日本発券のプレミアムエコノミーとニュージーランド発券のプレミアムエコノミーを組み合わせて、ニュージーランドを楽しむ弾丸旅行を考えてみました。
- ANAの日本発シドニー行きプレミアムエコノミー
- シンガポール航空の日本発オークランド行きプレミアムエコノミー往復
- 日本発ANAプレミアムエコノミーとオークランド発シンガポール航空プレミアムエコノミーをミックスして、ニュージーランドに二度弾丸旅行
- 最後に
ANAの日本発シドニー行きプレミアムエコノミー
2015年12月11日より運航が開始されたANAのシドニー線は2年近くが経過し、認知度も高くなり、人気が高いようです。特にANAの上級会員を目指す人には、プレミアムエコノミーはポイントを一度に多く貯めることができるため、特に人気があり、金曜日や連休の開始日前夜発などは人気が高く、最安のプレミアムエコノミーは空いていません。仮に往路が空いていたりしても、復路が最安では満席だったりして中々計画が立てられないこともあると思います。
シンガポール航空の日本発オークランド行きプレミアムエコノミー往復
サービスに定評のあるシンガポール航空の中でエコノミーよりワンランク上のプレミアムエコノミーでニュージーランドのオークランドの往復をエクスペディアで検索してみました。検索結果は以下の通りです。運賃は往復で185,040円です。
2月9日の夕方に東京を発ち、シンガポールで1泊し、翌日の夜オークランドに向かいます。オークランドで1泊し、翌日、オークランドを出発し、東京には連休明けの2月12日の早朝に到着します。金曜日半ドンし羽田に向かい、火曜日はきついですが、都内の方であれば、羽田から出社も可能です。また、この旅程では、エアバスA350-900,A380-800,ボーイング777-300ERと豪華な機材が勢ぞろいしています。プレミアムエコノミーのシートは各機材でほとんど差はありませんが、飛行機も楽しむことができると思います。
検索では往路のシンガポールからオークランドはコードシェアのニュージーランド航空のプレミアムエコノミーも利用可能で乗り換え時間も短いですが、予約クラスはPであり、ANAマイレージでのニュージーランド航空の加算コード一覧にはなく、加算されない可能性もあり、敢えて時間のかかるフライトで算出しました。
ANAマイレージクラブでの加算
予約クラスはいずれもP(100%加算)
積算マイル数
東京=シンガポール間 3,312マイル
3,312×100%=3,312マイル(A)
シンガポール=オークランド間 5,225マイル
5,225×100%=5,225マイル(B)
往復合計 (A+B)×2=17,074マイル
185,040円÷17,074=10.84円/マイル
プレミアムポイント
東京=シンガポール間 3,312マイル
(3,312×100%)+400=3,712PP(A)
シンガポール=オークランド間 5,225マイル
(5,225×100%)+400=5,625PP(B)
往復合計 (A+B)×2=18,674PP
185,040円÷18,674=9.91円/PP
ライフタイムマイル(参考)
(3,312+5,225)×2 =17,074マイル
メルカトル図法の地図を見ると日本とシンガポールとオーストラリアやニュージーランドは東西ではあまり離れていないようですが、シンガポールとニュージーランドは日本からアメリカ西海岸まで行く距離があり、遠回りによりマイルを稼ぐことができます。
日本発ANAプレミアムエコノミーとオークランド発シンガポール航空プレミアムエコノミーをミックスして、ニュージーランドに二度弾丸旅行
ANAマイレージクラブの上級会員を目指す方には、各会員ランクに設定されているANA便搭乗ポイントが条件となるため、ANA便にも搭乗する必要があり、ANAのシドニープレミアムエコノミーはポイント加算においては比較的高効率のため、シンガポール航空のチケットとミックスして、旅程を考えてみました。
旅程
旅程は下記の通りです。
2/8 NH879 HND-SYD 789 G
2/9 NH7964 SYD-AKL 77W Y(NZ運航)
2/12 SQ286 AKL-SIN 388 P
2/12 SQ636 SIN-HND 77W P(翌朝着)
3/23 SQ631 HND-SIN 359 P
3/23 SQ285 SIN-AKL 388 P(翌日着)
3/25 NH7965 AKL-SYD 789 Y(NZ運航)
3/25 NH880 SYD-HND 789 G(翌朝着)
こちらは日程に少し余裕があり、2月はオークランドに3泊、3月は1泊可能です。予約クラスはすべて100%加算であり、面白い点としては、ANA発券のシドニーとオークランド往復部分がニュージーランド航空運航であり、オークランド行きはボーイング777-300ER,復路はボーイング787-9であり、予約クラスがYということもあり、もしかしたら往路では改装前の独特な形状のプレミアムエコノミーに座ることができるかもしれません。
また、ANA運航区間では、マイルまたは、既にANAマイレージクラブプレミアムメンバーでアップグレードポイントがあれば、人気路線ですので厳しいかもしれませんが、ビジネスクラスへのアップグレードも空きがあれば可能かもしれません。
運賃
運賃の検索結果は下記の通りです。
ANA発券分
シンガポール航空発券分
ANA発券分が225,140円、シンガポール発券分が194,040円となります。
ANAマイレージクラブでの加算(ANA発券分)
積算マイル数
東京=シドニー間 4,863マイル
4,863×100%=4,863マイル(A)
シドニー=オークランド間 1,345マイル
1,345×100%=1,345マイル(B)
往復合計 (A+B)×2=12,416マイル
225,140円÷12,416=18.13円/マイル
プレミアムポイント
東京=シドニー間 4,863マイル(路線倍率1.5倍)
(4,863×100%×1.5)+400=7,694PP(A)
シンガポール=オークランド間 1,345マイル
(1,345×100%)+400=1,745PP(B)
往復合計 (A+B)×2=18,878PP
225,140円÷18,878=11.92円/PP
ライフタイムマイル(参考)
(4,863+1,345)×2 =6,208マイル
日本発のシンガポール航空プレミアムエコノミーよりも単価は良くないですが、ANAのマイルを持っていれば、スカイコインに交換して購入すると持ち出しは少なくなりそうです。
ANAマイレージクラブでの加算(シンガポール航空発券分)
先述した日本発券ルートは同一ですので、積算されるマイルとポイントは同一ですが、運賃が違うため、単価が異なります。
予約クラスはいずれもP(100%加算)
積算マイル数
東京=シンガポール間 3,312マイル
3,312×100%=3,312マイル(A)
シンガポール=オークランド間 5,225マイル
5,225×100%=5,225マイル(B)
往復合計 (A+B)×2=17,074マイル
194,040円÷17,074=11.36円/マイル
プレミアムポイント
東京=シンガポール間 3,312マイル
(3,312×100%)+400=3,712PP(A)
シンガポール=オークランド間 5,225マイル
(5,225×100%)+400=5,625PP(B)
往復合計 (A+B)×2=18,674PP
194,040円÷18,674=10.39円/PP
ライフタイムマイル(参考)
(3,312+5,225)×2 =17,074マイル
日本発よりわずかに高いですが、それでも割安と言えます。また、オークランドから羽田までの片道は最安で約9.5万円と往復よりも安くなっています。
最後に
南半球もしばらく行っていないので、来年は余裕があれば行ってみたいと思っており、ニュージーランド直行便がなかなか高い中、時間はかかりますが、マイルとポイントがたまるルートもあり、本格的に検討してみたいと思います。