マリオットステータスマッチ申請で一度失敗したものの、無事に成功し、長期間にわたるプラチナステータス維持のために活動を開始しましたので、お伝えします。
マリオットステータスマッチとは
マリオットボンヴォイのステータスマッチプログラムは他のホテルプログラムでの上級会員に向けに期間限定で同プログラムと同等に近いステータスを維持する施策であり、ホテル業界や航空業界ではたまに実施されるものであります。
同時多発テロやリーマンショック、SARSなど世界的にホテル業界が落ち込んだり、競合が大合併をして優位に立つなどの断面で実施されることが多いです。
まさに、コロナ禍は前述を超える危機でもあり、この施策を実施に踏み切ったのでしょう。
他社プログラムからのマリオット・プラチナへのステータスマッチの会員ランク
マリオット・プラチナになるための他社プログラムへの会員ランクは下記のとおりです。
ヒルトンHonors | ダイヤモンド | → | マリオットプラチナ |
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ゴールド | |||
IHG リワーズクラブ |
スバイア エリート |
||
プラチナ エリート |
|||
Accor Lifestyle RP※ | ダイヤモンド | ||
プラチナ | |||
World of Hyatt | グローバリスト |
※RP=ロイヤリティプログラム
ちなみにマリオットゴールドへのステータスマッチはハイアットではエクスプローリスト、Accor Lifestyle ロイヤリティプログラムではゴールドではマリオットゴールドがステータスマッチできます。
航空会社の上級会員もそうですが、松竹梅の松(さらにその上もあったりしますが)は諦めて、実質的においしい竹を狙う志向があり、梅は常に目立たない存在ではあります。
しかしながら、目玉は頻繁に滞在するプラチナ会員向けでもあり、濃縮果汁還元な施策とも言えます。
ステータスマッチの制約
ステータスマッチはANAスーパーフライヤーズカード会員のように一般会員とは異なるワンランク上のサービスを永久に受けることはできません。
ただし、一定期間内に同社が提示する条件をクリアするとその期間を延長することが出来、本当にプラチナ会員に到達した感もあります。
今回のマリオットボンヴォイでは下記のような制約と条件次第では、期間の延長が可能です。
ステータスマッチ完了後から90日以内に15泊すると2022年2月までプラチナステータスが維持
結構、シンプルであり、デルタスカイマイルが実施しているステータスマッチに近いとも言えます。
一定の期間に同社がリクエストする滞在数をクリアすると、その先は決まった期間までエリート会員資格が得られると言うものであります。
こうした施策では早く、成功した方が恩恵は多いと言え、早期に多くの会員に有償での滞在をしてもらうことでキャッシュを早期に獲得するとともに、次年度以降の太い客の開拓にもつながると言えます。
また、この施策によってプラチナ会員に到達した顧客に15泊のチャレンジをしている顧客に対して、プラチナ以下のサービスをさせることはなく、むしろそれ以上のエクスペリエンスを提供することで、2023年以降にも同プログラムを利用するような方向に向けさせると考えるのが妥当と言えます。
そういう意味では、頻繁にホテル滞在がある人は乗ってもいいかもしれません。
ステータスマッチ成功まで
昨年、手にしたANAダイヤモンド会員による戦利品とも言えるステータスマッチでIHGスパイア会員となり、今年は海外に行けない中、お手頃なタリフで、アップグレード必達のANAクラウンプラザ制覇の旅をしていたところにこの知らせが届きます。
既に有償でIHG15泊しており、申請してみます。
アクセスするとまずは会員としてのログインをします。ステータスマッチには会員である必要があります。
申請にあたって
申請にあたっては、その証憑が必要となり、対象の上級会員であることがわかる画面と過去12か月以内の滞在履歴となります。面白い点としてはステータスに到達するまでの履歴(人によっては修行履歴)ではなく、過去12か月の履歴です。
直近の個人の経済状況を見る方が、利益貢献につながるのかわかりませんが、直近12か月の滞在履歴が必要となります。
これはある意味で他社の上級会員もさらに他社からステータスマッチで成り上がった場合でも、直近の滞在があればステータスマッチできると言うことで、わらしべと言うかヤドカリと言うか人のふんどしと言うような成り上がりも期待できます。
実際やってみる
ログインすると現状のマリオット以外のプログラムの選択とその会員レベルを選択するプルダウンメニューがあり、その下には、そのエビデンスをアップロードする画面となります。
アップロードできるファイルは画像(jpg、png)とPDFファイルとなります。
現在のステータス(IHGスパイア)をそれぞれ選択し、画像のアップロードをします。
当初、アップロードしたのはHPの画面であり、カードと同等の画面が大きく表示されているところが良いと思い、ログイン後のトップニュー→「会員案内をご覧ください」の後の画面をスクショします。
そして、滞在履歴はいつどこに滞在したのが良いかと思い、ログイン後のトップメニュー→ご滞在&イベントの滞在履歴を表示し、見やすいように印刷(PDFへの変換)をして、二つのファイルを申請しました。
登録されると申請されましたと言う画面と同時に、申請を受け付けましたメールも受信されます。一応、作業に問題ない事は確認できます。
なお、ステータスマッチ申請画面は英語であるため、IHG側は英語画面に切り替えてスクリーンショットしました。その実効性は良くわかりませんが。
半日で却下のメールが
10営業日以内に回答をすると言うことなので、寝て待てと言うことで、翌日、遅く起きると怪訝なメールが届きます。
タイトルは「Unfortunately, Your Status Match Registration Wasn't Accepted」となります。何が悪いかは記載されておらず、再申請するかコールセンターに問い合わせするかの記載のみです。
再申請
何が悪かったのかわかりませんが、前回申請画面では不十分だったと考えます。
ステータス画面は今現在、ステータス会員であることが示され、会員番号が明記されているページ、すなわち「マイアカウント」ページをスクショします。
そして、滞在履歴については有償での滞在がわかる、マイアカウントから「獲得ポイントの概要の表示」をクリックし、アカウントアクティビティから過去365日間のご利用履歴をすべて表示するをクリックし、表示されたページをすべてスクショしてみました。
履歴が多い場合は、審査側の事も考えて、複数のスクショをパワーポイントで工作して一枚の画像にして、アップロードしました。
再び、申請受付の画面が表示され、一度却下されたものでも受け付けは大丈夫のようです。
半日でステータスマッチに成功
時間がかかるかなと思っていると翌日の深夜に下記のタイトルのメールを受信します。「Status Matched: Platinum Elite Status Is Yours」となります。これにて一安心しますが、肝心のアプリやWEBサイトではそのステータスの変更はされませんでしたが、日本時間の翌日に再度アクセスしてみるとプラチナステータスに変更していました。
アメリカのどこかの時間(CT,ET,WT)で変更されていたのか、日本の時間で変更されていたのかは不明ですが、ステータスマッチの醍醐味でもあります。
最後に
ステータスマッチに成功したとはいえ、90日間であり、今年の年末までとなります。スマホ画面でその各会員のランクが勢ぞろいの画面を見て、毎日ニコニコしていてもそれだけです。
やはり、ここから1年以上のプラチナ生活への条件である15泊をクリアするのが本望と言えます。
函館や錦糸町でワーケーション(と言っても平日は部屋に荷物を置いて、自宅にもどる)か、一泊を中心として全国行脚するかとなります。
幸い、移動費用も交通各社が色々と週末に安い料金を出しており、それを実現しやすくなっています。
こうやって、ホテル側の泥沼に引き込まれていくのかもと思いつつも、ぬるぬると楽しんでしまいます。