ブリュッセル空港にあるダイヤモンドラウンジを利用しましたので、お伝えします。
ロケーション・アクセス
ブリュッセル空港はセキュリティチェックの後にシェンゲン国フライトと非シェンゲンフライトでターミナルが分かれているようであり、うっかりパスポートコントロールを過ぎてしまい、シェンゲン国フライトターミナルにあるブリュッセル航空のラウンジに行くのを忘れてしまいました。まあ、戻れば行けそうですが、説明が面倒そうなので、出国エリアのダイヤモンドラウンジ一択となりました。
ラウンジからは抜けた景色はありませんが、通路の途中には抜けた景色ビューもあります。新しいのか古いのかよくわからない同空港ターミナルであります。そして、ブリュッセルを感じさせるのか、エチオピア航空のB787が奥に見えます。
ラウンジは搭乗口のワンフロア上にあります。ワンフロアだけでありますが、エレベータが複数あります。
エレベータを待つのが面倒くさい人には階段も目立つところにあります。螺旋階段と少しおしゃれでありますが、荷物があるとやはりきついです。
ダイヤモンドラウンジへの動線はこれ見よがしにペイントされています。ANAダイヤモンド会員しか利用できないのかと思ってしまいます。
同ラウンジはブリュッセル空港株式会社が運営しており、指定航空会社の利用者が利用できるほか、年会費またはワンタイムの費用を支払い利用することができます。年会費は295ユーロであり、ワンタイムの場合は37.5ユーロとちょっと高めであります。長距離国際線フライトの時は重宝でありますが、非シェンゲンで短いフライトでは空港内にあるバーとかのほうが良さそうであります。
ANAマイレージクラブの場合は、SFC以上の上級会員、成田行きのビジネスクラスの利用者が利用できます。
ラウンジ受付は意外と不在のことが多いですが、どこからか見えるのかすぐに来てくれます。プライオリティパスのサインはなく、プライオリティパスのサイトでも同ラウンジアクセス可能と記載されていないので、プライオリティパスではアクセスはできないようです。
ラウンジレポート
全景・レイアウト
同ラウンジは空港のゲートによくあるように、縦長な間取りであります。縦長をうまく活用しているのか、テーブルブースがあったり、窓側に向いたカウンター席があったりと多彩であります。
カウンター席とソファ席と組み合わせており、最近の設計であります。トイレにつながる動線は通路を広めにしていたりと結構考えられています。
カウンター席は飛行機が見えるのですが、あまり人気がないようです。ぱっと見コンセントはありませんが、足元にあったりします。ケーブルが短いと届かなそうです。
こちらは端のところでありますが、リラックスできそうな低めのチェアとテーブル席が多いエリアです。奥にあるため、存在を気づかない人が多いのか利用者はまばらであります。
最近のテレワークを意識したようなブースもあります。一人旅ではこうしたブースのほうが便利かもしれません。デスクトップは広く、コンセントも上にあるので便利であります。
本格的なビジネスブースもあります。壁がフェルトで囲われており、ZOOMなどの会議でも音が割れないようになっています。椅子は長時間向きではありませんね。
コンセントはユニバーサル使用ではなく、ヨーロッパの豚鼻使用であります。ポートが充実しています。また、LANケーブルポートもあります。もちろん、Wi-Fiも無料であります。
窓からはANA232便がみえます。ラウンジの真下であり、すぐにアクセスできました。ANAは海外空港では立地的に良いゲートの使用が多く便利でありますが、運賃に転嫁されているのか気になるところであります。
搭乗ブリッジは海外らしくL2のみであります。
フード・ドリンク
冷製のサラダやハム・チーズは結構充実していますが、葉物の生野菜などは少なめであります。キヌア・リーブス?が混ぜられたサラダ多めであります。
ホットミールは下真ん中がチキンのトマト煮であり、あとは小麦系のホットミールが多めであります。左上はペンネであり、ラウンジの王道であります。
一方でドリンクは充実しています。冷蔵庫にワインなどが整然と収納されています。自分の家がこれだったらと思ってしまいます。白で5種類くらいあります。
フランスやドイツが近いからなのか、ラウンジとしてはかなりおいしいワインがそろっています。ついつい飲みすぎてしまいます。チャンギ空港やパースとも違い、寒いこともあってか、ワインがキリリとしています。
もちろん、ベルギービールはサーバーから注げます。残念ながらラウンジにはムール貝はありませんでした。
数杯飲むと食欲が湧いてしまい、サラミと鶏肉を食べてしまいます。飛行機で食べるため、これぐらいにしておきます。
チェーサーの水もミントとレモン入りであります。なかなか上品なラウンジであります。
シャワールーム
ラウンジの一番奥にトイレとシャワーがあります。モダンな雰囲気が漂います。
トイレとシャワーの数はそれほどなく、待たされるかと思いましたが、受付に行くとすぐに利用できました。最近改装したのか、海外にしてはとても綺麗であります。
トイレは広く、こちらもモダンであります。コンクリート打ちっぱなしな感じですが、佐賀空港のラウンジのような質感であります。
さすがにバスタブはありませんが、ハンドタイプのシャワーがありあり、水流、水捌けともに差支えはありませんでした。
アメニティはバスタオルとハンドタオル、シャンプー兼ボディソープ、歯ブラシセットと剃刀とラウンジのシャワールームとしては充実しています。
さすがに有料で会員を募っているのか、先進国ということなのか充実しています。
最後に
航空会社ラウンジでなく空港会社運営のブリュッセル空港・ダイヤモンドラウンジでありますが、改装してから時間が経過していないためか、とても綺麗で合理的なレイアウトとなっています。加えて、ワインなどのドリンクは充実しており、航空会社ラウンジ以上な感じもしました。
ブリュッセル中心部からのアクセスが便利で且つ、鉄路でも空路では欧州各地に便利なブリュッセルであり、ANA便の運航数が増えないかなと思ってしまいました。
