生涯通算で1,000回目のフライトがANAプレミアムクラスでしたので、お伝えします。
1,000回目
パイロットやCAさん、飛行機通勤をしている人、バイヤーなどで世界を飛び回っている人からすると大した記録ではありませんが、個人的には節目であります。
初めに搭乗したのは今から30年ほど前の1994年であります。今では0歳児からフライトを積み重ねる人もいますが、個人的にはもの心がついたくらいでありました。
100回目のフライトはANAの羽田⇒新千歳の744であり、500回目は2014年1月に成田⇒沖縄のバニラエアでした。1から500回までは20年かかっていますが、501回から1,000回までは9年と倍のペースで進捗し、マイル修行に如何に憑りつかれていることがデータからもわかります。
ちなみに搭乗したマイル数は153万マイルとANAやスターアライアンス以外も含まれています。単純に平均すると1回のフライトは1,530マイルなので国内線のみでは実現できないと言うのがわかるかもしれません。海外に行って良かったと言うのはあります。
搭乗記
セントレアも色々な場所が
搭乗口の真下にあるセントレアピアガーデンは行ったことがないので行ってみます。
セントレアギャラリがありますが、ほとんど人がおらず、ガランとしたところであります。ピアガーデンではなく、ビアガーデンにでもすれば、これからインバウンドが回復すると効果的かもしれません。飛行機が近くに接する場所でもあるので、保安上からあまり、人が多すぎても困るのかもしれませんが。
戻って、ラウンジに行きます。エアサイドのセントレア エアラインラウンジも再開されていますが、敢えてカードラウンジに2の方に行ってみると1に行ってくださいと言われて出直しとなりました。
という事で1に来てハイボールを。ハンバーガーとワインからのハイボールなのでちょっとでしたが。
デジタルコンテンツメインの今でも同ラウンジに紙媒体の特定の月刊誌が置いていました。と言っても、特徴的なものしかありませんでしたが。
2017年7月号をピックアップしてみました。当ブログを始めたころに発売された雑誌でもありますが、ANA特集でした。まだ、A380が出て来ないのが当時を感じさせます。時の流れは速いものです。
最近は77Wの方がメジャーとなっていますが、国内線で運用された773はとても長く感じたものでありました。もうそろそろ、その姿を見ることはなくなるかもしれません。
そして、ANA特集ばかりかと思うと日本エアシステム(JD)も記事にされていました。日本エアシステムはA300とレインボーな777の印象が強いですが、MD80やMD90も運用していました。ちなみに、私の人生1回目のフライトはJDのA300でした。
空港も年々に色々な人のために設備が設けられており、誰にでも優しい施設になっています。しかし、セントレアのエアサイドは国際線はもう少し店舗があったりしますが、国内線は本当に静かですね。熊本や沖縄の方が賑やかなくらいです。
1Kテイクオフ
という事で1,000回目のフライトはANAウィングスのB737-800であります。記念にはちょっと小さいですが、粛々とフライトに臨むのみであります。
便名はNH494便とちょっと数字がと言う感じであります。ターキッシュエアラインズのフライト番号も末尾が830(ハサンゼロ)とバンクラプトして一文無しみたいな感じです。
1,000回記念と言うか偶然ですが、トップシートである1Aでした。同路線のプレミアムクラスはかなり空いており、3人しか乗っていませんでした。
1Aからの景色です。シートピッチはやはり1列目がB3では良いと言えます。飛行時間は短いですが、人が少ないため、静かな空間でした。
B737はこの先もMAXとかで20年くらいは使われる機材であり、新鮮さはありませんが、おなじみの機種となりそうです。
NGOでは定期運用はないB787をよく見ます。大体、国際線の方でよく見ますが、貨物やチャーターフライトをしているのか整備なのか不明ですが、セントレアで定期運用でB8が出てくると相当需要が回復していると言えます。
滑走路に向かう途中ではIBEXエアラインズのCRJが着陸していました。セントレア発のトクたびマイルでは頻度・貢献度の多い機材でもあります。
長さ3,500mで18/36とほぼ南北に設置された滑走路ですが、南側から北側に向けて離陸し、すぐに左側にターンして伊勢湾内で上昇していきます。
ザ・愛知県と言うような景色であります。海上空港は世界的にも珍しく、香港やマカオやソウル仁川、モルディブが有名ですが、日本には長崎、関西、セントレア、神戸と多く、特に長崎以外はスクラッチで建造しているので日本の土木技術は高いと言えます。
羽田のD滑走路も実質はそうであります。しかし、地震と津波大国の日本でこれほど海上空港が多いのも不思議であります。
そんなことを考えていると浜名湖上空です。東海道新幹線に乗っていると一瞬ですが、結構な水場を走り抜けていることがわかります。津波が来たらバッテリーで走行して退避するとしても、上下線で相当走っているので大変でしょうね。
すぐに食事時間であります。短い飛行時間ですが、プレミアムクラスなので食事はあります。他の地方路線と同じく、ボリュームは変わりません。メニューは配られませんでしたが。
麩が多く、大株主の名鉄の影響があるのか不明ですが、味噌汁は赤っぽい感じでした。カツオと昆布と言うよりはいりこが強い感じもしました。
このところのプレミアムクラスはご飯は白飯はなく、酢飯か炊き込みご飯であります。今回は酢飯系であり、錦糸卵やしらすがのっています。ちらし寿司風の方が映えるのか日持ちするのか不明ですが、しらすは気持ちばかりと言う感じでした。
幹線以外もいつの間にかワイン銘柄はリフレッシュしていました。フランス産のシャルドネの辛口でした。酢飯とワインはある意味近いので良いのかもしれませんが。
食べ終わるともう、着陸であります。名古屋からは成田はやはり近いです。それは新幹線で名古屋から新横浜まで70分足らずであり、近いのは当たり前ですが。
ただし、飛行ルートは沿岸ではなく、結構沖合を進みます。新島辺りを進みます。新島と言うと四半世紀前は都内の若い人が大人の階段を昇る(2段飛びくらい)で夏休みに行く場所としても有名でした。
新島は東京都であり、令和の今は都の条例も有り、昔のようなことをすると事件となってしまうため、静かになっているのでしょう。
99マイルビーチはマイル修行では飽きるほど横切った浜であります。羽田と比較しても成田のアプローチ時間は長く、風向きによっては牛久辺りまで飛んで旋回してB滑走路に着陸し、時間がかかる空港でもあります。
ただ、そんな時間がかかる効果なのか成田空港は結構観察する時間が多いと言えます。上から見ると老朽化は感じませんが、かなり古くなっている成田空港T1はT2とマージして新ターミナル建設と言う構想も出ています。
地上交通との導線をぜひ考えて欲しいところであります。出発ゲートまで上下移動がないようなターミナルとなると都心まで遠いことも挽回できそうです。
着陸後はその後に着陸する飛行機が見えるのも成田空港の良さと言えます。TGの777であります。初めての海外出張はバンコクであり、成田からTGでBKKに向かった記憶があります。そんなことを思い出してしまいました。
沖止めではなく、T2に近い所からかなり歩いて到着ホールに着きました。Youは何をしにのロケは有りませんでしたが、かなり混雑しています。
以前はスカイライナーはそこそこ混んでいる一方で、JRはガラガラでしたが、今は混雑しています。ジャパンレールパスが大幅値上げにより、結構減るかもしれませんが、各JRがオリジナルで展開するエリア限定乗り放題の裁きが複雑なので、結局は混雑するかもしれません。
最後に
今回搭乗した機材はJA84ANであり、2016年1月に登録された機材と機内の古さの割に意外と機齢が低い機材でした。その頃は640回ぐらいのフライトであり、シンガポールから成田まで77Wに搭乗していたりします。
記念なので世界最長路線や国際線ファーストクラスも検討しましたが、普通にマイル修行をすると言うのが良いかと短距離区間となってしまいました。
それにしても、節目には意外と利用する成田空港でもあり、この後も節目では成田空港に遭遇するかもしれません。