2017年は土曜日の祝日が多く、三連休が少ない年でありますが、働き方改革により、休暇取得を推奨されている企業もあるようで、三連休をとれる方もいるかと思います。また、単価の安いクアラルンプール+那覇・石垣ルートを繰り返され、食傷気味の方もいらっしゃると思います。さらに、単価は安いけど、コロンボに行ったり、ニューヨークに行ったり、年間固定で計画を立てるのは厳しく、会社や家庭の都合でスケジュールを履行できなくリスクが怖いという人もいると思います。そこで、今回は金曜日夜に出発して、祝日の月曜日に帰国する三連休完結型の弾丸プランを考えてみました。
日本出発便と帰国便
今回ご紹介のルートは、日本発着・往復チケットと海外発券・往復チケットの組み合わせます。海外発券区間はビジネスクラスとします。日本発着区間は、現地滞在時間をより長くするため、金曜夜発のNH885(土朝6:30クアラルンプール着)と祝日月曜日クアラルンプール発NH886(22:15羽田着)を利用します。
今回は、既にクアラルンプールに一度行かれて、クアラルンプール発券の復路と次のクアラルンプール発券の往路を発券前提で計算しています。後述しますが、ANA日本発券との組み合わせの場合も、単価は決して悪くありません。
海外発券の目的地
クアラルンプールからの目的地はドバイです。
海外発券はタイ国際航空歩利用します。ビジネスクラスは乗継が多いほどメリットがあります。まず、フライトごとに搭乗ポイントが獲得可能で、フライト回数×400ポイント獲得できます。さらに、ビジネスクラスの特権、バンコク・スワンナプーム国際空港のロイヤルオーキッドラウンジを利用できるほか、ラウンジ併設のスパマッサージ(OPEN06:00a.m.~11:30 p.m.)でマッサージも受けられます。
旅程
ANAのクアラルンプールルート
クアラルンプール発券のため、羽田発が復路、羽田着が往路となっいます。見やすくするため、必要な部分のみ表示しています。ANAホームページより
クアラルンプール発券での運賃は区間最安のエコノミーSクラス(マイレージ加算50%)です。往復で、41,060円です。ちなみに日本発券では、同じくSクラスにて62,820円です。残席わずかですのでお早めに。
タイ国際航空のドバイルート
見やすくするため、必要な部分のみ表示しています。タイ国際航空ホームページより
バンコクでの乗り継ぎ時間は往路が105分、復路が145分です。混雑度に依りますが、復路は深夜便明けのシャワーとマッサージを受けられそうです。バンコクからドバイまでは往復ともに7時間弱ありますので、ビジネスクラスをゆったり堪能できます。空席状況はクアラルンプール/バンコク間はわりと混雑のようで、お早めに予約された方がいいと思います。
PP単価とライフタイムマイル
旅程一覧
Date | Flight | CLS | PP | LTm | 費用 | @PP |
09/15 | NH885 | S | 2,504 | 3,338 | 20,760 | 8.3 |
09/16 | TG416 | J | 1,342 | 754 |
47,162
|
8.5
|
09/16 | TG517 | J | 4,212 | 3,050 | ||
09/17 | TG518 | J | 4,212 | 3,050 |
47,162
|
8.5
|
09/17 | TG415 | J | 1,342 | 754 | ||
09/18 | NH886 | S | 2,504 | 3,338 | 20,300 | 8.1 |
Total | 16,115 | 14,284 | 135,384 | 8.4 |
1MYR=25.8円で計算。マイルはhttp://www.milecalc.com/により算出。小数点未満は切り捨て
【参考】ANAクアラルンプール発券ビジネスクラス
Date | Flight | CLS | PP | LTm | 費用 | @PP |
09/15 | NH885 | Z | 6,658 | 3,338 | 69,200 | 10.4 |
09/18 | NH886 | Z | 6,658 | 3,338 | 68,700 | 10.3 |
Total | 13,316 | 6,676 | 137,900 | 10.4 |
1MYR=25.8円で計算。マイルはhttp://www.milecalc.com/により算出。小数点未満は切り捨て
表のとおり、総額単価は、8.4円と悪くないレートです。ANAクアラルンプール発券のビジネスクラス(Z)と比較しても、かなり安いです。ANA区間については、クアラルンプール発券のアップグレード対象運賃(海外発券の場合はHクラスから)においても、単価が良いので、Hクラス発券してトータル18,000PP程度獲得も可能です。もちろん、ビジネスクラスZ発見と組み合わせて、一気に25,000PP獲得も実現できます。
また、ANA区間を日本発券した場合総額2万円程(PP単価9.75円)と、10円を下回ります。
さらに、長距離フライトですので、ライフタイムマイルも大量に獲得できます。ライフタイムマイルはあまりメリットがないようですが、そんなことはないかもしれません。
過去の記事です。
実際の旅程イメージ
クアラルンプールでのANA便とタイ国際航空便の接続
往路
行きのクアラルンプールでのANAとタイ国際航空の乗り継ぎ時間は7時間あり、クアラルンプール市内半日観光も可能です。入国せずに、乗継カウンターにて搭乗券取得後、タイ国際航空・ラウンジも利用可能です。営業時間は6:00~21:30(最新時間は要確認)と、出発までラウンジに滞在可能です。しかし、タイ国際航空・ラウンジにはシャワー設備はなく、シャワー利用希望の方はシャワーが設置されているプラザプレミアムラウンジを有料にて利用した方が良いと思います。このラウンジはプライオリティ・パス保有の方は無料で利用可能。
復路
クアラルンプールでの復路の乗り継ぎ時間はちょうど2時間です。多少のフライト遅延が発生しても、十分な乗継時間です。
クアラルンプール空港での次のフライトの搭乗手続き
ANA便、タイ国際航空便ともにターミナルMでの接続です。乗継のための移動時間はスかかりません。航空券の購入は別々となるため、乗継カウンターにてドバイまでの搭乗券の発行が必要です。(タイ便の場合、羽田のANAカウンターでも搭乗券を発行できると思いますが、通常サービスではなく、クアラルンプールで手続きをする前提としてください。) 搭乗券発行の際、乗ってきたフライトの半券の提示が必要となりますので、捨てずに持参してください。デジタル搭乗券の場合は、表示できるようにあらかじめに写真としてハードコピーしておくか、空港内の無線LANに登録・接続して、ウェブアクセスして表示してください。乗継カウンターの場所はターミナルMの真ん中付近にあります。
ドバイでの滞在時間
ドバイでの滞在時間は25時間15分と丸一日あります。フライトの遅延や入国手続きにより、ホテルへの到着は22時過ぎが見込まれます。その日は、チェックインして24時間営業のレストランあたりで食事が可能です。
レストランをまとめたサイトです。
http://seiwanishida.com/archives/2275
翌日は、ホテルの受付でレイトチェックアウトをリクエストしてみるのもお薦めです。当日の空室状況により対応してくれると思います。部屋に荷物を置いて、観光。その後、部屋に戻り、シャワーを浴び、空港に向かうと疲れも飛びます。タイ国際航空のドバイ国際空港におけるラウンジはMarhaba Lounge (ビジネスクラス向け)であり、24時間営業しています。
最後に
このルートは魅力的です。しかし、タイ国際航空の区間はかなり混んでいるため、最安ビジネス運賃Jクラスでの予約は空席があるならば、早めに予約した方が良いです。マイル修行だけでなく、時間に余裕のある方は、もっと日程をかけて同ルートを利用するのもいいです。