ANA FLYING HONUチャーターフライトは好評であり、第三弾となり、このフライトもおそらくは蒸発級の完売であると思えます。
そうした中で、とにかく遠くに行きたいと言う願望をかなえてくれそうなチャーターフライトを考えてみました。
ANA FLYING HONUチャーターフライトとは
ANAが2020年から鳴り物入りで導入したA380の機材を利用した日本国内(主に太平洋沖)のフライトであります。成田から成田に戻るフライトであり、初日の出フライトなどでもそうしたフライトはあります。
飛行時間は3-4時間であり、機内で疲れ知らずとも言え、旅行代金はエコノミーで1万円ちょっとから、ビジネスでは5万程度とクラスによって差はあるものの飛行機に乗る旅としては、飛行機に搭乗した後のコストはほとんどかからず、意外とお手頃かもしれません。
詳細はこちらです。
ANA FLYING HONUチャーターフライト | 国内ツアー|ANA
海外でも人気なチャーターフライト
コロナ禍は日本だけが苛まれているものではなく、万国共通の課題でもあります。そうした中で、困窮している航空会社は海外での入出国を伴うと検疫で自由が制限されてしまうことを考慮し、同じ空港に戻る旅程であれば国内線となり、そのメリットを活用したチャーターと言うか遊覧フライトを考案しています。
カンタス航空では南極付近まで行き、オーストラリア各都市に戻るフライトプランを出しており、これはこれである意味、日本からでも行きたいと思うくらいのプランであります。昔から人気であり、日本や台湾、ブルネイなどはモデルとしたものとも言えます。
また、シンガポール航空ではチャンギ空港発チャンギ空港着のツアーを計画していました。これが成立すると国際線しかない同キャリアにおいて、前代未聞の国内線となり、どんなものかと興味を感じてしまいます。
環境問題とのコンフリクト
しかしながら、飛行機を飛ばすと言うことはケロシンを燃焼させることでもあり、それにより、二酸化炭素が大量に排出されることであります。
牛のゲップも、蝋燭の灯も二酸化炭素は排出するものでありますが、飛行機は桁違いと言うことで、環境保護と言う点から矢面に立たされるのは必至であります。
そして、荷物を運ぶでもなく、必要性のある移動とは言えないという点ではなおさらです。航空会社にとっては、回送でも定期的に飛行機を飛ばさないと費用と人的作業の面で高くつくため、収入が激減している中では必達であり、その時間を利用して、少しでも収入が欲しいところでしょう。
そもそも、国際線ではコロナ禍では10分の1しか飛んでいないので、総量は少ないので良さそうですが、一番レフトにいる人から見ると排出することがそもそも駄目のようです。
結局、シンガポール航空は同プランを諦めて地上で同社最大の機材であるA380を活用したレストラン活用と言う結果となっています。
どんな結果でも最後は利用者を楽しませる結果に持って行ったところは素晴らしさも感じる反面で、色々な業界に効果と影響を与える航空業界のビジネスを回すことは経済にもつながることと言えます。
環境と対峙する乗り物かもしれませんが、一方で人間同士のつながりを増す乗り物であり、一概に害とは言えない半面で、誰もが乗れるマシーンでもなく、そのあたりが今後の社会の在り方につながってくるかもしれません。
次に考えるチャーターフライトは
現在は成田から成田に到着するフライトであり、パスポートも不要なフライトであります。航空会社としてもA380を正常化するプロセスの一貫して、飛行機を飛ばし、一挙両得(得ほどの利益リターンはあるか不明ですが)はあるかもしれません。
ホノルルまでフライトしてラウンジでリターン
現在のフライトは国内線ルートであり、3時間ぐらいのフライトと言えます。これをホノルルまでフライトして、乗客は一度も入国させずに同社のラウンジに滞在させて、日本に戻るとなれば新境地ができるかもしれません。
運賃設定にもよると思いますが、結構稼げるかもしれません。各国当局も入国しないとなれば負担は軽くなりそうです。
過去にNTVのウルトラクイズで機内での筆記試験で落第が確定した場合はタラップから降りずに帰国と言う企画がありました。
その機材はANAであり、実際のプロセスはどうだったか不明ですが、ホノルルタッチは可能とも言えます。
USに入国しないと言うことは原則あり得ませんが、US入国要件を満たして、それを特定の目的のため、入国しないと事前に許可できればハードルは少ないかもしれません。
また、当局の許可は必要となりますが、ホノルル到着前か離陸後にはハワイの各島周辺を周遊するのも面白いかもしれません。
最後に
平時でも鉄道会社では今後の人口減や地域貢献などを見越して、敢えて長時間に列車で過ごすと言う、逆転の発想で観光列車をうまく立ち上げています。
飛行機のチャーターフライトも今は遊覧して戻るスタイルかもしれませんが、今後は空からの景色が美しい場所を遊覧して、付近の空港に立ち寄り、空港内でローカルフードを楽しみ、空港内(制限エリア)ホテルで宿泊して、再び空旅をして帰国するようなことも想像できます。
また、機内において窓側でなくても、外の景色が楽しめるように機体にカメラを多数設置したり、VRゴーグルで楽しめるようになったりするかもしれません。
そして、ステータスポイント加算となれば、フリークエントする人が増えるかも必至を想像できます。
まずは3回目のチャーターフライトに当選してみないと、いいものかわかりません。3度目の正直で当選してくれれば良いのですが。