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阿蘇くまもと空港 新ターミナルはよかばい

阿蘇くまもと空港 外観

新しくなった阿蘇熊本空港ターミナルを探訪してみましたので、お伝えします。

ターミナル構造

1階チェックインカウンター
1階到着側

外観は冒頭のとおり、熊本によくある黒い建物であります。学校の体育館にも見えますが、地震対策がかなりとられていても、各フロアは天井が高く、柱が少ない感じです。

1階はチェックインカウンターと到着ホールに分かれています。モバイルチェックインが浸透しているのか利用している人はまばらです。

一方で到着ロビー側は到着を待つ人が結構います。右の写真の右側部分はウェルカムプラザと呼ばれるようです。タリーズやお土産店のほか、羽田空港にもあるラーメン自販機も有ります。

阿蘇くまもと空港フロア案内

フロアとしては1階はチェックインカウンターと到着口であり、2階は非サービスフロアであり、3階が国内線と国際線出発フロアとなります。

そして4階は展望デッキであります。結構大きな空港の割には上下移動が少ないイメージであります。

花道型の展望デッキ

展望デッキ

4階の展望デッキはより飛行機が近くで見られるように4番搭乗口のボーディングブリッジの固定部分の屋上を活用して歌舞伎の舞台にある花道型(凸というよりもL字に近い感じもします)となっています。

阿蘇くまもと空港 展望デッキ中央

花道部分は上の写真のようになっています。出来たてという事もあり、ピカピカであります。寒かったですが。

展望デッキ 阿蘇山

花道から後ろに振り替えると阿蘇山も見えます。風車が多いですね。

阿蘇くまもと空港 離陸

滑走路に近いので超望遠レンズでなくても、離陸してANAウィングスのB737を写真に収めることができました。黄昏時の島原方面の山並みとなかなかの景色でした。

搭乗客だけの出発エリア

国内線保安検査場

出発フロアは国内線・国際線ともに3階であります。国内線保安検査場はゆったりとした空間となっています。上の写真の左側から進みます。手荷物検査はパソコンをバッグから出さなくても済む最新タイプであり、ついついパソコンを出したら「出さなくていいですよ」と言われてしまいました。

阿蘇くまもと空港 制限エリア

これまで日本国内の空港ではレストランや航空会社以外のラウンジは手荷物検査前エリアにありますが、同空港はこれから飛行機に搭乗する人向けにシフトしているのか、国際線のターミナルのようにエアサイドにお店や食べる処が集中しています。

阿蘇くまもと空港 搭乗口

搭乗口は1~5と羽田や福岡、新千歳比較すると少ないですが、すっきりしており、わかりやすくなっています。熊本ブラックとウッディな素材が印象的であります。

国際線入り口

国内線制限エリアに国際線エリアへのゲートがあります。国際線用の保安検査場が国内線とは別にあるのですが、不思議であります。同空港で乗り継いで国際線にアクセスと言っても導線は別となります。

ヨーロッパの空港のようにまず、搭乗者全員保安検査場を通過し、シェンゲン加盟国行きと非加盟国行きでゲートを分けて、最後にパスポートコントロールのみだと良いのですが、そうでもないようです。この国際線入り口付近には機内に持ち込めるものなど書いているのでここを通過するには2度保安検査を受けることとなりそうです。

国際線エアサイドには免税店しかないので、それ以外の熊本オリジナルなお土産や食事をしたい人はこのゲートを往復することとなるのでしょう。復路で手荷物検査は有りそうですが。

フードコートだが本格的なグルメ

阿蘇くまもと空港 フードコート

非制限エリアはショッピングだけでなく、グルメも充実しています。基本的にはフードコート形式であり、カウンターで注文して、呼び出しベルを受け取り、ブルブルしたらカウンターに食事を受け取りに行くシステムなのですが、中身が充実しています。

卵かけご飯、寿司・海鮮丼、熊本ラーメン、あか牛ローストビーフ、そして、馬刺しなどが堪能できます。また、バーカウンターのみではありますが、ウィスキーやブランデやクラフトビールを堪能できる店舗も有ります。黒いカードがあるとタダで利用できる店舗はありませんでした。

馬刺しと熊本デコポンハイボール

ということで馬刺しセットと熊本デコポンハイボール(ちょっと甘め)をオーダーしてみました。フードコートではありますが、本格的なのでこれで3,000円弱ほどかかりました。熊本駅ナカでも同じような注文した記憶があります。

馬刺しセット

馬刺しは用意されているのか5分もかからず準備され、食べるのも5分もかからないくらいであります。搭乗まで時間がなくても行けそうです。量を食べたい人はお土産で自宅で食べるとかと言う感じです。これにより、弾丸旅行でも熊本らしさを感じました。

最後に

阿蘇くまもと空港

熊本空港は2019年度で国内線では全国11位と新幹線駅があっても利用者が多い空港であります。そして、今回新しくなったターミナルは地震対策や災害時の持続可能性に力を入れているほかに、日本国内の空港としては関西空港の国内線エリアについで制限エリア(エアサイド)での施設を充実しており、今後こうした空港が国内においても増えていくことが想像されます。

また、熊本県は熊本市などに人口が集中していることも有ってか地域交通に積極的であり、そうしたことも有り、鉄道や航空など重視しているように見えます。新しいターミナルはよかばい。

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