山口宇部空港はJRと直結していないものの、JR駅が近く、うまく利用すれば、新山口、宇部方面にアクセスも良く、交通費も少なくて済むため、実際歩くとどれくらいかと乗り継ぎの良さを検証してみました。
空港と鉄道が直結している駅
日本国内において、空港と鉄道駅が直結している駅は下記のとおりです。
新千歳空港=新千歳空港駅(JR北海道)
仙台空港=仙台空港駅(仙台空港鉄道)
成田空港=成田空港駅・空港第2ビル駅
(JR東日本・京成電鉄)羽田空港=羽田空港T1・T2・T3(東京モノレール、京浜急行※)中部国際空港=中部国際空港駅(名古屋鉄道)
大阪伊丹空港=大阪空港駅(大阪モノレール)
関西国際空港=関西空港駅(JR西日本、南海電鉄)
神戸空港=神戸空港駅(神戸新交通ポートライナー)
米子空港=米子空港駅(JR西日本)
福岡空港=福岡空港駅(福岡市営地下鉄)
宮崎空港=宮崎空港駅(JR九州)
那覇空港=那覇空港駅(沖縄都市モノレール)
※京浜急行の羽田空港T1・T2の駅は一緒であり、駅名は羽田空港第1・第2ターミナル駅となります。
東名阪と飛行機の利用が多い、札幌と福岡はそれぞれ鉄路で結ばれています。そして、那覇空港もモノレールながら鉄路で接続されています。
特徴的なところでは米子空港駅は米子からのアクセスとなりますが、その途中は水木しげるさんの世界であり、途中駅でもなかなかの色々なキャラクターが楽しめます。
山口宇部空港はどうか
山口宇部空港には鉄道は直結で乗り入れていません。しかし、空港のk位置は海側でああり、滑走路が海側となり、ターミナルは陸側となっています。
そして、JR西日本の宇部線の草江駅からターミナルが近い形となっています。
実際に同駅から歩いてみました
草江駅は無人駅であり、ホームは単線の一つのみであります。注意点としては、ホームは山側にあり、空港に行くためには同線の遮断機を渡る必要があるため、新山口方の列車を下車した場合には踏み切り待ちがあります。
一方で着陸後、宇部新川方に行こうと同駅に向かう場合に接続が間際な場合は遮断機が下りて乗れないと言うケースもあるため、乗り継ぎ時間は要チェックです。
実際に歩いてみると距離は600m弱であります。公式サイトでは7分と記載がありますが、これは車が走る道路沿いの歩道を歩いた場合であり、実際には空港入り口と県道220号線の交差点を過ぎたあたりから駐車場となり、そこをショートカットで歩くと距離は100m程短縮され、出発階の2階までの時間は5-6分程となります。
駐車場の反対側(東側)には山口宇部空港 ふれあい公園多目的運動広場があり、BBQをしている人もいました。
結果的には、羽田のT2の50番台ゲートからモノレール駅までよりは近く感じ、列車との接続が良ければ列車の方が良いと感じるかもしれません。
山口宇部空港の施設
同空港の路線は国内線では現状、羽田便のみとなります。
山口宇部空港はANAとJALとスターフライヤーが就航する空港であり、スターフライヤーはANAとコードシェアをしているため、ANAの方が便数としては多いとも言えます。
フライトは羽田便のみですが、空港のラウンジ「KIRARA」があります。
手荷物検査後のフロアには売店もなく、自動販売機しかありません。手荷物検査前ではお土産の売店はありますが、レストランは地元系のレストランは閉鎖しており、COCO’Sのみとなります。カレーかハンバーグかと思いつつも、ご当地限定のメニューもあり、フグやアンコウの唐揚げもあります。
山口と言うこともあり、単価の高い獺祭もあります。今回は白ワインと揚げ物にしてみました。
展望デッキ
展望デッキはラウンジ「KIRARA」のある3階にあります。海に面しているため、滑走路方面はとても見通しが良くなっています。
展望デッキは一部ブリッジ形状となっており、サンマリノを思い浮かべてしまいました。
山口宇部空港からエクスカーション
同空港から足を延ばす先としては市内では、ときわ公園がいいかもしれません。同公園には自然溢れるときわ動物園があるほか、芸術のモニュメントもあります。
空港からは宇部市内を巡る環状バスがあり、うまく活用すると結構いいアクセスとなります。空港→ときわ公園、ときわ公園→宇部新川駅、ときわ公園⇔宇部新川駅とルートもあります。
ときわ公園はかなり昔ですが、ペリカンの「カッタ君」で有名になった場所であります。カッタ君は日本発の人工孵化で誕生したペリカンでもあります。人間に育てられたこともあり、人懐かしく、生息地のときわ公園から近くの保育園に飛来することで有名になっています。
現在は飛んでいかないようにゴルフ練習場のようにネットで囲われており、自由というわけではないようです。。
循環バスは1時間に1本程度、空港周りと宇部新川駅周りであり、自分の旅程に合わせて調整ができます。
今回は人生総決算でテレビの画面越しでしか感じなかったカッタ君をずいぶん遅くなりましたが、感じことは結構いい旅でした。
まとめ
山口宇部空港のアクセス性について、まとめてみると、アクセス性もさることながら、市内の名所をかなり、短時間で回れそうであります。ビジネス利用が多い場所と思っていましたが、弾丸日帰りで観光も良いかもしれません。