クアラルンプール市内に2つあるヒルトンブランドのホテルで中心部のペトロナスタワーにも近いダブルツリーbyヒルトン クアラルンプールに宿泊しましたので、まとめてみました。
アクセス
ダブルツリーbyヒルトン クアラルンプールはクアラルンプール市内に位置し、クアラルンプールのシンボルのペトロナスタワーからは徒歩15分程、繁華街のブッキビッタンからは徒歩25分程です。
ホテルの周りは高層ビルと大きな道ばかりのため、歩くと結構遠回りをしたりします。ホテルまでの移動にはタクシーか最近急成長しているライドシェアサービスである「Grab」が便利です。今回のホテルまでの行き来に「Grab」を利用しましたが、ブッキビッタンから5マレーシアリンギット(約140円)、ホテルからKLセントラル駅まで11マレーシアリンギット(約300円)とお手頃でした。ホテルの前で配車しても5分も待たされませんでした。
公共交通の移動では、高架鉄道のLRTのアンパンパーク駅から徒歩5分程です。アンパンパークという名前は餡子が入ってそうで覚えやすいですが、KLセントラル駅から6駅です。路線図ではピンク色の系統となります。
近くには、IHGグループのインターコンチネンタルやマリオット系のエレメントがあります。
エントランス
ホテルはINTERMARK MALL内にあります。中に入るとレンジローバーが展示されていました。(欲しい)
ショッピングモールには衣装品店やインテリアショップがあるほか、マクドナルドやスターバックスもあります。
ドラッグストアーの「WATSONS」があります。飛行機には液体の持ち込みができないため、リステリンなど現地調達するには便利ですね。
ロビー・フロントへはエスカレーターで上がります。エスカレーターを昇り切ると鉄パイプのオブジェがあります。
フロントは大型ホテルだけあり、カウンター数は多く、ピーク時もスムーズかもしれません。
ちなみに写真右側がHonors会員(デジタルチェックイン、またはゴールド以上)専用のチェックインカウンターであり、早そうです。(ゴールド羨ましい)
ビッグサプライズが到来
本来のチェックイン時間は15時ですが、早朝に羽田から到着し、ブッキビッタンで時間をつぶしていたのですが、それも飽きてしまい、13時前にチェックインをしました。
すると
「デラックススイートにアップグレードいたします」
「お部屋は用意できていませんので、34階のエグゼクティブラウンジでお待ちください」
「鍵は34階でお渡しします」
と言われ、なぜか暖かいクッキーを渡され、スタッフがアテンドして34階に連れて行ってくれました。
フロント横のロビーは何か注文しないと座ってはいけない雰囲気でありますが、ヒルトンらしい豪華さが感じられます。
ホテルのアップグレードは飛行機のアップグレードと比べると当たりやすいですが、昨年なんちゃってダイヤモンドになり、一泊もせずになんちゃってシルバーを継続している不届き者にもアップグレードしてくれるのはヒルトン様様です。
エグゼクティブラウンジ
ホテル最上階の34階にあるエグゼクティブラウンジに。昼下がりということで、利用者は2人しかいませんでした。
昼はソフトドリンクとフルーツとクッキーのみです。コーラを飲んでいると部屋が用意できたようで、キーを渡してくれます。コーラを飲み干して、スイートルームに向かいます。
フロアレイアウト
エレベータホールにはフロアレイアウトが掲示されています。シンプル・イズ・ベストともいうべきですが、実にわかりやすい案内です。
スイートルーム
スイートルームへのアクセスする廊下も幅が広いです。
中に入ると何もない広さが第一印象です。デスクスペースとソファスペースが完全に分離しています。何もない広さが逆に贅沢さを感じます。
リビングルーム
デスクの裏にはキッチンがあります。キッチンの下には冷蔵庫がありますが、何も入っていません。
デスク周りのポートはユニバーサル対応の電源とUSBポート(タイプA)があります。このポートで充電できるかと思いましたが、無反応でした。
ソファ周りは二面採光でとても明るいです。
窓からは市街とは反対側の視力回復には良い遠くまで続く景色が見えます。反対側はホテルの外壁も見えます。結構劣化しています。
ベッドルーム
ベッドはキングサイズベッドが一台あり、壁掛けのテレビに面しています。
テレビのチャンネルは28チャンネルあり、NHKワールド(7ch)もあります。
クローゼットにはアイロンセットがあるほか、セーフティボックスもあります。使い捨てのスリッパは高品質と言えませんが、あるのはさすがヒルトンと言ったところです。
ナイトテーブルにはボトルウォーター2本あります。シルバーでもゴールドでも同じ特典であります。これくらいどこのホテルでも当たり前ですが。。。
バスルーム
スイートルームのバスルームには足が延ばせるバスタブがあります。バスタブとシャワーブースが同じ場所にあり、日本人にはなじみのタイプであり、トイレ側やドレッサー側に漏水することがないのはグッドポイントです。
洗面には大きなミラーがついており、これもヒルトンらしい豪華さです。アメニティはシンプルであり、ヒルトンクアラルンプールの方が充実していると言えます。
ガウンはクローゼットではなく、バスルームにかけられています。
トイレはどうでもいいですが、絵画が飾られています。トイレは詰まりやすそうなので、使い方には注意が必要です。注意の必要のないトイレにしてほしいところです。
トラブルが発生
室内を一通り、撮影を終え、テレビをつけるものの全く映らず。連絡して修理に来てもらいました。作業着を着たスタッフが来てくれました。変装はしておらず、本当のエンジニアのようでした。
デスクでパソコン作業をしていたため、あまり時間は意識していませんでしたが、なかなか修理に時間がかかり、一時間くらい格闘していました。
今回、スイートでよかったのはデスクとテレビが離れていたため、狭い場所で気まずくならずに済んだのが良かったです。(そもそもテレビが正常に作動するのがベストではありますが)
プール・フィットネス
昼寝をした後にフィットネスに。場所は10階にあります。フィットネスは24時間利用できますが、プールのオープン時間にはスタッフも常駐しています。ヒルトンクアラルンプールと比較するとマシンの種類は少ないですが、ホテルのフィットネスとしては充実しています。ここもヒルトンらしいです。
プールは隣接しています。オープンでプールサイドからはペトロナスタワーも見えます。
再びエグゼクティブラウンジに
運動を終え、バスタブにつかり、すっきりした後に再びエグセクティブラウンジに。イブニングカクテルは17:30-19:30ということで、すでに終了しており、ほとんど人がいません。飲み食いはできませんが、逆に贅沢に寛げます。
そして、テラスに出れば、ライトアップされたペトロナスタワーを独占できます。振り返るとタプルツリーの巨大なロゴも見えます。
部屋に戻り、ソフトドリンクでは物足りないため、ルームサービスでワイン一本をオーダー。カルフォルニアのシャルドネはなかなかでした。
個人的には、Honorsの特典で上級会員にはルームサービス1回無料とかあれば、ラウンジアクセスがなくてもうれしく、上級会員を目指すのですが。
朝食バイキング
エグセクティブラウンジではコンチネンタルブレックファストの提供であります。そして、今日のフライトは午後であり、がっつりと食べたいため、バイキング形式の11階のレストラン「マカン」に。マカンはマレーシア料理が基本ですが、朝食は何でもありのバイキングです。
しかし、東南アジアからインドの色が濃く、異国に来た感じを舌でも味わえます。
受付で部屋番号を伝えると空いている席に案内してくれます。きちんと利用中というプレートを置いてくれます。
人は食べ物の前では本性が現れるのか、皆さん食べ物に目線が釘づけです。
また、即席コーナーが多いのもここのホテルの朝食の特徴です。即席コーナーの王道である卵料理はもちろんのこと、ヌードルコーナーもあります。麺はフォー、ラーメン、ビーフンです。具材は湯葉、油揚げ、葉物野菜とヘルシーです。スープは野菜スープ、チキンスープ、トムヤンクン風スープとなります。野菜スープ以外は辛く、辛い物が苦手な人は注意してください。
インドコーナーは定番のカレーがあるほか、ナンのようなそうでないようなものをその場で調理してくれます。
結局、オムレツとヌードル2杯、カレー、そしてフルーツとかなり食べてしまいました。でも美味しかった。
チェックアウト
チェックアウトは正式には正午ですが、フライトの搭乗時間が13:45のため、逆算して11時過ぎにチェックアウト。チェックイン時に決済しているため、カードキーをエクスプレスチェックアウトボックスに放り込むだけです。
チェックインからチェックアウトまで充実の設備でホテルライフに満足できたのは久しぶりであります。さすがはヒルトン系列といったところです。