1年半以上喧々諤々のオリンピックがついに開催式を迎え、まとめてみました。
ブルーインパルス
開催式の二日前に聞きなれない轟音が午後1時前後に聞こえるとブルーインパルスの練習という事で、本番も期待した。
しかし、夕立になりそうな雲があり、テレビの中継も含めてカラフルな五輪は見ることはできませんでしたが、ブルーインパルスのあっという間のデモンストレーションぐらいの尺が今の時代にはワクワクさせ、集中力が続くというのも感じさせられ、こうしたコンテンツ作りが必要かと再認識しました。
オリンピック開催式
205の国と地域と難民選手団の入場を見ているとアフリカとカリブ海地域に国が多いことを再認識し、まだ、全世界3分の1しか行っていないものの、リタイアしたらカリブ回遊でもしたいと思ってしまいました。
酉は、エタジュニ、フランセ、ジャポンと夏季開催国の順に登場し、ようやく終わったかと思うとJOC、IOC会長の演説が待っていました。
プレゼンテーションとは何か
JOCの会長はさすが選挙で鍛えられたとでも言うようなノーミスの演説であり、前任の会長が演説するのを想定すると、やっぱり変わって良かったと思うくらいでした。
中身は全く覚えていませんが、プレゼンとしてはきれいにまとまっていたと思います。
続いてのIOC会長の演説については、最初は弁護士先生と言うくらいあり、流暢だと感じていましたが、途中からは昭和の結婚式かと言うくらい長く聞く気がなくなってしまいました。
その長さもあってか、続いての国民の象徴である天皇陛下の宣言は短いながら、今の国内に蔓延している雰囲気をとらえている発言は対照的であらせられました。陛下と比較してはいけないのかもしれませんが。
一方で、陪席している行政のトップはさらにその隣に座っている緑の知事(当日はオリンピックに合わせて青系の服装でしたが)が慌てて起立したのをまねて、慌てて起立するのは行政の長以前に、政治家としてダメダメと言えます。
さらに着席時の姿勢についても激務でお疲れなのはわかりますが、陪席としてはちょっとです。
物心つく時から政治に漬かっていたサラブレッドのマリオのようには空気が読めないのは仕方ないとは言えますが、行政の長であり、現憲政を考えても陪席していることに対しての緊張感が足りないのは問題です。さらに、スーツとネクタイもIOC会長と被っていました。
聖火台のランナー
当日の朝刊からざわざわしていた聖火台への最終ランナーですが、当日午後のワイドショーのゴゴスマまで糸を引く、話題となっていました。
新国立競技場へのエントリーは金メダル三冠のお二方と言うのは理解でき、そこから引き継がれる野球界で国民栄誉賞の三方も納得できます。特にミスターの姿は前回の東京五輪を見た世代には感動的であったのかもしれません。
左側でミスターを支えている松井氏もさすがと言えますが、やはりここは右側からも支えるサプライズもあって良かったと言えます。息子が登場であれば国内ではざわつきそうなものでありますが、敢えてオリンピック覇者のカール・ルイス氏が突然出現するのも良かったもしれません。「カール、カール」と言っていた、良きオリンピック時代の記憶を覚醒したことでしょう。
そして、いよいよ最終ランナーについては冬季王者のゆずれない方や現役の苦難を乗り越えたスイマー、グリーン・ジャケットに袖を通した人など期待されており、ワイドショーのゴゴスマで緊急アンケートをしたところ、アンケートではマリオ、ルイジ、ミスター、たぬきなどが多いものの、ゆずれない方や現役の苦難を乗り越えたスイマーもありました。意外な回答としてはフワちゃんもありました。
そして、いざ視聴していると世界ランキング最上位のテニスプレイヤーでした。いみじくもフワちゃんばりのお洒落さもありました。
金メダル4冠で国民栄誉賞の人がいるとか思いつつも、テニスで世界ランキング最上位と言うのはワールドワイドでは強いという点や日々感じることを21世紀型的に発信をしているなど考慮すると、これからの若い世代の人々は色々紆余曲折はあっても前向きな将来を築いていく姿を想像できそうで、個人的には良かったと思います。
今を120点満点の満足にするイベントとして、ショータイムにして聖火台に炎の弾丸を打ち込むとい言うのが文句なかったと言えますが、先週オールスターに出て、今週来日してというのは検疫的にコンプラ違反になり、公平性に欠き、メジャーが欧州やアフリカでの認知度も考慮すると、ある意味、なおみファイナルはしっとりしていたかもしれませんが、良かったかもしれません。
最後に
過去に色々な背景やトラブル(その程度済まないケースもありますが)もありつつも、請け負った仕事を全うしたためか、始まってしまうと楽しめたオリンピック開催式でありました。
楽しむ時は楽しんだ方が良いと言えますが、本質的にこのイベントを誘致したコストと効果を問うた結果、そのつけが将来の公租公課に影響がないことを祈るばかりです。