北欧発券は欧州の中では安い発券地として有名ですが、その中でもストックホルム発券において、KLMオランダ航空とカタール航空の安さが際立っているため、まとめてみました。
攻めるKLMとカタール航空
KLMオランダ航空は日本でも昔から有名な航空会社であり、スカイチームメンバーであります。アジアへのネットワークは充実しており、台北やマニラ、デンパサールにも就航しています。寅さんが唯一海外に行ったウィーンへの道中もKLMでした。
カタール航空は中東のカタールに本拠地を置く、航空会社であります。ワンワールドに加盟し、知名度としてはSKYTRAX社のランキング上位で有名であります。
特に、ビジネスクラスは世界1位であり、最新型のビジネスクラス「Qsuite」は扉付きの個室でありつつも、パーテションを開閉することによって、ペアやファミリーが満足できる空間でもあります。
こうした、日本でも認知度の高いエアラインですが、欧州発券、特にスウェーデン(ストックホルムやヨーテボリ)発券では、エコノミーと間違うような価格設定をしている時期もありjrます。
サービスと価格面で満足できないはずがないエクスペリアンスを提供しています。
KLMビジネスクラス ストックホルム発券マニラ往復
最安値は日にちが限られますが、ストックホルムから2月の3連休にマニラに行き、ゴールデンウィーク近くに再び、欧州に行く日程で試算をしてみました。
マニラ着は19時過ぎであり、日本に戻る場合は1泊が必要です。復路は20時過ぎ発であり、日本からの場合は同日に乗り継げそうです。
肝心な運賃とMQM単価は下記のとおりです。
運賃 163,057円
予約クラス Oクラス(DL 100%加算)
メダリオン資格マイル 14,394MQM
MQM単価 11.32円/MQM
予約クラスOは100%であり、積算率は上位のクラスと50%も差があるものの、安さが際立ち、単価は11円台に落ち着いています。
ちなみに東京行でも日程を選ばなければアンダー20万円もあり、MQM単価は落ちてもマニラ往復が手間と言う人はそっちがいいかもしれません。
カタール航空ビシネスクラス ストックホルム発券バンコク往復
最安値では、マニラやシンガポールが安いのですが、最安値で選択できる日程が多いのはバンコクでありました。
2020年の年始にバンコクに向かい、ゴールデンウィークにバンコクからストックホルムに向かう試算をしてみました。
運賃と予約クラスは下記のとおりです。
運賃 190,960円
予約クラス Iクラス(JL 125%加算)
FLY ON ポイント 15,394FOP
FOP単価 12.40円/FOP
ドーハ=バンコク間は往復ともに世界トップクラスのビジネスクラス、suite利用であります。ドーハでの乗り継ぎはバンコク行きが80分、ストックホルム行きが2時間50分と接続も良いです。
予約クラスが最安のRではなく、Iクラスではありますが、ほぼ、どの日程でもカバーしているため、融通は利きそうです。
欧州に再び行きたいけどバンコクに寄り道したい人には良いルートかもしれません。
どちらの航空会社が良いか
ビジネスクラスとしては世界一のレーティングを誇るカタール航空を利用すると間違いないでしょう。
しかも、最新式のQsuiteを利用できるため、飛行機に思い描くイメージが覆るかもしれません。
一方で、KLMは欧州に広いネットワークがよく、ハブがアムステルダムであるため、アジアと欧州の間のフライトはいい意味でゆっくりできるため、ある意味では寛げるでしょう。
最後に
ワンワールドとスカイチームのエアラインにおいて、特に安さが目立っており、マイル修行と合わせて考えると外せないエアラインであります。
スターアライアンスでも20万円以下の運賃はありますが、予約クラスがPクラスと言う70%加算運賃であり、ビジネスクラス搭乗の満足感だけでは足りないものであります。
アライアンスを複数活用して、快適でプレミアムな旅をするのも一つの方法かもしれません。