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JAL ダイヤモンドメタルが誕生。メタルカード欲しいから修行しようかな

JALダイヤモンドメタルカード

JALマイレージバンクにおいて、最上級会員のダイヤモンドの中でさらに上の特典が受けられるポジションが登場したのでお伝えします。

ダイヤモンドメタル

JALダイヤモンドメタル

JALダイヤモンドメタルとは2024年4月から提供されるJALマイレージバンクの新たな特典であり、同マイレージサービスでは最上級の特典が受けられる地位が登場したと言っても過言ではありません。

名称はダイヤモンドと付いているようにダイヤモンド会員+αと言ったところであります。無印のダイヤモンドから、さらにサファイア分のFLY ON ポイントを獲得することとなるため、ハードルは高そうです。それだけの対価は気になるところであります。

ダイヤモンドメタルになるための基準は以下のとおりです。

FLY ON ポイント単体の場合

JALグループ便 150,000FOPポイント

純粋にJALグループのみ乗り続けて15万FOPを積算することとなります。

搭乗回数とFLY ON ポイント併用の場合

JALグループ便50,000FOPポイントかつJALグループ便180回搭乗

以前は回数のみでしたが、やはり格差があり続けるのか回数とFOPが併用に現在では変わっています。

もし、幻の6,600円キャンペーンがあると180回搭乗には1,188,000円かかることになり、無印ダイヤモンドであれば792,000円であり、公務で経費を建て替えができる人でもなけりれば、FOP一択という事になりそうです。

最速でダイヤモンドメタル特典を受けるためにはすでに始まっていますが、対象搭乗期間は2023年1月1日から2023年12月31日までとなっています。

ダイヤモンドメタルの特典

ダイヤモンドメタルカード

以上のように無印ダイヤモンドとはその特典を受けるためには、1.5倍のハードルがあるダイヤモンドメタル特典ですが、無印ダイヤモンド会員との差分は以下のとおりです。

ダイヤモンドメタル特典対象者専用予約デスク

ダイヤモンド会員よりもより絞られた会員デスクという事になりそうです。ただ、空港でチェックインする際にダイヤモンド・ファーストクラスカウンターは受付中なのにビジネスクラスカウンターは空いていて、そちらに向かう感覚と同じケースが多いかもしれません。

電話の着信数や日別傾向などがWEB程ではないものの、統計データが取得できるので、無印ダイヤモンドと比較すると今以上に電話がつながりやすく可能性はありそうです。

6,600円セールを2024年以降に再度実施し、再びシステムダウンとなれば、メタル特典対象者は電話と言うレガシー資産により、助けられるかもしれません。

国際線航空券航空券取扱手数料無料

漢字ばかりで異国の雰囲気を感じてしまいました。

電話やJAL市中カウンターで国際線航空券(特典も)の新規発券・変更をする際に発生する航空券とは別の作業手数料について、会員本人と同行者が無料になるものであります。ANAではダイヤモンド会員については電話で発券する場合は無料としており、ANAダイヤモンド会員としてはあまり新鮮ではないところであります。

細かい部分まで比較するとJALの方が良いようにも見えますが、電話で予約するケースはレアなのでどうかなと思うところも有ります。

国内航空券において対象運賃・対象路線での予約確約

平たく言うと、満席でも決められた時間までに受付すれば、予約を確約すると言うものであります。ホテルの上級会員でよくみかける特典でもあります。

受付期限は出発の2日前 22:00までであり、対象路線は下記のとおりです。

東京(羽田)-大阪(伊丹)線
東京(羽田)-札幌(新千歳)線
東京(羽田)-福岡線

対象クラスは普通席のみであり、運賃はフレックスなどの予約変更可能運賃が対象なものの、フレキシブルな株主割引は対象外という事です。

国内でも屈指の供給量の路線であり、ビジネス目的の利用が多く、頻繁に予約変更がある路線でもあります。

専用デスクに2日前までに頼まなくとも、夜中とか早朝とか、晩御飯を食べている時間とかポッと空席が出で来る路線でもあります。

超ありがたい特典かは不明ですが、台風や大寒波の時期に移動手段が飛行機以外の場合はこれを仕込んでおくと飛行機は動いていて、他の交通機関はダメと言う時には助かる可能性はありそうです。

ボーナス30,000マイル

会員本人のみに、30,000マイルが付与されるものであります。ダイヤモンドメタル特典が始まる4月頃に積算されるのも意外と良いでしょう。

意外とこうした特典は少ないので、これはヒットかも知れません。有効期限や使途など制限があるかは記載されていませんが、経費で乗れる人にとっては、計算外の文字通り、ボーナスと言えます。

メタルカードの贈呈

記念品としてメタルカードを贈呈されるという事であります。そして、整備士がひとつひとつ丁寧に作成したダイヤモンドメタル特典対象者限定のカードとも記載されています。

ただし、このカードは印籠的な役割はせず、ラウンジなどのアクセスするには従来のステイタスカードやアプリでの会員表示が必要であります。

また、メタルカードを収納できるタグを付属品として贈るという事で、2024年ゴールデンウィークからはカバンやリュックにメタルカードをつけている人が羽田空港T1とT3、成田T2などで頻繁に見られるかもしれません。スターアライアンス派の人には無縁かもしれませんが。
個人的にはこのメタルカードが一番気になるところであります。2030年代にはメタルカード10年連続獲得で10枚並べて写真とか出てきそうであります。

しかし、JALの整備士さんは飛行機以外にこうした内職をする時間があるという事なのでしょうか。

ダイヤモンドメタルではあるがステイタスはダイヤモンド会員

JALダイヤモンド

無印ダイヤモンドと比較しても、ワンランク上の特典を享受でき、ひとつ上のステイタスのように見えますが、同社では会員やステイタスとは記載していません。

JMBダイヤモンドのサービスに加えて、専用の特典をご利用いただけます。

と記載されています。ステイタスとしてはダイヤモンドだけれどもという事であります。実際に、ボーナスマイルやアップグレードの特典、国際線の空席待ちの優先など、ワンワールド各社と平仄を合わせる部分では同一であり、ダイヤモンドと言えばダイヤモンドであります。

今回、正式に明るみに出たメタルですが、裏メニューだった時代のメタルとはちょっと違い、競合に対してのアピールなのかもしれません。

裏メニュー時代は人海戦術でオペレートしており、そうしたノウハウもなくなってきたため、オープンに制度化してマニュアルで対応できるようにしたとも言えます。伝統とは違いますが、何かマネタイズしたかったのかもしれません。

まあ、偶然にもダイヤモンドメタルに到達したら、記念品としてのメタルカードは絶対であり、それ多気で嬉しいところであります。金属なので度、荼毘でもあの世には持って行けませんが。

ANAダイヤモンド+Moreとの違いは

ANAダイヤモンド+More

今回の発表をみて、気になるのがALL NIPPON AIRWAYSの同等のダイヤモンド+Moreが気になるところであります。ダイヤモンド以上のサービスと言うのでは似ています。

今回のJALのダイヤモンドメタルと比較するとANAのダイヤモンド+Moreはスカイコインのマイルからの交換倍率が2倍、家族にダイヤモンド会員を1名、付与するなど性格が違います。

しかも、ANAの場合はANAグループ便で15万プレミアムポイントを積算すればと言うのではなく、それに加えて、ANAカードなどの決済が600万円/年とANAグループのノン飛行機系の事業のサービスを7つ利用する必要があります。

まったく飛行機に乗らない家族をダイヤモンド会員に出来て、同行者1名という制度を利用すれば、家族4人でスイートラウンジの利用ができるので、メリットはありますが、はまらない会員にはそれぐらいかと思ってしまいます。

一方で、JALの場合は建付けとしてはANAと同じくダイヤモンドのステイタスだけれどもではありますが、フライトに役立つ特典が多く、正攻法と言えます。

3万マイル付与やメタルカード贈呈はなかなか、マニアでなくともメリットはあり、メタルカードは「俺は飛行機にたくさん乗っている」みたいな昭和的な自慢もできそうであります。動画系サイトでは最初のうちは良さそうですね。

最後に

いみじくも、昨日の記事にてを公開してしまいましたが、

JAL派ではこれから、メタルカードを毎年コレクトして、そのカードとともに経年していくことでできそうであります。何か羨ましいようにも思います。

ANAの場合は現在、ミリオンマイラープログラムに寄せているためか、ダイヤモンド基準以上のプレミアムポイント獲得の会員やダイヤモンドを毎年する継続する会員への特典は薄いのですが、JALの新たな特典を見るとちょっと羨ましくなります。JALマイレージバンクの制度が変わる前の最後の一年にメタルカードを獲得を目指して修行と言うのも有りかもしれません。

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