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松山から山口まで瀬戸内海をフェリーで渡ってみた

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天気が良ければ最高の景色が楽しめる瀬戸内海ですが、松山から山口までフェリーで渡ってみましたのでお伝えします。

松山から山口までフェリールート

松山から山口までのフェリールートは松山の三津浜港から山口の柳井港間の防予フェリーとなります。平日は1日に13往復しており、うち4便は伊保田港を経由しています。日曜日や土曜日は夜間・深夜便は運休となるため、時刻表の事前の確認は必要です。

運賃は車なしの片道お店一人では3,660円であり、瀬戸大橋をJRで渡ったり、しまなみ海道をバスにて広島経由で山口まで行くよりは安そうです。

乗船時間は2時間45分程であり、長すぎないため、本を読んだり、船内で仕事をするにはちょうど良い時間かもしれません。

ちなみに携帯の電波は一度も途切れることなく、かなりの電波強度でした。

船旅のスタート

松山市駅から

f:id:dantra:20200930004009j:plainスタートは松山市駅からです。伊予鉄道の高浜線(同社では黄緑色の線)の三津駅まで乗車し、そこから三津浜港まで歩くかタクシーで移動となります。

ちなみに高浜線は終点の高浜駅からバスで松山観光港まで行くと広島方面行の高速艇があり、急ぐ人はそちらの方が良いかもしれません。

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三津駅から港まで

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電車で松山市駅から三津まで12分程であり、そこからは徒歩でアクセスしてみます。歩くと10分程であり、昔から続くような街の真ん中を抜けていきます。

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出発の10分くらい前に到着となりますが、フェリーターミナルではきっぷは行列(5-6人のみですが)となっています。カード支払いも可能であり、1分程で発券できます。

フェリーターミナル内にはお土産物店とソフトドリンクの自販機群がありますが、付近を含めてコンビニ等はありません。

おれんじじゅぴたー号

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ターミナルを後にしてフェリーに向かいます。フェリーは三津浜港では船首を道路側にして停泊しています。船名はおれんじじゅぴたー号であり、車載場から3階構造となり、2階と3階の一部が客室となっています。

総トン数は695トン、航海速力は15.50ノット、エンジンはダイハツ製であり、660ccではなく、二基のエンジンから3,400PSを発揮する船であります。

乗った感覚としては晴天の瀬戸内海航行もありますが、揺れが少ないので可特徴です。最近乗船したところではすべてそうであります。

昔は、船に3-6時間ほど乗船すると吐かないまでも、陸に上がってから揺れている錯覚があったものですが、最近はそうしたこともなく、技術の向上かもしれません。

もっとも、陸に上がって、一杯飲んでしまったりして違う酔いが回ってしまい、包括されているのかもしれませんが。

館内設備

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メインの2階フロアはソファが並ぶラウンジ風であります。交通便のようなシートは前方にありますが、ソファ席を占有できるためかそちらの方が人気です。

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ただし、景色の素晴らしい窓側は遮るものがないためか意外とまぶしく、人気がありません。船首最前列の窓側では前方窓、左舷窓であり、まぶしいのか人気がなく空いていましたが、利用させていただきました。コンセントもあり、充電には十分であります。

また、BS放送(NHK BS1)が流れており、同時間には演歌が流れており、なんとも旅情を感じてしまいました。

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船内の販売施設は自販機のみであり、清涼飲料水とカップ麺となります。時折、カップ麺の臭いが漂い、購入している人が結構いるのだなと感じてしまいます。

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甲板には過去に使用されていたであろう、プールの後もあります。同船は1992年に運用開始されているため、平成世代ですが、その初期にはプールも活用されていたと言うのは良い時代だったのかもしれません。

出港

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船首は港に向いているため、船尾からバックを出港となります。タグボートはなく、自力で回転します。松山の景色もおさらばです。

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途中、潮の流れの大きいところも航行します。なぜか漁船も多く、汽笛を鳴らし、漁船を散らかして進みます。

潮の流れは場所によって結構違う

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鳴門海峡ではうずしおと言うくらいの潮流を見ましたが、西側の瀬戸内海でもこうした潮流を見られるのはなかなかであります。

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このあとは比較的、ゆったりと進み、目的地の柳井港が近づいてきます。山口県で柳井というとファーストリテイリングを想像してしまいますが、同一家は宇部であり、ずいぶん離れた場所にある場所であります。

到着

柳井港手前では周防大島間にかかる大島大橋を渡ります。トラス橋と色から思い出したのですが、2年程前にドイツの船が同橋にぶつかり、断水とインターネット回線断が起きたことを思い出してしまいました。

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そのことを思い出していると中国電力の柳井発電所が見え、着岸となります。着岸から下船は最近の飛行機よりも早いくらいであり、あっという間にポートビルに着きます。

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ポートビルは柳井白壁をアクセントとしているかのような建物であります。

船旅なのでここにいても何も始まらず、駅に向かいます。幸い、柳井港の前には柳井港駅と言うJRの駅があります。

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ポートビルと駅の間には国道188号線があり、バス停もありますが、観光客が乗る時間帯に気なく。列車で岩国方面か徳山方面を目指すこととなります。

この時間の船便はあと10分早く到着すれば鉄道との接続もばっちりでありましたが、それは実現せず、それでも20分ちょっとで電車は入線します。

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JR西日本地方電車の古い、真黄色な車両であります。柳井港の次は柳井駅であり、ユニクロがあるのか検索をしてしまいました。

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最後に

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日本は鉄道と飛行機が発達し、船にのると言う機会は少ないかもしれませんが、人類が世界中に広まったのは船のおかけでもあり、交通としては相当昔からプロトコルが構築されています。飛行機のプロトコルにおいても船のプロトコルが活用されており、船旅をしてみると飛行機旅がますます関心を持つこととなるかもしれません。 

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