JALのシドニー発券のパリ往復(東京でストップオーバー可能)のプレミアムエコノミーがお得なため、まとめてみました。
シドニー発券のパリ往復・プレミアムエコノミー
旅程
旅程はパリ・オリンピック開催1か月前の6月であります。シドニーを朝早く出発するフライトであります。ANAの昼便よりつらいですが、羽田到着は17時なので、乗り継ぎなど考えるとJAL便もなかなかと言えます。
この日はこれでおしまいでその週末の土曜日にパリ・シャルル・ドゴールまで飛びます。こちらも羽田発は早いですが、ANAと比較すると遅めであります。まあ、パリからワンワールド便で乗り継ぐという需要は羽田からは少なく、そういう人はドーハ便を利用するかもしれません。
復路は弾丸旅程で翌日の夜8時過ぎに帰国フライトとなります。パリ市中のホテルでもなんとか1泊でき、夜な夜な飲んだくれてもレイトチェックアウトとか組み合わせると良さそうであります。
そして、最終旅程は帰国した週の週末土曜日のフライトとなります。夜行便であり、土曜朝早いフライトよりもむしろ、良いかもしれません。シドニー到着は早いですが、タッチと考えると次のループには良いかもしれません。
そして、今回のフライトは後述しますが、全区間ボーイング777-300ER(77W、JALでは773)であります。
運賃・予約クラス・FLYONポイント
運賃・予約クラス・FLYONポイントは以下のとおりです。
運賃 3,080.10AUD(約300,680円)
予約クラス Rクラス(100%+400FOP)
FLYONポイント 27,778FOP
FOP単価 10.82円/FOP
ぎりぎり10円は切りませんが、アップグレード失敗でもプレミアムエコノミーが保証されています。FOP2倍キャンペーンが来ると絶対なルートとなりそうであります。このチケット購入で2倍CPなら一発サファイア達成であります。
全区間 B777-300ER
そして、特徴的なのはシドニー=東京、東京=パリ往復ともに機材がボーイング777-300ERであります。現在、JALとANAともにB777-300ER(77W)を13機保有しています。ANAの場合、北米の就航路線が多く、ダブルデイリーに近い都市がニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスであり、ロサンゼルスに至ってはトリプルデイリーに近い状況であります。ただ、ANAでは77Wをかなりリストラしてしまい、後継の779がまだ納入されないことから、大量輸送のトリプルセブンをこうした都市に割り当てている一方で、欧州線やオセアニア線はトリプルセブンではなく、B787-9がスタンダードとなっています。パンデミック前と比較してもかなり余裕がないと言えます。
一方でJALは北米路線はANAにかなり近い水準のフライトを用意していますが、ボーイング777-300ERに余裕があるのか、シドニー路線やパリ路線にも77Wを投入していたりします。さすがにANAでは789で回している路線だけあり、プレミアムエコノミーやビジネスクラスのシートが多い77Wではオーバースペックなのかもしれません。そうした意味で運賃には有利に働いているのかもしれません。
まあ、パリ線は今年は閏年であり、オリンピックがあるので風呂敷を広げていると言う事かもしれませんが。
そして、ビジネスクラスへのアップグレードであります。プレミアムエコノミーRクラスはビジネスクラスへのアップグレードが可能であります。運賃的にはYよりも安いですが、序列ではYよりも先にあるので、アップグレードの期待も大であります。
もちろん、ビジネスクラスへアップグレードされないリスクもあるのでハラハラドキドキではありますが、落ちてもプレミアムエコノミーの座席が待っているのはANAのMクラスと比較すると安心であります。
ANAとJAL何か不思議な組み合わせを感じてしまいます。
最後に
ANAとJALのシドニー発券を比較するとANAはエコノミーの手数料なしの日時とエリア内での目的地変更なエコノミークラスのMは万能でありますが、最低32万円くらいします。
一方で、JALはプレミアムエコノミーで同じく東京でストップオーバーはできる一方で、予約変更では手数料変更では1.5万円くらい課金されてしまいます。
ただ、運賃は30万円ちょっとであり、プレミアムエコノミーのシートが確保されているところであります。
ビジネスクラスへのアップグレード前提であれば、エコノミーでもプレミアムエコノミーでも関係ないかもしれませんが、搭乗する際のステイタスも関与することからJALの方が修行向きかもしれません。
JAL・JGCの制度激変により、快適なワンワールドの旅を堪能するにはJALダイヤモンド修業が毎年のように必須となりますが、そうした目的には単価はこの時世でも良いので活用ルートかもしれません。