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【JR東海・完乗】飯田線 乗っていても見所満載

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今回はJR東海と言うか日本のJR線でも偉大な地方線の飯田線をコンプリートしてみましたので、お伝えします。

飯田線

愛知県豊橋市の豊橋駅と長野県上伊那郡辰野町の辰野駅を結ぶJR東海の鉄道路線であり、営業キロは195.7kmと長い路線であります。駅の数は94駅と各駅停車で旅をしても、カウンターがないと正確に測れないかもしれません。

名前のとおり、長野県と愛知県の路線かと思うと静岡県にも跨っており、中部天竜をはじめとして13駅が静岡県内に存在します。

個人的には飯田線と言うと西村京太郎トラベルミステリー・愛と死の飯田線・高原列車殺人事件の印象が強いところでもあります。

今ではサスペンスの帝王で十津川警部役も演じる船越英一郎が印象的であり、天竜峡駅での停車時間の合間に天竜峡に降りいていたのが記憶にあります。

最速達あずさ17号からスタート

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下りの中央線特急では最速達はあずさ17号であり、以前のスーパーあずさを現在に継承している系譜であります。新宿を出発しての停車駅は八王子、甲府、茅野、終点松本であり、E353系の性能が吟味される号でもあります。

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新宿駅のあずさホームは9,10番線と限定されており、過去の常磐線の上野駅のように個別検札があるわけではありませんが、特別感はあります。

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幸いにも新宿駅改札内には成城石井があり、同オリジナルブランドのスパークリングワインやハイボールを手にすることができます。個人的には翌日に跡を引いてしまうのが課題と感じています。

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あずさ号は今では当たり前に停車する立川駅を通過します。

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新宿から西一直線だった中央線が立川を境に南下して八王子・相模方面に進むわけですが、結局はカーブの多い中央線となっています。

中央道の並走も多く、車の道の方が上に下にフレキシブルであるのは自動車産業が今も健在と言うことかもしれません。

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大月も通過し、甲府に停車します。停車時間は速達タイプの使命なのか1分もなく、同時に停車の上りのあずさの方が余裕があるくらいです。

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甲府を過ぎると富士山でありますが、反対側の入道雲とやまなみも印象が強い景色でした。あずさ17号では停車駅も少ないため、あっという間に過ぎてしまいますが。

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飯田線に乗り継ぐとなると岡谷駅での乗り継ぎが必須ですが、今回乗車したあずさ17号は岡谷には停車しないため、停車する茅野駅での乗り継ぎとなります。

新宿と茅野、新宿と岡谷では営業キロが200kmを切るか超過するかの区界であり、ある意味グリーン車利用にはコスト的にメリットが大きいかもしれません。

岡谷駅から飯田駅まで

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茅野駅からは接続よく、長野色の列車がきます。この時期は部活の練習風の学生が多いです。

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岡谷駅では東海車両の216Mにタイミングよく接続できます。この列車の始発は松本であり、岡谷で前後が逆転します。この辺りは高速道路のインフラが良く、長野県はオリンピックで一番インフラが整備されたのかもしれません。

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ちょっと前に中央支線完乗で来た辰野駅です。前回は改札外に出られる時間がありましたが、今回は長時間停車はほとんどなく、列車の中から飯田線の旅がスタートします。

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諏訪湖が源流ではじまりから大きな天竜川沿いを進む飯田線は天竜川を渡ったり、横を走ったりと天竜線と言ってもいいくらいです。

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 伊那市を過ぎ、駒ケ根に到着です。このあたりまでは比較的直線が多いのですが、ここから先はカーブを重ねて丘を越えていくような路線に変化していきます。

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 有名なΩカーブと橋梁と勾配の後に田切駅に停車します。

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この後もカーブをこなして、丘を越えていきます。

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 リンゴ畑です。イメージするリンゴ畑とはちょっと違います。

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 元善光寺駅に到着です。新宿を出発してから4時間40分程経過していますが、将来は同駅近くにリニアの駅ができて、品川から45分で来れるとなるのは想像できないくらいです。

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 南アルプスを突き抜けて天竜川を一瞬渡り、またすぐにトンネル入り中央アルプスを突き抜けていくという壮大なスケールを感じてしまいました。

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ようやく飯田線の前半終了とでも言えるように飯田駅に到着します。到着少し前から夕立となり、駅の外に出るのは撮影の一瞬でした。

特急 伊那路で豊橋に

 

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後半は特急で一気に豊橋を目指します。特急 伊那路は373系電車の3両編成で運行されています。

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豊橋と飯田間に1日2往復運行されており、今年で25年を迎えた特急列車でもあります。

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普通車のみの設定であり、指定席は1号車と車端に設置されているコンパートメント席となっています。

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終始、着席している人がいなかったので、こちらの席を指定した方が良かったと少し後悔してしまいました。

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 飯田駅を出発し、再び天竜川に合流します。天竜峡駅まで開けた川沿いを進みます。

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天竜峡駅に到着します。特急なので、途中下車して渓谷まで行ってみるという事はできませんでした。

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天竜峡駅を出発すると21世紀の名所とも言える天竜峡大橋を見上げます。時間があれば橋の中から飯田線を見てみたかったのですが、車で来た時に実現しようかなと思います。

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 天竜峡駅から中部天竜あたりまでは山岳鉄道であり、トンネルと崖が迫った川沿いの明かり区間の繰り返しであります。夕立の後だけに少し不安なくらいでした。 

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秘境駅の小和田駅手前あたりです。天竜川の色の青さが印象的です。この後、長大トンネルの大原トンネルに進入すると急に特急らしく加速していきます。

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トンネルを抜けるとすぐに水窪駅に到着です。佐久間ダム建設で水没した付け替え線の区間であり、飯田線の歴史を感じる区間でもあります。 

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第六水窪川橋梁を渡り、しばらくすると再び長大トンネルの峯トンネルに突入し、佐久間駅通過後に最後の天竜川渡りをします。

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そして、中部天竜駅に到着です。岡谷から長くお供してきた天竜川とはここでお別れとなります。

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中部天竜からは大千瀬川、相川、宇連川、そして、豊川沿いを走っていきます。とは言っても、天竜川のように接近しているケースは少なく、平野の鉄道に近づいていきます。

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住宅が多くなり、山岳から里山へと景色が変わっていきます。

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本長篠に停車した後に、大きなS字カーブの線路で新東名を3度横切ります。そして、新東名の新城ICの近くに道の駅 もっくる新城の横を通過していきます。

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すると間もなく、新城駅に到着します。ここからは通勤区間と言った佇まないとなります。

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 新城駅出発後、ウトウトしてしまい、気が付くと豊川駅に停車していました。ここからは10分で豊橋駅に到着となり、飯田線195.7kmの旅は完了となりました。

豊橋から名古屋まで

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豊橋駅付近を散策すればよかったのですが、こだまは本数が少ないため、新幹線ホームに急ぎます。

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あっという間ですが、海が見えたりもします。 

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 三河安城で再び、通過待ちしてから出発、在来線と並走すると名古屋駅が間もなくとなります。

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名古屋プリンスホテル スカイタワーが目立つ複合施設のグローバルゲートはいつも気になるのですが、一度も行ったことはなく、次回は泊まってみたいところでもあります。

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乗車してきたN700Aこだまと隣にいるN700Sとのツーショットです。

最後に

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天竜川に並行して走る区間が多い飯田線は飯田駅以北ではたくさんの駅とカーブの連続、飯田駅から中部天竜まで山岳鉄道、中部天竜以南はローカル線から通勤路線と色々な表情を持つ魅力的な路線であります。

次回はゆっくりと沿線を楽しむ目的で訪れたいと感じてしまいました。

今回のスケジュール

新宿 11:00   茅野 12:59   ※特急あずさ

茅野 13:05   岡谷 13:22

岡谷 13:30   飯田 15:49

飯田 15:58   豊橋 18:31  ※特急伊那路

豊橋 18:39   名古屋19:06  ※新幹線こだま

 完乗進捗

営業キロ 乗車キロ 未乗キロ 乗車率
1970.8 1857.9 112.9 94.27%

 

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