ANAビジネスクラスのシンガポールから成田までの深夜便を利用しましたので、お伝えします。
東京=シンガポール路線
ANAでは、東京(羽田・成田)とシンガポール間を1日4往復(2018.7.1 〜 2018.9.30のスケジュール)運航しています。以下シンガポール発の時刻は下記の通りです。
NH802便(成田)6:10
NH842便(羽田)11:00
NH844便(羽田)22:15
NH804便(成田)0:35
人気なのは都心から近い羽田着のNH842便とNH844便ようであり、NH802便は朝3時くらいにホテルで起床して空港に向かわないといけないため、不人気のようですが、外国人需要が多いためか、意外と空席が少ないようです。NH804便は成田に朝8時過ぎに到着のため、都心に朝9時前に到着することは難しいですが、シンガポールでは夜も満喫することができるため、深夜便としては、限られた時間をエンジョイできる時間設定と言えます。
ビジネスクラス搭乗記
搭乗
ANAのチェックインカウンター前には、ターミナル4にあるような自動チッェクイン機がいつの間にか多く設置されています。まだ、利用できませんが、近いうちに自動チッェクイン機を利用する方が多くなるかもしれません。シンガポールの出国は自動化されており、パスポートのスキャンと指紋のスキャンで自動通過できますが、最後はスタッフが目視確認しています。まだ、精度が高くないのでしょうか。
シルバークリスラウンジに行き、シャワーで汗を流した後に、シャンパンで一服をします。NH844便ではラウンジは混雑していますが、NH804便では、ラウンジも空いており、ゆっくりできます。
そして、搭乗時間となり、ボーディングブリッジを渡り、機内に。今回は、ビジネスクラス最後列の窓側の13Kにしました。
アメニティはクアラルンプール線と同じです。
到着前の機内食のチョイスをヒアリングされ、「和食」をお願いします。予定通りに出発し、映画を観ます。
深夜便タイム
ジェニファー・ローレンス主演の「レッドスパロー」は、機内専用の編集が施されており、落ち着いてみることができます。
起きている人には、ドリンクのサービスとおつまみのサービスが始まります。ラウンジで飲んだものの、喉が渇き、比較的冷たく設定されているドリンクの中でシャンパンをお願いします。
おつまみはプラスチック容器に入ったものを自分で選択可能です。以前はもう少し豪華で陶器に盛られたおつまみでしたが、需給と採算から現在のプラスチック容器での提供となっています。この先、自然環境とか言って、紙やモナカの皮に盛られたりすると驚愕ですが。
映画も見終え、機内のライトも消灯に向けて、どんどん暗くなっていきます。今回はベッドパッドとコンフォーターをかけて、熟睡しました。
朝食
睡眠時間は3時間ほどですが、CAさんに何度も揺すられて目が覚めました。ちょっと頭痛がする中、なみなみと注いでいただいたグレープフルーツジュースをいただくと目がすっきりと覚めます。
しばらくすると朝食を持ってきてくれました。和食をお願いしたのですが、なぜか洋食が。しばらく、手を付けずに待っていると和食を持ってきてくれ、交換していただきました。
和食はお粥であり、飲み過ぎた体にはちょうどいいメニューでした。深夜便の方が昼行便よりも機内食のボリュームは少なめですが、寝る時間を大事にする人には深夜便の方が貴重と言えます。
夏の朝6時の上空は既に昼のような眩しさであり、ボーイング787のデジタルシェードを全開に調節すると寝ている人に悪いくらいでした。雲を大きく迂回することもなく、予定通りに成田に到着。
ゲートは乗り継ぎ利用者を優先してか、40番台にゲートで、入国ゲートまでいい運動となりました。成田空港にも、顔認証の入国ゲートが設置され、眼鏡をかけた状態でもスムースに認証されました。
最後に
クアラルンプール線は昼行便しかありませんが、シンガポール線の場合は夜行便もあり、特に0時過ぎに出発するフライトでは、シンガポール市内を夜遅くまで楽しんだ後でも、空港まで近いこともあり、時間をゆったりと過ごすことができます。そして、機内に行けば、ぐっすりと眠ることもでき深夜便は時間を有効に使いたい人にとってはベストフライトと言えます。