KLMビジネスクラスのバルセロナ発券のカリブのカンクン往復が安いため、まとめてみました。
カンクン
カリブでKLMと言うと上の写真のようなイメージを抱いてしまいますが、この写真はカリブでも東側に位置するセント・マーチン島のプリンセス・ジュリアナ国際空港(SXM)となります。いみじくもフランスとオランダの分割統治領であり、エールフランス‐KLMが就航しやすい場所でもあります。
一方でカンクンはメキシコにあり、カリブでは西側に位置する都市となります。ユカタン半島に位置し、首都メキシコシティからは飛行機で2.5時間のところです。東京と那覇と言ったところでしょうか。
また、近くには世界遺産のチチェン・イツァーがあり、遺跡探訪とリゾートを兼ねる人も多いようです。
航空ルートはメキシコシティ以外にはアメリカ・カナダの主要都市から就航しています。那覇空港に台湾、中国、香港、韓国からそれぞれ就航している構図にも似ています。
ちなみにカンクンはマヤ後で蛇の巣であり、ハブの多い、沖縄にも共通しています。
ビジネスクラス バルセロナ=カンクン往復
今回はゴールデンウィークで完結する旅程としてみました。
デルタとKLMのビジネスクラスの乗り比べ
往路は4月29日にバルセロナを出発し、まずはKLMのハブであるアムステルダムに向かいます。乗り継ぎ時間も良く、次はデルタ運航便でニューヨークJFK空港を目指します。JFK空港では4時間と乗り継ぎ待ちがありますが、長距離便からの接続である点と大空港と言うことを考えると遅延要因はいくつもあるため、これぐらいの方がいいかもしれません。
カンクンまではデルタの直行便であり、日付を跨がずに同日に到着します。
復路はデルタのインターノースアメリカフライトでJFK空港を目指します。復路も乗り継ぎ時間は4時間超あります。ここからはKLMフライトとなり、A330-300でアムステルダムに向かいます。
アムステルダムでの乗り継ぎは良く、KLMのインターユーロ便でバルセロナに到着します。こちらは出発した翌日の朝10時半前に到着します。
ビジネスクラスの醍醐味は長距離フライトであり、アムステルダム=ニューヨーク間が往路8時間、復路は7時間あり、ここが醍醐味でしょう。
往路はデルタ、復路はKLMと日本酒飲み比べならぬ、ビジネスクラスの乗り比べとなるかもしれません。ワンカップでも違いはあるものであります。
運賃・予約クラス・ステータスポイント
運賃と予約クラスとデルタ・スカイマイルのステータスポイントは下記のとおりです。
運賃 約137,361円
予約クラス 全区間Zクラス(MQM積算率150%)
MQM合計 17,910MQM
MQM単価 7.67円/MQM
ジョン・F・ケネディー空港経由の遠回りが功を奏して、運賃の割に単価は良くなります。125%加算としても1.5万ステータスポイントは獲得でき、10円切りとなりそうなので、かなりマイル修行に適したルートかもしれません。
最後に
特典航空券においては、主催者のキャリアによって手数料が大きく異なったりします。手数料は実費的なマイレージサービスでは意外と費用がかさむ例もあります。
特に大西洋路線を運航するキャリアでは徴収が当たり前的となっているところもあります。
こうしたマイレージの罠にはまると実は有償でマイレージと上級会員資格が貯まる有償フライトの方が安かったりします。
マイレージサービスを探求するか、海外発券を探求するかは一長一短はあると思いますが、おおよその勘はあった方が良いかもしれません。