那覇市内・国際通りの真ん中にある高級ホテルのホテル コレクティブに滞在しましたので、お伝えします。
ホテル コレクティブとは
ホテルコレクティブとは那覇市の中心部の繁華街である国際通りにあるフルスペックの都市型リゾートホテルであります。開業は2020年1月と新しいホテルです。
客室は260室あり、大規模なバンケットホール、チャペルや屋外プール、フィットネス、大浴場・サウナを備えています。
同ホテルのコンセプトについて同ホテルでは下記のとおり記載しています。
Open the emotion
ホテルにもっとインスピレーションを。
HOTEL COLLECTIVEは、そんな思想から生まれました。
個性豊かな地元カルチャーとの”集合”をテーマに、
宿泊、食、ショッピング、イベントのすべてで、
あなたの想像を超える体験をご提供します。
あなたがここで出会うもの。
それはきっと、まだあなたが知らない感情。
そして、まったく新しい旅行の楽しみ方です。
さあ心の窓を開けて、あなただけの物語を始めましょう。
ここは、思い切り五感を開放する場所です。
運営は台湾のセメント会社である嘉新セメントの100%子会社であり、嘉新セメントではコレクティブブランドのホテルを日本国内外で展開していくとのことです。
ちなみに嘉新セメントでは豊見城(とみぐす)にある美らSUNビーチにできる予定の「インターコンチネンタル沖縄美らSUNビーチ」を手掛ける予定でもあります。
那覇市内でここ10年以内に開業し、レストランや各設備が整った高級ホテルでは「リーガロイヤルグラン沖縄」、「ハイアット リージェンシー 那覇 沖縄」そして、「ホテル コレクティブ」がそれにあたり、市内の新御三家とも言えるかもしれません。
ロケーション
同ホテルは国際通りに面しており、県庁北口の交差点とモノレール牧志駅横の蔡温橋の交差点の中間地点にあり、まさに国際通りど真ん中と言えます。
ホテルの目の前には松尾バス停があります。アウトレットのあしびなーにもダイレクトに行けます。
モノレールでは美栄橋駅が最寄であり、美栄橋駅から同ホテルがバッチリ見えるのでホテルを見ながらアクセスすれば迷うことはなさそうです。
外観
冒頭の写真のように260室を誇り、地上13階建ての大規模な建造物であります。ハイアットリージェンシーよりは高さは低いものの、面積は大きくなっており、沖縄独特なファサードであります。
エントランスにはハート形のモニュメントがシンボルとなっています。
国際通りの歩道からはある程度距離が取られており、豪華な造りとなっています。目の前が国際通りのため車寄せは西側に設置されています。
ホテルロビーは一部吹き抜けとなっており、ロビー自体はかなり広くなっています。ソファーなどは真ん中に集中しています。
館内設備
3階はプール、フィットネス、大浴場・サウナ、スパが集中しています。フィットネスはカーディオ系だけでなく、筋トレ系のマシンも設置されています。
同ホテルホームページより
市内のホテルでは天然温泉を提供するロワジールホテルがありますが、大浴場とサウナがあるのは高級ホテルでは結構、珍しいかもしれません。
サウナは熱め、水風呂は結構冷たく、なかなかです。一方で洗い場は3か所と少なく混んでいると行列ができそうです。
お部屋に
チェックインをして、11階のスーペリアツインルームに向かいます。エレベータは天井が高く、高層ビルの貨物エレベーター級であり、尺の長いものも運べそうです。個人利用ではそんなケースはないと思いますが。


エレベーターホールから客室までの廊下も高級感が漂っています。ハイアットリージェンシーやリーガロイヤルを超えるくらいです。
同ホテルでのルーム構成は下記のとおりです。
プレジデンシャルスイート
ジュニアスイート
プレミアムツイン
デラックスツイン
スーペリアツイン
ツインルーム以上の構成であり、プレミアム以上はエグゼクティブラウンジの利用も可能であります。
今回は一番下のスーペリアツインでしたが、広さは30㎡とかなり余裕があります。グローバリストとして滞在するとアップグレードされるであろうクラブ デラックス ツインは32㎡なので、デフォルトがかなり広めとなっています。
入口からの景色では大きなミラーが部屋の広さを期待させます。
入り口横にはウォークインクローゼットと言っても過言ではない広さのクローゼットがあります。消臭剤、スリッパあり、傘もあり、至れり尽くせりであります。
天井は間接照明であり、ハイアットリージェンシーよりは高く感じるところであります。全体としてインテリアは間接照明多様で壁紙などのこだわりも感じられ、新御三家では一番高級感とリラックスを感じられるルームです。
テレビは大きく60インチです。メーカーについては同ホテルのオーナーが台湾という事もあるのか、フォックスコングループ傘下のシャープ製であります。ベッドから見ても大きいと感じ、リモコン操作もリニアであります。
デスク周りは幅は写真のとおり、文句なしであり、奥行きもあります。左側のコーナーがいい感じにラウンドしており、結構お金かけているなと言う感じでした。


デスクサイドには琉球ガラスっぽい照明があります。また、引き出しの中にはLANケーブルもあります。今の時代、LANケーブルよりも、モバイル回線の方がスペック速度では早いので、あまり使う可能性はありませんが、絶対切れてはいけない会議をあると安心できるかもしれません。


茶器についてもこだわりが感じられます。グラスは普通でありますが、それ以外はこだわりが感じられます。ANAラウンジのようなグラスがあれば100点満点でしたが。
冷蔵庫にはビール2缶とさんぴん茶2缶があります。これらは開業記念キャンペーンとして無料となります。チェックインしてビールはすぐに枯渇してしまいました。
また、不織布マスク2つがコンプリメンタリーであります。フィットネスに行ったり、汗をかく市内散策で意外と消費するので、ありがたいところであります。
ベッドの上にはナイトウエアが置いてあります。同ホテルでは3階に大浴場とサウナがありますが、ナイトウエアでのアクセスは不可であります。ナイトウエアよりもうすうすなプライベート衣類とどちらがいいのかと考えてしまいました。
ベッドサイドは空調、照明、音声の調整と電源が完備されているため、寝ぼけてもすぐに温度を下げたり、消し忘れた照明のダウンなどできそうです。かゆいところに手が届きそうです。
ウィンドゥ・ビュー
今回は海側の部屋でした。目の前にはJALシティが見え、高さとはしては同じくらいです。梅雨明けの那覇市内であり、夏空が印象的であります。
真下に目を配ると屋外プールが見えます。長さは結構あり、緑栽も多いため、周囲の支線が気にならなさそうです。
風向き次第ですが、那覇空港に着陸する飛行機も見えます。写真はANAの787(78P)のようです。空港が近いため北側の客室であれば飛行機が見えるホテルは多いですが、同ホテルでは落ち着いて、きれいに見えました。
バスルーム・トイレ
水回り(バスルーム・トイレ)についてきかなり余裕の広さがあり、豪華であります。リーガロイヤルグランで結構広くて、驚いたのですが、それを凌駕する広さです。
一番新しい開業(後出しジャンケン)の効果なのか、ライバルを研究してより良い配置としたというのが感じられます。


トイレは広くパークハイアットニセコよりも広いくらいでした。トイレットペーパーホルダーの上部は透明ガラスのスタンドがあり、デフォルト・ツインルームなのでプライバシー確保のためにトイレに持ち込んだものも安心して置けそうです。
アメニティついてはマウスウォッシュからボディタオルまであります。もちろん、シェーバーやバスソルトもあります。この辺りも新御三家では一番かもしれません。
水回り一番メインのバスルームはシースルータイプであり、バスタブは長めであります。大浴場があるので利用機会は少ないかもしれませんが、足を延ばして鼻ギリギリまで浸かることも可能です。水流も豊富であり、満足です。


アメニティーについては過不足ありません。グラスに見えますが、洗面にあるコップはプラスチックでした。
最後に
ホテル コレクティブは都市型リゾートを標榜するだけあり、設備は市内随一であり、ライバルとも言えるハイアットリージェンシーやリーガロイヤル以上であります。
それでありながら国際通りど真ん中という立地であり、サウナと大浴場もあり、個人的にはパラダイスと言えます。
今回はエクスペディア特典で13時レイトチェックアウトでした。グローバリストとしてハイアットリージェンシーに滞在すると朝食付きで16時のチェックアウトと比較してしまいますが、市内各地にダイレクトに行きたい、明るいうちに東京に戻りたいを考慮し、滞在中の雰囲気も考えるとロイヤリティ・プログラム傘下のホテルを揺さぶる存在かもしれません。