ANAボーイング787-8型機に設定されている国際線ビジネスクラスシート「ビジネスクレードル」のプレミアムクラスに搭乗しましたので、お伝えします。
プレミアムクラスのシートの種類
プレミアムクラスのシートは公式には6種類あります。その中で、もっとも豪華な仕様がボーイング787-8型機の一部に設置されたシートであります。
国際線の中・短距離線で利用されているビジネスクレードルと同じシートであり、12.1インチのシートモニターが設置され、シートピッチは約145センチとなっています。
リクライニングは電動、ランバーサポートもあります。
シート配列は1-2-1であり、2列設置され、合計8席が用意されています。
今回はこの最もスペックの高いシートに搭乗しました。
以前、プレミアムクラスのシートについてまとめた記事がありますので、参考にしていただければと思います。
プレミアムクラス搭乗記
搭乗
新しくなったゲートからの搭乗です。ダイヤモンド会員のため、グループ1から搭乗します。休日のためか、仕事風の行列はありませんでした。
シート
先述のとおり、ビジネスクレードルシートであります。国際線(特に東南アジア)で同シートに遭遇するとがっかりですが、なぜかプレミアムクラスの場合は心躍ります。
シートモニターが設置されているところが国際線感が高いと言えます。
国際線仕様のため、リクライニングはバタンとなりません。サイドポケットはスマートフォンを収納できますので、食事やトイレの際には便利であります。
テーブルは広々です。
離陸
10分遅れでゲートを離れます。ゲートを離れてからはスムーズであり、スカイマークが着陸後すぐにランウェイに入ります。進入中にエンジンが唸り始め、すぐに離陸となりました。
国際線ターミナルのガラスに地上を離れる姿を映しながら、離陸します。福岡の街並みを見ながら、エンジンはほぼフルパワーで上昇していきます。博多湾に出て旋回してもまだフルパワーであり、海の中道あたりからエンジンが絞られていきます。
今回も動画にて撮影してみました。カメラの手振れ補正を有効にしたため、前回までよりは揺れが抑えられています。ゲートから滑走路手前まではタイププラス動画、離陸は音声付としています。いずれも4K(2160P)であります。時間は4分弱です。
九州を東に進み、KKJ(北九州空港)が見えます。
続いて、トリュフの断面のような国東半島が見えます。
この後、屋代島が見え始め、瀬戸内海に入っていきますが、雲が多くなり、しまなみ海道などは観られませんでした。
機内食
機内食のメニューは以下のとおりです。
厚焼き玉子、赤魚の若狭焼き、茗荷甘酢漬け、鶏の照り焼き
獅子唐素揚げ、里芋唐揚げ
炊き合わせ(がんも、人参、ヤングコーン)
酢くらげ、壬生菜漬け
豚肉のソテー辛味噌ソース、キャベツ、もやし、人参
たこ飯
豆腐と若布の味噌汁
合計 631Kcal
と品を書いているとこんなに食べたかなと思うくらい一つ一つは上品に盛り付けられています。
豚肉のソテー辛味噌ソース、キャベツ、もやし、人参は焼きそばの麺抜きみたいに感じで、肉は細切れ並みの細かさです。
ドリンクは「シャンパーニュ・ニコラ・フィアット・レゼルヴ・エクスクルーシヴ・ブリュット」です。
食後は白ワインに切り替えて、スマホでネットサーフィンです。折角のシートモニターではありますが、自分のスマートフォンの方が便利です。
着陸
雲でわかりませんでしたが、瀬戸内海ではなく、四国上空を通過、その後、御前崎、大島南部を通過して羽田に向かいます。
羽田空港の滑走路はB滑走路22側から着陸しました。着陸するとANA Cargoの777Fが見えます。
C滑走路側に来るとスカイマークの離陸とその背後にJCG(Japan Coast Guard)の船が見えます。
本日の機材はJA816A(2011/11~)でした。
最後に
これで残りのプレミアムクラスのシートはA321の1種類(サイドディバインダーの設置されていないタイプ)のみとなりました。
裏メニューであるボーイング777-300ERの国際線機材のファーストクラスを使用したプレミアムクラス(勝手にスーパープレミアムクラスと呼んでいますが)も搭乗しています。
しかし、新プレミアムクラスシートが今後導入されるほか、裏メニューのボーイング777-300ERの国際線シートも刷新されるとまた新たなシート(勝手にThe Suiteプレミアムクラス)の開拓が必要となりそうです。
それはそれで楽しそうなため、マイル修行をしつつ開拓してみたいと思います。