までの運賃でも以前よりも安くなっています。
これは緊急事態ととらえて、現金確保という性格が強いかもしれませんが、搭乗できる時期が来ることを期待しての設定かもしれません。