ANAの羽田発クアラルンプール行きNH885の搭乗レポートをお伝えします。今回は、シートの広さについて、フィーチャーしてみます。
NH885便
NH885便は上述の通り、羽田空港とマレーシア・クアラルンプール国際空港(KLIA)を結ぶフライトです。現在のスケジュールは23:30に羽田を出発し、クアラルンプールに6:00に到着します。季節により、出発時間が遅くなったりします。このフライトには10回以上搭乗していますが、ほぼ定時運航で、定刻よりも早く到着することも多いです。早着の場合は、CAさんが最後に「定時運航にご協力いただきありがとうございます。」とアナウンスを大体されています。
機材
機材は、同社では最新の機材ボーイング787を使用しています。ANA国際線でのボーイング787は大きく分けると下表のとおり3つあります。
機材 | 総座席数 | C | PY | E |
787-9 | 246/215席 | 〇 | 〇 | 〇 |
787-8 | 169席 | 〇 | 〇 | 〇 |
787-8 | 240席 | 〇 | - | 〇 |
NH885便では、787-8の240席仕様が使用されていますが、2017年7月31日搭乗分より787-9に変更となり、プレミアムエコノミーが利用可能となります。復路のNH886便は2017年8月1日からです。ビジネスクラスのシートについては、787-8(240席)仕様が通常リクライニングの2-2-2配列、その他がジグザク配列のフルフラットシートです。細かく言うと、787-9と787-8のスタッガードタイプのシートは違います。787-8のスタッガードシートは早期に製造されたもののようで、テーブルがモニターの前から引き出すタイプとなっていますが、787-9では、ひじ掛けから出すタイプとなっている違いがあるほか、各テーブルがブルーカーボーン調から木目(CLUB ANA時代に先祖帰)に変更されているなどあります。787-8のスタッガードタイプ自体の方がゆったりしているようですが、そもそもゆったりしているビジネスですので、そんなに違いはありません。
エコノミークラスシート
エコノミーのシートについては、シートを倒さずリクライニングできるFixed Back Shellスタイルと通常リクライニングタイプがあります。シートピッチは前者の方が若干広く、シート配列も余裕があります。B787では、すべて通常のリクライニングタイプのシートで、シート配列はおおむね3-3-3と詰め込み仕様となっています。シート自体は、技術革新のおかげか薄く、シートの心地もよくなっています。国内線の薄型のシートとは全然違います。
エコノミー最前列シート
787-8のエコノミー最前列シートは12ABC,13DFG,12HJKとなっています。787-9との違いは全てのひじ掛けが固定式とおり、787-9については、最前列が20列目でDのシートはひじ掛けが可動式となっています。最前列については、おおむねどのシートも広く快適です。
13DFG
12HJK
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もう一つのバルクヘッドシートは23列ABC,DFG,HJKです。ABC,HJKについては、前に遮るものがなく、広い反面非常口ドアがあるため、飛行中は寒いので厚着をするなどの対策が必要なほか、緊急時に脱出の援助をする必要があります。(ほとんどないと思いますが)DFGについては、13列目と同様の仕様となっています。
23列目シート(みなさん寛がれています)
エコノミークラス搭乗記
SUITE LOUNGEにて食事をいただき、搭乗となりました。ちなみに、遅く到着したので、在庫切れもあり、アブラカレイのフライをいただきましたが、最もカロリーが高いメニューでした。昔よく釣ったことがありますが、旨味があり、どんな調理でもおいしい魚です。
アブラカレイのフライ
今やほとんどの国際線が787となり、ゲートにはたくさんの787がいます。残念ながら今回もインボラはありませんでした。打率的にはないのが、正しいのですが・・・
今日は、13Dのシートでした。離陸し、ベルトサイン装着のサインが消えると恒例の夜食が配られます。
カントリーマアムは同じですが、クアラルンプール便の場合は、クラッツではなく、ハラル認証のあられでした。信仰に関係なく、こっちの方が体には良いのでしょうね。
今日はWi-Fi搭載機のため、NHKワールドがライブで見られます。
タッチパネルに役割を奪われ、ほとんど使われないコントローラーを撮影してみました。
日本時間基準の深夜だと個人的に見たいと思う番組がないため、映画「夜に生きる」を見てウトウトしてしまいました。
朝となり、これまた恒例の朝食(和食魚系かパンケーキ)でパンケーキにしました。この区間のフライトに乗りすぎなのか、少し飽きてしまいます。自宅で毎朝食べるものも変化があると言えませんが、飛行機だと強く思ってしまいます。
クアラルンプール国際空港には、予定より早く到着。次の乗り継ぎのフライトの手続きに行くこととなりました。
まとめ
NH885便は、深夜便で、土日を有効活用されるには便利で、定時運航率が高いようなので、乗り継ぎ等でマレーシア近隣都市にも土曜日早めにつくことができます。
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