日本最南端のインターコンチネンタルに滞在しましたので、まとめてみました。
グレードを見せつけられる棟たち
5つ星のホテルでありますが、その中に入るとさらにグレードがあり、進学校に合格したは良いものの、上には上がいるものを痛感する瞬間に似ています。上の写真は本館とも言えるオーシャンウィングであります。近くで見るとかなり外観は古さを感じます。
同ホテルにはオーシャンウィングのほか、別邸的なコーラルウィング、そして、ちょっと離れたところに出来た新棟であるベイウィングと最高峰のクラブインターコンチネンタルが存在します。
それぞれの外観の違いで何となく格付けがついてしまいます。
コーラルウィングは低層の離れ的な感じがする位置にあり、フロアは4階建てとなっています。他のウィングとの違いはバルコニーがないのが特徴であります。
ベイウィングは結構離れた位置にあり、電動カートで送迎してくれます。新しい建物が羨ましく見えます。次回は新棟に滞在と言うモチベーションを生んでくれるのでしょうか。
写真左側の一番奥に立地しているのがクラブインターコンチネンタルという事であります。ダイヤモンドでしたが、クラブラウンジは利用できず、イギリス的な階級制度を感じてしまうところであります。
オーシャンウィングロビー
本館の中心的な機能をするのが、オーシャンウィングのロビーであります。石垣空港と市内を結ぶバスもこのロビーの前に停車します。十分な広さがあり、人が多くても混雑感はありません。
ロビーはエントランスから入ると1階に見えますが、プールやビーチに繋がるフロアとは階差があり、2階となっています。そして、1階とは吹き抜けとなっており、開放感のある空間となっています。
ちなみにe-bikeを借りに行った際に新棟のロビーを撮影してみました。やはり新しいですが、それほど大きくありません。逆にこうしたこじんまり感が、プレミアムと言うことかもしれません。
館内設備
オーシャンウィングロビーにはコンシェルジュカウンターがあり、その横には石垣空港(ISG)の出発案内も有りました。また、ビジネスコーナーも無駄にと言うと失礼ですが、一区画辺りのスペースがとても広くとられていました。パソコンは古めでしたが。
ホテルから外に出なくてもなんでも出来てしまうような場所であり、カプセルにあるよな貴重品ボックスがあったりします。
また、ATMや両替機も有ります。部屋付けやカード決済ができるのでありますが、不思議でありますが、バスはICカード対応していないので、ある意味必要かもしれません。
コンビニも有ります。と言っても、21時まで営業であります。支払いはクレジットカード対応しているので、財布いらずであります。ただ、お店に入った瞬間、日本円の価値が2分の1になります。ボトルワインとかも冷やされて販売していましたが、フランジアが1,200円ぐらいでした。コンビニにあるように小モンダミンが600円くらいとなかなかであります。
この後、ちょっと歩きますが、ドンキホーテに行ってしまいました。
コンビニ以外にお土産店もあり、全館案内にまとめられていました。設備は充実しており、卓球台があり、卓球をしている人もいました。日本の南の端のリゾートですが、温泉のようであります。ちなみに、同ホテルには温泉や大浴場はありません。
オフシーズンであり、誰もいませんが、屋外プールがあります。朝の散歩には丁度良いかもしれません。
プレミアムコーラルルーム
コーラルウィングとはオーシャンウィングからは上下移動のない接続橋で結ばれています。苗場プリンスとかもそうですね。あそこは棟が多く、迷路のようでしたが。
コーラルウィングは4階建てであり、真ん中の空間は吹き抜けであり、中庭のようであります。無駄に広いようにも感じますが、リゾートではこういう空間が必要なのかもしれません。
1階にはドラム式洗濯機が4機設置されています。レートは高級ホテルではなく、一般的なレートでした。全自動は楽ですね。
コーラルウィングは飛行機のビジネスクラスに例えるとヘリンボーン的な配置であり、広さとどの部屋からも海が見えるように設計されれたのが良くわかります。左側が海側となり、今回は海よりの部屋でした。
部屋に入って第一印象は広いでした。リゾートらしいゆったりとした空間であります。コーラルウィングは他の棟と比較しても部屋が50㎡と広くなっています。(スイート除く)低層ではありますが、広いのは良いところであります。
反対側から見てみます。構成としてはシンプルですが、広いベッド、奥行きのあるソファ、十分なデスクトップの机と、寝る、ワークする、寛ぐとどのシーンでも十分であります。
内装は新しいようで古いような微妙な感じであります。おそらく10年くらい前にリニューアルされた感じであります。
都心のホテルのように機能的できっちり感がないのはリゾートらしくて良いところであります。
テレビはパナソニック製でありますが、微妙に古く、テレビネイティブのアプリで動画などは視聴できませんでした。やはり、ちょっと前という感じであります。
ベッドは低めであります。低いと見た目はでありますが、楽々であります。シンプルなインターコンチネンタル式であります。
同ホテルが歴史を感じさせるセーフティボックスであります。結構、嵩があるので、カメラとも保管できます。
テラスはありませんが、大きな窓であり、開放感はあります。あまり開きませんが、開閉ができます。風が強かったのも有りますが、開けたままにしているとシーブリーズを感じられます。
窓からの景色はホテル内の庭園とチャペル、そしてその先に海が見えます。一面が海だと良いのですが、逆に波音が気に名なかったりするケースもあり、ある意味、こうしたミックスな光景の方が良いかもしれません。
実際のビーチに行きたいと思っても、コーラルウィングからビーチまでは近く、すぐに行けるのは良いところであります。冬なので、静かではありましたが、白波押し寄せる日本海の冬の海とは趣は全く違うものであります。
ミニバー
ミニバーでチャリンチャリンなのか、何十年も前から変わっていない小瓶のハードリカーやプリングルスは顕在であります。
ただ、意外とレートは落ち着いており、同ホテル内のコンビニの方が激しい位でした。
ワインも泡用のものがあったりするのはインターコンチネンタルであります。必ず、TWGがあるのはイギリスだからなのでしょうか。
冷蔵庫の中もチャリンチャリンであります。ミニボトルのワインでもコルクと言うのはこだわりなのでしょうか。
水回り
豪華さと清潔感と使いやすさが求められる水回りであります。インターコンチネンタルらしいクラシックに豪華にまとめられています。
アメニティは十分であります。結構シンプルに見えますが、カバーを開けてみると充実していました。
裁縫セットは一度も使ったことはありませんが、使うシーンと言うのはあるのでしょうか。
リニューアルとなると一番、難易度が高いトイレでありますが、タンクレスのトイレであり、キレイに改装されています。やはり、10年くらい前のリニューアルのようです。
つづいて、バスルームであります。トイレ別は当たり前ですが、シャワーブースも別であります。そして、バスルーム内にはもう一つの洗面があります。
シャワーブースは扉付きであり、レインフォールはなく、ホースのみでした。レインフォールはなくてもいい派なので良いですが。
バスタブは一番、気を遣ったのか立派なものであります。バスソルトぐらいアメニティにあってもいいと思いましたが、有りませんでしたのでドンキホーテでパブを購入してしまいました。
朝食
オーシャンウィングとコーラルウィングの宿泊者はデフォルトはサンコーストカフェ・ファイヤーサイドテラスでの朝食のようです。別途、料金を支払えば新棟の朝食も利用できますが、最初で最後かもしれないので、デフォルトを選択します。
レストラン内は広く、かなりの収容能力がありそうです。日本でもかなり西に位置する石垣だけあり、朝6:30ではかなり暗いです。
品数はかなり多く、どんな選択肢にも応えてくれます。沖縄オリジナルの料理も多く、ついつい食べ過ぎてしまいます。
早朝一番乗りは大体、高齢者が多く、会話少なめで静かではありますが、妙にフッ軽であり、フードコーナーを高速周回している人が多く、食べていないものがないか気になっているようでした。
玉子は揚げたものオーダーしてみました。沖縄料理はどうしても茶色が強くなってしまうので見た目はパリッとしていませんが、味は優しくて良いです。
最後に
ダイヤモンドエリート会員となるとチェックイン時のアップグレードを期待してしまいますが、インターコンチネンタルの場合は割と渋い印象です。
渋いと言うか10速オートマチックのようにグレードが多いので、トップギアに入る世界はなかなか味わえないと言うことかもしれません。
個人的には今回の部屋でも良く、長期滞在となると別かもしれませんが、十分でありました。本館、新館はどうしてもコンプレックスみたいなものです。