ANAでは新型肺炎感染拡大により、今年の前半(1-6月)に獲得したプレミアムポイントについて2倍の特別対応を展開していますが、その延長について考えてみました。
唐突なスタート
2020年3月19日に唐突に発表され、今年の一月から遡りまで対応するという、その瞬間はサプライズそのものでした。
ANAが唐突に発表する前にJALではプレミアムメンバー向けに落ち着いたら、キャンペーンを展開するような案内をしていたこともあり、先陣を切りたかったのかは不明です。
その瞬間はサプライズとともに好感されたものの、その後感染が拡大し、罹患する以上に、感染させてしまうと言うことが大きな問題となり、自粛尽くしとなってしまいした。
大きなストレスを抱えた世間の攻撃の的となり、当初こうした事態になることと想起できなかった同社に対しても厳しい反応が続いているようです。
そして、JALも追随することとなり、良くも悪くも日本の二社の横並びとなりました。
ステイタス延長という王道も振り出す
同時多発テロ、SARS、MARSなど航空会社を取り巻く厳しい経験の中から、顧客を期待と信頼を与える対策としてステイタス延長が出来上がり、今回はまさにそれを適用する事態でありました。
今回の事態は早期にこの措置を発表しても良さそうでしたが、政府の動きや国内での感染の動向が把握できないなどもあり、ゴールデンウィーク前の発表となっています。
この王道とも言うべき、措置を振りかざしたことにより、そりより前にかざしたプレミアムポイント特別対応の意味がと分けることとなります。
結局、1,2月に搭乗した人にだけ得となる。マイル修行にとっては絶好の機会であるものの、自分と他人の体にダメージを与える可能性があり、結局は幻の対応となると考えると公平性と実効性から問題がありそうです。
特別対応の延長の可能性は
このように評判が悪く、発表した後に発表しない方が良かったのではと外から見ても感じるような施策であり、一刻も早くディスコンしたいところかもしれません。
しかし、対抗のJALは7月迄の期間となっているほか、先述のとおり、1,2月に搭乗した人にだけ得となっており、訴求対応していることからも考えるとこの対応は通年の対応をしないと後世まで不満が残る対応となるかもしれません。
今回の感染症に対しては、感度の高い人は年明けから警戒をして、出掛けることを取りやめた人もいることが想像され、賢明な判断の人を無下にすることもつながりそうです。
開けてしまったパンドラ箱を年内は空けておかないといけないかもしれません。最早、そうした対策に使う資金がない場合は致し方ありませんが、そこで終わってしまうと言えます。
以上から延長の可能性はあると考えられますが、一気に12月末までではなく、対抗にそろえて7月末まで、続いて、9月末までと情勢を照らし合わせて対応していくのではないかと思います。
最後に
プレミアムポイント特別対応はなければなくても良かったと個人的には考えていますが、あればそのお祭りムードも味わってみたかったところです。しかし、事態があまりにシリアスで特別対応がうまく刺さらなかったという現実もあります。
公平性を確保するため、年内は継続し、静かにディスコンするか、お金はなくて厳しいかもしれませんが、本当に収束した時点でドカンとカーニバルを演出するのも良いかもしれません。
いずれにしても、色々な対応をしていただいているので、晴れて乗れる時が来たらこれまで以上の頻度で利用したいと思います。70Pでも70Nでもなんでも来いと言う感じかもしれません。
本日は当ブログの3周年の日であり、こんなことがなければ、先週の土曜日ぐらいの搭乗記でもアップしていたと思いますが、こんな記事となってしまいました。これも現実であり、書き続けているだけ幸せなのかもしれません。