Peach国際線の深夜便のMM809便、羽田からソウル仁川行きを利用してみましたのでお伝えします。
ピーチの真夜中フライト
ピーチの深夜・早朝便ピーチでは羽田発着と一部の関西発着について、深夜早朝便を設定しています。
2019年夏ダイヤ(~10月26日迄)では下記のとおりです。
羽田=ソウル仁川
アウトバンド HND 1:55発 ICN4:25着
インバウンド ICN 22:35発 HND0:55+1着
羽田=上海浦東
アウトバンド HND 2:45発 PVG5:00着
インバウンド PVG1:10発 HND5:00着
羽田=台北桃園
アウトバンド HND 5:55発 TPE8:25着
インバウンド TPE20:40発 HND0:55+1着
関西=台北桃園
アウトバンド KIX2:30発 TPE4:25着
インバウンド TPE0:05発 KIX3:50着
※6/29-10/26運航
ソウル、台北、上海発券をしようと考えると接続の良い時間帯であります。
もちろん、ピーチは他の航空会社とのワンストップのサービスはしていないため、海外発券とピーチを組み合わせる場合は、現地では入国してチェックインの対応が必要なケースが多くなります。
また、ピーチはチェックインの締め切り時間には厳しいため、海外発券と組み合わせる場合は接続時間を考慮する必要があります。
ピーチ搭乗記
チェックイン
ピーチは羽田空港国際線ターミナルで常時のカウンターは有りません。そのため、グループ会社のANAのカウンターを利用することとなります。利用した際はDカウンターであり、ANAのファーストクラスチェックインカウンターの真後ろでした。いつもはそっちなのですが。
同社の公式サイトを見ると羽田空港ではWEBチェックインや自動チェックインではなく、有人カウンターでのチェックインが記載されています。
時間は120分前からと記載されていましたが、利用した当日は175分前からチェックインがスタートしました。
アウェイの空港(チャンギなど除く)では3時間前からチェックイン開始のANAと共通しています。
夜の羽田空港国際線のターミナルの出国前のエリアは24時間営業しているところもありますが、飲める場所が少なく個人的に設けてほしいところであります。単価と回転率を考えると難しいのでしょうが。
搭乗券はANAのものをそのまま利用しています。印字にまでANAが記載されているほかA STAR ALLIANCE MENBERも記載されています。
スターアライアンスコネクティングパートーナーになれば、利用価値がアップするのでしょうが、余計なコストが配賦されそうなため、そんなことはないでしょう。
この搭乗券を持っていると、ついつい、スイートラウンジに行ってしまいそうになります。
搭乗
LCCでありながら、堂々の108番ゲートから搭乗となります。
案内表示だけではよくわかりませんが、搭乗誘導の表示を一緒に撮影するとピーチとわかる色であります。
シートはレザーシートであり、あまりへたっていないため、割と新しいシートです。ヘッドレストカバーがないため、のっぺらぼうのようです。
シートバックは標準的です。
12列目は非常口座席であり、有料ですが、快適に過ごすには一択であります。
シートピッチは広いですが、人気なのか隣席もいました。海外のLCCですと、座席指定にお金を出すのがもったいないと考えるのか、先頭列や非常口座席は結構空いていますが、ピーチはそうでもありません。
機内誌などもピーチ色です。
搭乗する人を見ていて感じたのは女性比率が高く、同社のマーケティングがうまく行っている証なのかもしれません。中年のおじさんはあまりいませんでした。
機材はJA82Pです。国際線で多く用いられている機材のようです。
離陸
離陸となると2時過ぎであり、目がしょぼしょぼとなってきます。この時点で寝落ちている人が大半であります。
滑走路を撮影してみましたが、眠いためか、ぼやけてしまいました。土曜ワイド劇場のようです。
ベルトサインが消えると韓国入国書類を配布し、そのあと減灯します。8割方、眠っていますが、食事やドリンクの販売を開始します。
機内でのひととき
アナウンスでは「最終便につき、食事は30%にいたします」と言っており、スーパーの閉店間際の弁当や惣菜状態でした。
搭乗したら飲みたくなるお酒に手を出してしまいした。メニューにもあるドライプレミアムにしようとしたのですが、冷えていないと言われてしまいました。
仕方なく、オリジナルのドライに。カード決済はその場で端末にカードを通すのではなく、カードをギャレイに持って行って処理していたため、少し不安にもなりましたが、カード明細も問題なさそうでした。
ビールを飲み終えると、さすがに眠くなり、もう駄目だと素直に寝てしまいました。寝ていると仁川が近くなり、着陸であります。
着陸・入国
定刻通りに着陸します。到着時アナウンスはブレずに「おおきに」でありました。
日中は喧騒の仁川空港も早朝は静かであります。
しかし、入国審査に進むと長蛇列ができており、真夜中便が多いことを感じさせられます。入国審査は20分ぐらい待ちでした。
時間があったため、バスでターミナル2に行ってみました。CADで作成したような緻密で美しいターミナルとドーンパープルとも言えるあかつきがCGのよう見えてしまいます。
最後に
真夜中のピーチ便は結構混雑しており、人気のようです。時間帯からすると眠くてしょうがなく、あきらめて寝るのが一番良い時間の過ごし方であります。
時間を有効に活用するには持って来いのフライトであり、LCCとは無関係のマイル修行にも役立ちそうです。