ホテルのセーフティボックスにスマホを忘れて、飛行機に搭乗した後に、無いことに気づき、日本に帰国した後に取り戻すまでをまとめてみました。
スマホがない
寝坊気味で起床し、お腹の調子もあまり良くなく、そうしているうちに予定よりも遅く、ホテルをチェックアウトしつつも、マラガからヨーテボリに向かいための早朝便に間に合ました。
フライトはこちらです。
そして、スカンジナビア航空のラウンジで時間潰しに荷物を整理していると、スマートフォンがないことに気づきます。
時間を潰したラウンジはこちらです。
ないと気が付いたスマートフォンはいつも使用しているものではなく、今回の旅行でボゴダなど治安が懸念された場所用に使うための予備のアンドロイドスマホでした。メインスマホは肌身離さず、持ち歩いているので、ないとなればすぐ気が付くのですが、予備用は安く仕入れたこともあり、あまり気にならないのが原因でした。
早朝、チェックアウトの際、バタバタしていたため、あまり記憶がなく、その前日に宿泊したホテルでは、充電していたこともあり、存在は認識していたため、今日、チェックアウトしたホテルに忘れた可能性が考えられました。
いつもの癖で貴重品はホテルのセーフティボックスに入れるため、おそらくそこに忘れたことを想定し、ホテルにメールをしてみます。
最初、現地語が良いと思い、グーグル翻訳にてスペイン語のメールを作成・送信して、次のフライトにて移動。時間がかかるかと思い、1日待っても反応がないため、今度は英語でメールを送信。そして、また移動を続けます。
滞在したホテルはこちらです。
帰国したら返信メールを受信
英語で送信した効果があったのか、日本行きのフライトで成田に到着し、スカイライナーに乗車し、出発してしばらくするとホテルからのメールを受信。「セーフティボックスにあり、保管しております。今後の対応方法を指示してください。」と返信がありました。予備用のスマホで且つ、そんなに高いものではありませんが、メインスマホと同等の設定をしており、顔認証を設定していたとは言え、不気味なため、日本に取り戻すこととしました。
ただし、忘れ物には慣れているとは言え、ホテル側に手間をかけさせる点とコントロール外にコストも予想されるため、自分負担で送る方法を検討してみました。
FedExのリモートピックアップを利用
FedExのリモートピックアップは着払いの国際版であり、個人でも利用できるサービスであり、個人でもアカウントを作成すれば利用できます。
シップ・マネージャー・アカウント作成だけでは何も始まらない
シップ・マネージャー(Ship Manager)とはFedExのオンラインでの荷物伝票の作成や荷物の集荷ができるシステムであり、アカウント登録すると伝票は作成できます。
早速、登録し、伝票を作成し、見積もりや通関に必要な情報の入力も完了し、それで手配が完了しているかと思い、1日ほど待っても何も変化はありません。プライオリティサービスを利用しているにもかかわらず、変化がないため、コールセンターに連絡。
すると、リモートピックアップはオンラインでは申込できず、書面での契約が必要とのことで、メールでのやり取りにて利用できるようになりました。クレカ番号を電話で伝えてようやくサービスの利用が可能に。
ホテルに記載した一連の発送伝票と通関書類をメールで送信し、プリントして、ピックアップに来たら、渡してもらうよう依頼しました。
FedExから連絡が
一日ほど待っていると、千葉県の局番からの電話があり、出るとFedExからの連絡であり、「ピックアップに行ったのですが、インボイスがないため、ピックアップできませんでした」どうしますかという連絡があり、インボイスの書類をメールでいただき、インボイスを作成し、送信しました。そうすると半日後から、シップ・マネージャーのWEB画面に変化が起き出します。
配送ルート
マラガからマドリード、そしてシャルル・ド・ゴールに移動し、パリからインドのデリーに、自分の足跡を追うようなルートでしたが、広州を経由し、成田に到着します。通関は1日で通過したものの、東京に到着する日は台風による影響があり、江東区の同社のロジセンターへの到着の遅延が発生、最後は宅配ボックスに入れていただきました。
配送自体は台風の遅延があったのもあり、4日間で到着しました。結局、事態判明から自分の判断と理解不足のため、10日間ほどかかってしまいましたが、何とか取り戻すことができました。
費用
費用はプライオリティ料金が13,750円で、割引がなぜか138円あり、燃油サーチャージが2,450円かかり、トータルで16,062円かかりました。忘れなければ、もっとプレミアムポイントを獲得できたとも言えます。
到着後に再度、千葉から連絡があり、インボイスを送付してほしいとのことで、前回、送信していますが、指示通りに送信し、翌月のカード明細に掲載されていることを確認しました。支払いサイトは結構時間がかかるようです。
海外での忘れ物を取り返すポイント
世界中に知人がいれば、その人を頼り、回収して送ってもらい、実費プラス何かで埋め合わせすることができますが、そうでない場合は、以下の方法もあります。
忘れた場所の認識と確認
ホテルなどは顧客商売なので、きちなとしたホテルであれば保管しているので、回収方法は顧客の指示に従ってくれます。
国際間での着払いサービスをチェックする
日本ではFedExが有名で且つ、信用できる業者であり、リモートピックアップサービスを利用するのが最善と言えます。
ネットよりも電話の方が最速
世の中ネットで完結できるようにも思えますが、国際間の着払いでは、必ずしもそうでもなく、電話でコールセンターとやり取りした方が早かったと言えます。困ったら、電話で生の声でやり取りするのが良いと言えます。
最後に
これまで、海外で忘れ物をしたことがなく、まさかスマホを忘れるなどということは想定していませんでしたが、実際、体験してみると結構動揺するものであります。かかった費用を考えるとそのままにしても良いと思いましたが、パーソナルデータが漏洩するのも気になったため、我を忘れて、取り戻したのは苦い経験と言えます。貿易など手慣れている人にはあたり前のことかもしれませんが、ある意味でいい経験でした。