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ANA運航便だけど惜しい海外発券プレミアムエコノミー

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なんとも惜しい海外発券のANA運航のプレミアムエコノミーがありましたので、お伝えします。

ジャカルタ発券ANA運航プレミアムエコノミー往復

旅程

今回はユナイテッド航空のサイトから検索して確認できたプレミアムエコノミー運賃であります。すぐにユナイテッドと聞いた時点でやばい香りを感じる人はマイル修業の経験抱負の人かもしれません。

往路はジャカルタ発のANA夜行便で羽田に向かいます。昔は夜行便について、時間をつぶす場所に困り朝便の早い方が良かったのですが、加齢とともに朝早いのは苦手となり、夜便はラウンジで飲んだくれる時間があるので良いと自堕落な今日この頃です。

羽田には朝7時前に到着し、成田発は17時なのでラクーア(入浴料としては高いですが)で過ごしてスカイライナーで成田に向かうのも良いかもしれません。

そして、成田からはロサンゼルス便としては珍しいB787-9であり、ロサンゼルスには翌日の11/25に到着します。

ここまで、2つのフライトはいずれも、ALL NIPPON AIRWAYSであり、いずれもプレミアムエコノミーであります。

復路は1週間後の7/17であります。ロサンゼルスから東京に直接便ではなく、サンフランシスコまではユナイテッド・エコノミーの利用となります。フライト時間は時刻表ベースで90分なのであっという間であります。

サンフランシスコに到着後は2.5時間の乗り継ぎでANAの77Wとなります。UA7914便でありますが、ANAの深夜発のロサンゼルス便であります。と言うことは、羽田には超早朝に着く便であります。羽田には朝4:30に到着となります。ジャカルタ便は羽田発の午前便であり、平和島のスーパー銭湯に行けるぐらいの乗り継ぎ時間であります。住不の温泉は高すぎて時間利用でも厳しいかもしれません。

そして、ジャカルタまでは羽田から7時間40分でありますが、現地時間の夕方4時に到着します。

こちらはロサンゼルスからサンフランシスコまではUA便ですが、それ以外はANA運航便のプレミアムエコノミーとなります。

運賃・予約クラス・プレミアムポイント

気になる運賃・予約クラス・プレミアムポイントは以下のとおりです。

まずは予約クラスです。

ジャカルタ=東京(羽田)間 Nクラス(70%+400PP)

東京=ロス/サンフラン間 Rクラス(???)

ロス=サンフラン間 Bクラス(100%+400PP)

ANAマイレージクラブのプレミアムポイントの積算条件は、コードシェア便でも運航会社のプレミアムポイント積算条件が適用となります。

従って、今回はロサンゼルス=サンフランシスコ間のユナイテッド運航区間以外はすべてANA運航でANA運航のプレミアムポイント積算条件となります。ここだけ聞くとANAマイラーにとっては有利かと言えます。

実際に羽田とジャカルタ間はユナイテッド発券であってもANA便運航のため、メリットは最大限享受できます。また、アメリカ国内線のロス=サンフラン間は微々たる区間ではありますが、Bクラスの100%と400PPが獲得でき、マイレージも上級会員であれば、ボーナスマイルも獲得できるので良いところであります。

しかし、問題点は太平洋区間であります。ここでANAとユナイテッドとプレミアムエコノミーの積算率を見てみます。

  100%+400PP 70%+400PP 70%+0PP
ANA G,E N -
United O,A - R

両社はJVをしており、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスはほぼ予約クラスは平仄が取れていますが、プレミアムエコノミーについては以上のように双方で重なる部分がありません。

それゆえにANAマイレージクラブではANA運航便であっても、ユナイテッド便名がついた場合はマイル及びプレミアムポイントが積算されません。一方で、ANAマイレージクラブでありながらユナイテッド運航のプレミアムエコノミーに搭乗した場合はプレミアムポイントが積算できるという不思議な状態となります。

それでは、運賃であります。運賃は197,370円であります。燃油サーチャージの低さが目立ち、プレミアムエコノミーの区間が9割がたでありつつもアンダー20万円であれます。

これをANAサイトで同様の旅程を組むと25万円程度であり、プレミアムポイントやマイルを考えなければお安いプレミアムエコノミーであります。

そして、プレミアムポイントであります。以上のようにルール通りに計算すると以下のとおりです。

ジャカルタ=東京(羽田)間(RT) 8,384PP

東京=ロス/サンフラン間 0PP

ロス=サンフラン間 Bクラス 737PP

合計 9,121PP

PP単価は21.64円/PPとなります。

ゲホゲホな単価でありますが、一応1万近くまでは積算できるのもある意味驚きであれます。

これが、太平洋区間がNクラスに書き換えられて積算されると妄想すると

ジャカルタ=東京(羽田)間(RT) 8,384PP

東京=ロス間 4,220PP

ロス=サンフラン間 Bクラス 737PP

サンフラン=東京間 3,991PP

合計 17,332PP

すべて積算されれば、PP単価は11.39円/PPとなります。10円切りしませんが2倍キャンペーンが来ると6円以下とキャッシュフローを考えると快適なプレミアムエコノミーでの修業はなかなかであります。まあ、Nクラスはビジネスクラスにはアップグレードできませんがそれは解脱後の楽しみというところであります。

なぜ、ANAとユナイテッドはプレミアムエコノミーの平仄が進まないのか

ANAとユナイテッド航空のジョイントベンチャー・ネットワークでもっと自由に、快適に。

上記のようにANAとユナイテッドはコードシェア便が多く、プレミアムエコノミー以外のクラスではほぼ、平仄が完了しています。これはユナイテッド大西洋間でコードシェアをしているルフトハンザグループ(LH/LX/OSなど)でもねじれが出ています。

大きく見るとユナイテッドがプレミアムエコノミーをG,E,Nにすれば良いところであります。スターアライアンスでプレミアムエコノミーを設定しているシンガポール航空ではS, T, P, L, Rクラスであり、UAとはRだけしかかすっていません。

ユナイテッドがスターアライアンス他キャリアのプレミアムエコノミーに合わせるのが妥当と言えますが、世界一の大国アメリカの中でも民間航空会社としては最大級のユナイテッドに誰も箴言できないのかもしれません。

こうした間にはワンワールドやスカイチームが太平洋と大西洋区間を均して行くとディスアドバンテージになりそうと危惧をします。

最後に

なんとも苦虫を嚙むような結論ではありますが、ANAマイレージ登録をして、チェックイン時に予約クラスがNクラスに変われば、なんとも嬉しい誤算になると言えます。マイレージ積算がAMCの場合はN、UMP登録であればRクラスという分岐ができていればハッピーですが、その逆はどうなるのかと考えてしまいます。

JVをしているのであれば、利用者にわかりやすく、全クラスを同一クラスに統一していくことが必要と言えます。まあ、ユナイテッドの場合、ユナイテッド発券、ユナイテッド運航で他社コードシェアで便乗する人は少ないので、メジャーを優先しているため、恒久的にこうしたネジレは続きそうです。

まあ、逆ネジレを見つけてプレミアムポイントをたくさん稼ぐのがマイル修業ともいえるところでもあります。

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