ソウル金浦空港から羽田までのANAの国際線に搭乗しましたので、お伝えします。
ソウル金浦空港国際線ターミナル
ソウル駅からAREXで金浦空港駅に到着します。久々なのか結構迷いました。おまけになぜか羽田行きという事で国内線ターミナル側に進んでしまい、500m程ロスをしてしまいました。
ANAの金浦空港のチェックインは搭乗時間の2時間30分前であります。JALもそうですが。以前はもっと奥のチッェクインカウンターでしたが、Aカウンターになっているようです。ちょこちょこ改装しているようであり、結構明るくなっています。


時間があるので、ターミナル探訪をします。出発口は昔と変わらない位置であります。何かと話題となる(今年は特に)壺は顕在であります。以前は結構、飲食店があったのですが、現在はほとんど営業していなく、Aカウンターの近くにあるアジアンなカフェしか空いていませんでした。
手荷物検査を通過し、出国は顔認証と指紋で自動化されていました。金浦空港は国際線路線は羽田と関西と台湾と中国に限られるため、中国(PEK、SHA)からの路線が運休されているためかかなり静かであります。
免税店は空いていますが、飲食関連はほぼありませんでした。以前もそうでしたが。
搭乗口は35番口からの出発であります。以前と比較するとかなり綺麗になっています。羽田行きの最終の868便であります。20:15発で羽田着は22時を過ぎるフライトであります。
プレミアムクラスと錯覚する機材
金浦線と言えばB788のビジネスクレードルタイプですが、現在の868便はA320neoの出番が多いようです。(320、国内線でいう32P)
個人的にはプレミアムクラスとしての搭乗が多いため、搭乗するとプレミアムクラスで馴染みの座席配列であります。2-2配列の2列の計8席であります。
この日は当日15時過ぎまでビジネスクラスは満席でしたが、16時前に空席が1席空き、ダイヤモンドデスクに架電(楽天リンク経由でソウルからもダダ)し、ビジネスクラスに変更してもらいました。
しかし、搭乗するとビジネスクラスの乗客は5人であり、隣席も空いている結果でした。


座席は最前列のため、バルクヘッドですが、正直どうでもいい感じであります。ほとんどプレミアムクラスな光景であります。
ただし、ブランケットについては、長距離国際線では寝具があり、不要でありますが、短距離国際線では懐かしい存在でした。
離陸すると川の多いソウル市内を上昇していきます。夜の撮影はやはり厳しいです。反射とブレの戦いであります。
ビジネスクラスは食事で気付かされる
何気に気付いたのですが、シートポケットにビジネスクラス機内メニューが挿してありました。通常はベルトサイン消灯後に手渡しされますが、金浦線は飛行時間が短いのか説明時間を省くためか、シートポットという事なのでしょう。


乗り過ぎているプレミアムクラスのドリンクかと思うと、そこは国際線であり、ビジネスクラスであります。
シャンパン
シャンパーニュ・カステルノー・キュヴェ・ブリュット・レゼルヴ
赤ワイン
シャトー・オスタン・ピカン ルージュ 2012
白ワイン
ライマット カステル シャルドネ
国際線ではおなじみなシャンパンでありますが、やはり最初はオーダーしてしまいます。
ソウル発の機内食は以下のとおりであります。
アペタイザー
野菜と豆腐のロール仕立て
牛肉と梨のサラダ
海老のボイル スイートチリソース
メインディッシュ
マッシュルームデュクセルを包んだ鶏肉のロースト トマトソースブレッド
スピナッチロール
小菓子
時間は短いですが、プレミアムクラスとは一線を画するビジネスクラスであります。運賃的には差がない路線も多いですが、やはり国際線と言う感じもします。
シャンパンと一緒に、国際線では良く出てくるあられであります。ブルボンでもエリアサポートサービスでもないあられであります。懐かしささえ感じます。
このシャンパンは良く言うとシュワシュワ感が高く(言い換えると結構、ガスが強く、体調具合では胃カメラ直前の発泡剤に近く感じることも有りますが)なかなか進みませんが、結構頻繁に巡回しており、2杯いただきました。
そして、食事であります。ホノルル路線のプレミアムエコノミーと皿的には変わらない内容であります。アペタイザーとメインは同じ皿、フルーツ皿の代わりにパンが皿に載っています。小菓子はパンとほぼ変わらないようなケーキであります。
バターとペッパーとソルトが小分けに盛られているのはANAらしいですが。そして、オリーブオイルがあると完璧ではあります。
韓国らしく牛肉と梨のサラダがセンターであり、サイドは魚介とアジアンな豆腐の巻物を持ってくるのはなかなかであります。
メインは鶏かぁと思いつつも、すべて鶏ではなく肉中心部はマッシュルームデュクセルというほぼソースに近い具材が詰められており、濃厚であります。国際線機内食では幅を利かす、ブロッコリーとジャガイモはありますが、比率は少ないと言えます。生のローズマリーが一本添えられているのは肉の量が多いと言う証拠かもしれません。
また、椎茸が切り飾られているのはInspiration of JAPANを感じます。
最後はライマット カステル シャルドネをお代わりします。
今回のシャルドネは
トロピカルな香りが力強く立ち上がり、加熱によりグラニュー糖が溶けていく時にレモンジュースを流し込んだ時のようなスモーキーさもうかがえます。フレッシュな酸味と熱感を伴う感覚が特徴的で余韻の中にややトロピカルフルーツの甘味も残る味わいです。
なかなか、凄い表現でありますが、シャルドネは作り手の意向が強くなりがちであり、あまりに強いと養命酒のような薬膳酒のようになったりします。そして、飲み過ぎるとその香りが、二日酔いで翌日の自分の加齢臭の一部になっているのではないかと錯覚も有ったりします。今回は機上という事も有り、見た目は濃厚ですが、味覚マイナス効果で割とさらっと飲めた感じでありました。
飛行ルート
飛行ルートは山陰地方からフライトルートに似ており、北近畿から琵琶湖北端、岐阜市から上空と言うプランでした。
食事を終えると何か全体的にまったりとした雰囲気になります。A320neoは新しいので写真写りもいい機材であります。
実際は鳥取砂丘辺りから本土上陸して、豊岡を通過し、琵琶湖マリオットあたりの上空を通過、名古屋駅上空から御前崎を目指し、後は伊丹線のようなフライトでした。
国際線ですが、国内線みたいなフライトでもある金浦線であります。
羽田T3まで来ると隣にはターキッシュエアラインズのボーイング777-300ERがいました。これからイスタンブールまで飛ぶようであります。このまま、飛んでイスタンブールになりたいところでありました。
徐々に戻りつつある日本入国
My SOS改め、Visit Japan Webでありますが、やっつけ仕事のように申請するとすぐに青い画面に変わります。その青い画面をスキャンして紙を渡すと言う行程は変わらずとも慣れてしまいました。
今回は112番ゲートであり、離れ小島までの歩かされる罰ゲームも有りませんでした。税関が楽であるのはVisit Japan Webの良さであります。
22時を過ぎていますが、待ち人の人は多く、国際線も活況を呈しているようであります。まあ、モノレールに乗る人は少なく意外と快適であります。
最後に
ソウル発券を過去に駆使したことも有り、GMP線は結構搭乗していますが、おそらく、初めてナローボディでの搭乗となりました。過去にはB777-200ERの印象も有ります。
個人的にはANAの国際線でのナローボディ搭乗はムンバイ線(ビジネスクラス)とヤンゴン線(エコノミークラス)であり、その時はB737-800の国際線スペシャル仕様であり、いずれも広々とした座席でした。
今回はビジネスでありましたが、国際線はやはり機材が国内線ライクでもサービスはビジネスクラスでありました。