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【JR東日本・完乗】 Vol.7 鶴見支線と国道駅

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首都圏では秩父や千葉などに秘境がありますが、都心から近いなかでも秘境があるもので、それにあたる鶴見支線を完乗してみました。

南武線支線からスタート

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鶴見線は名前のとおり、鶴見駅が本線の起点となっており、現在では、途中、浅野駅、武蔵白石駅で支線に分岐するものの扇町駅までの路線となっています。

本線・支線ともに鶴見駅が発着であり、鶴見駅からアクセスするのがベストと言えますが、鶴見線内で他の路線と乗り継ぎができる駅があります。それは浜川崎駅であり、旅客線としては川崎と立川を結ぶ南武線の支線の終着駅となります。

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南部本線は新しい車両の部類に入るE233系であります。川崎から6分おきぐらいに運行されており、南武鉄道の魂が残っているのかもしれません。

一方で支線は埼京線のお古のような3両編成でありますが、意外と乗客が多いのが驚きでした。後述する鶴見線との差別化のためか黄色とエメラルドグリーン帯です。

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尻手駅の本線と支線の分岐であります。左側が川崎方面で、右側が浜川崎方面となります。

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ワンマン運転の205系となります。現在、205系は鶴見線、南武支線、相模線、日光線、宇都宮線(宇都宮以北)、仙石線と第二の人生と言った感じであります。

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ホームセンターやスーパーのある小田栄駅で乗客ほとんど降りてしまい、これから夜勤の雰囲気の人しか乗車していませんでした。

南武線支線と鶴見線のホームは平行ではなく、一度改札を出て、公道を横断して乗り換える必要があります。南武線支線のホームは古さに味がありますが、鶴見線は貨物のついでみたいな感じがします。

いよいよ大川支線

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過去に扇町まで鶴見から完乗りしており、今回は大川支線に急ぎます。急ぐと言っても2駅先の安善駅となります。大川支線の起点は武蔵白石駅ですが、同駅手前で支線は大川方面にカーブし、駅にホームはないため、実質的には安善駅からが支線の旅となります。

安善駅で下車すると鶴見行きと扇町行きがホームで行き違いとなっていました。

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安善駅は人の駅と言うよりも貨物の駅と言うイメージを強く感じます。同駅付近にはプラントと物流センターぐらいしかないかと思っていましたが、住宅も結構ありました。

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いよいよ、一駅先の大川駅行きの列車が入線します。一駅はあっという間であり、武蔵白石駅あたりで、曲線通過を感じるくらいでした。

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休日の夕方という事もあり、付近の事業所に通勤と言う人もほぼいなく、支線の完乗となりました。

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駅舎は随分古く、都心や首都圏の主要駅が頻繁に改装しているのとは雲泥の差と言えるほど、味わいが出ています。

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車止めはかなり海側にあり、歩いて目視するには時間がかかるので止めました。このあと、折り返しには時間があるため、次の目的地の浅野駅まで歩いてみました。

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途中には運河もあります。トラックが普及するまで大活躍であった運河は今では役目が少なく、風の通り道としての役割が強いのかもしれません。

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武蔵白石手前で大川支線が左にカーブしているところであります。このあたりはショートカットする道はないため、本線の武蔵白石駅の扇町寄りの踏切をわたり、武蔵白石駅の前を歩いて安善駅方に向かうこととなります。

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武蔵白石駅から安善駅までほぼ一直線であり、5分程で踏破できます。

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途中には運河を渡るような橋を渡りますが、釣り船の渓流に、送電線と臨海工業地帯らしい景色がところどころ見えます。

海芝浦支線は絶景ウォーターフロント

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大川駅からあること20分程で浅野駅に到着します。同駅は本線と海芝浦支線の分岐駅であります。同一ホームでその先に分岐があるような上品な駅ではなく、ホーム自体が本線と支線で分かれています。

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駅の前にある支線の踏切は大きくカーブしており、昔から線路は変わっていないことを感じさせます。

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支線用のホームに海芝浦行きが入線します。こちらも3両編成の205系となります。

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支線の唯一の途中駅である海芝浦駅に到着します。運河沿いのホームであり、天気の良い黄昏時は結構いい景色です。

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そして、いよいよ終着の海芝浦駅到着です。ホームは単線ホームであり、反対側は海と首都圏でもなかなかの景色です。

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駅名標と鶴見つばさ橋が一緒に撮影できる場所であります。

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羽田空港が近いのかタンクの色が紅白で塗り分けられています。こんな都心で贅沢に土地が使われてるのはある意味贅沢にも感じます。

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乗りつぶしをしていると必ず目にする車止めであります。こんな海に近いのは東日本管内でも随一と言えます。

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西側に目をやると横浜ベイブリッジも見えます。みなとみらいから見る形とはかなり違うのも同駅の特権かもしれません。

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同駅は東芝の関連会社の敷地内のため、関係者以外は改札を出れませんが、一方で西側に隣接した公園には途中下車もできます。公園と言っても200mも進めないくらいであり、折り返しの列車待ちの時間潰しと言ったところです。

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絶対に以前は埼京線はだったというシートであります。

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折り返しの新芝浦付近の運河もきれいであります。これにて鶴見支線の完乗も終わりであります。終わりにふさわしい景色であります。

〆は国道駅

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海芝浦駅からは鶴見駅まで一本で行け、目的も達成できたため、このまま帰ろうと思いましたが、一駅前の国道駅は色々な媒体で見かけており、後ろ髪惹かれて途中下車します。次の列車もすぐに来るため、束の間の途中下車です。

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国道駅は名前のとおり、国道が目の前に走る駅であり、国道15号線となります。4車線と国道らしい道路であり、信号がないと途切れない交通量で渡ることはできません。

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なによりも惹かれるのは築90年超の駅舎が現存しているところにあります。エスカレーターやエレベーターは無縁であり、急な階段は90年前も息を切らして昇っていたと思うとその時代の人と同期ができるのはすごいのかもしれません。

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同駅の醍醐味カード下であり、コロナ禍がなければ、夜な夜なパトロールできる場所があったのでしょうが、今は昭和遺構ばかりが強くなっています。

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この辺りの景色も、もはや歴史的とも言える風景であり、東京から30分以内で行ける場所にこんな場所があるのは奇跡的かもしれません。

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ホームも昭和黎明期から全盛期を彷彿とさせる景色であります。行く機会は数多あったのですが、いい歳になって初めて来ましたが、実際の場所の雰囲気を実感できたのは良かったです。

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最後は鶴見駅で今回の旅は終わりです。鶴見駅の鶴見線ホームもまた昭和感があります。昭和感とは言え、令和の今も工業地帯を接続する路線として活躍しており、22世紀以降も続いていることが期待できそうです。

最後に

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今回は都心にありながら、超ウォーターフロントの一面を持つ鶴見支線を完乗しました。

首都圏=通勤列車一辺倒と見ていましたが、通勤列車も色々であり、その景色も色々であると痛感しました。

残りの路線は首都圏を離れ、秋田の男鹿線全線と、青森の津軽線の一部(中小国=三厩)となりました。

今回のスケジュール

川崎       17:12 尻手      17:15

尻手       17:23 浜川崎  17:30

浜川崎   17:34 安善      17:38

安善      17:49 大川       17:53

徒歩(約30分)

浅野     18:29 海芝浦   18:33

海芝浦 18:47 国道       18:57

国道     19:10 鶴見      19:12

進捗

営業キロ 乗車キロ 未乗キロ 乗車率
7191.1 7140.3 50.8 99.29%

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