ANAのロサンゼルス発券のプレミアムエコノミーバンコク往復が安いため、記事にしてみました。夏休みのマイル修行に使えるか考えてみました。
プレミアムエコノミーの予約クラス
ANAのプレミアムエコノミークラスは割引運賃でも以前は100%加算可能であり、東京発券のシドニー往復などはプレミアムポイント単価が割安と言え、特に海外発券においてはクアラルンプール発券の東京往復が極安というくらい取り扱いやすいチケットでした。
しかし、2018年12月より、Nクラスというクラスが新設され、70%加算、ただし、搭乗ポイント400ポイントは積算されるという内容となりました。Nクラスの新設により、プレミアムエコノミー運賃が安くなったわけではなく、事実上の積算マイルの改悪と言えます。
ロサンゼルス=バンコク プレミアムエコノミー往復
8月後半のウィークデーで試算してみました。
往路はロサンゼルスを8月26日(月)にロサンゼルスを出発し、成田で約2.5時間の乗り継ぎで、バンコクに向かいます。太平洋区間はボーイング777-300ER、アジア区間はボーイング787-9型機です。
復路はバンコクで一泊し、8月28日を大いにバンコクで楽しんだ後の29日の未明に出発し、成田には朝8:40に到着します。ロサンゼルス出発は16:40のため、都内か千葉在住の人であれば、いったん、着替えなどを交換に帰宅も可能です。(かなり疲れそうですが)
ロサンゼルスには同日の朝10時過ぎに到着します。
こちらも太平洋区間はボーイング777-300ER
アジア区間はボーイング787-9型機です。
運賃・予約クラス
運賃と予約クラスは下記のとおりです。
運賃は140,920円です。予約クラスは先述のとおりNクラスです。Nクラスの注意点としては、積算率は先述のとおりですが、アップグレードがマイルを使っても、上級会員に付与されるアップグレードポイントを利用してもアップグレードできないという点であります。
ただし、最上級会員のダイヤモンド会員は二倍のアップグレードポイントを使用すれば可能です。
積算マイル・プレミアムポイント・ライフタイムマイル
積算マイルとプレミアムポイント・ライフタイムマイルは下記のとおりです。
フライト | 区間マイル | 積算マイル | PP | ||
---|---|---|---|---|---|
8月26日 | LAX | NRT | 5,458 | 3,820 | 4,220 |
8月27日 | NRT | BKK | 2,869 | 2,008 | 3,412 |
8月29日 | BKK | NRT | 2,869 | 2,008 | 3,412 |
8月29日 | NRT | LAX | 5,458 | 3,820 | 4,220 |
合計 | 16,654 | 11,656 | 15,264 |
積算マイルは11,656マイルであり、
プレミアムポイント15,264PP
(PP単価9.23円/PP)となります。
ライフタイムマイルは16,654LTマイル
となります。
PP単価も文句のない10円以下であり、ライフタイムも結構、積算されます。
夏休みに利用可能か
当チケットのロサンゼルス発は月曜日で、ロサンゼルス着は木曜日となります。東京からロサンゼルスまでのアクセスではその前の週の土曜日、帰路は同じ週の金曜日発であれば、一週間の夏休みでカバーできそうです。
その場合の、東京周辺の都市とロサンゼルス往復の運賃でプレミアムポイントがよさそうなチケットを調べてみました。
エバー航空のソウル・仁川か台北経由のロサンゼルス往復が安そうです。
運賃は日本円で約160,072円
となります。予約クラスはアジア区間がエコノミークラスのBクラス、太平洋区間がプレミアムエコノミークラスのPクラス。いずれも100%積算の搭乗ポイント400ポイント積算されます。
プレミアムポイントは17,012PP
(PP単価は9.41円/PP)
とこちらも10円以下となっています。東京とソウル区間はマイルを利用しても良いですし、LCCを利用するのも良いと言えます。
最後に
プレミアムエコノミーによるマイル修行が厳しくなっていますが、探せばまだまだ10円以下もあり、キャンペーン運賃や特定の路線で安い路線を常に探していくことが空マイラーの王道であり、色々と空想し、それを現実化していくのは面白ことと言えます。